28話 泣き虫
俺は変な声を上げているそれを、しげしげと観察する。
さっきまでそこになかったはずの、小柄で丸い背中があった。座って丸まってるから全体はわかんねぇが、少なくとも【幻覚】のチビより小せぇな。
俺が蹴飛ばしたにしてはそれに対する反応がなく、ガチ気味の嗚咽を漏らすだけで、こっちに気づいた様子はねぇ。
膝を抱えた体育座りをしてるみたいで、体格はよくわかんねぇが、声音からして女だな。会長と比べても妙に長い真っ黒な髪が地面に散らばっており、なんかホラーで出てくる女幽霊を思い出す。泣いてっし。
黒髪の時点で日本人だな~、とは気づいてたんだが、いつの間にここに現れたんだ?
俺は朝から、結構な時間この場所を走り回ってたはずだが、こんな女なんて一度も見たことがねぇ。
しかも、けつまずいたと思った箱らしき物体も近くにねぇし。
あるのは訓練場の隅で混乱する俺と、壁に向かってひたすら泣きじゃくる幽霊のみ。
…………あ~。
ネガティブが突き抜けて、ついに俺もこの世のものじゃねぇものが見えるようになったか~。
今夜の【普通】解除で、『霊視』とかいうスキルを取得しちまったら、どうすっかな~?
スキルって何でもありだし、起きそうで怖いわぁ~。
この世界、医者の専門で精神科とかあんのかねぇ?
俺、今猛烈にそっち方面に助けを求めてぇわ。
ネガティブ突き抜けっと、こんな境地に達するんだな~。
「ぐじゅっ! うえぇぇぇ、ひぐっ! う、あっ、ああぁぁぁ……」
と、現実逃避をしてみたはいいものの、ガチ泣きが止まらない幽霊は俺に気づく様子がねぇ。
抱えた膝に顔をうずめ、くぐもった泣き声を上げるだけ。
正直、俺の手に余るわ。
「あ~、……どうした?」
少しの間葛藤して、それでも最終的に声をかけることにした。
本来なら即行無視して訓練に戻るのが正解なんだが、さすがにこうも泣いてる女を放置して運動するほど、図太い神経はしてねぇもんで。
後は、俺の心情も後押しして、だな。
ただでさえネガティブになってんのに、近くで盛大に泣き喚いている奴が居てみ?
元々あった鬱っぽい気持ちが、さらに沈んでくるっつの。
ってことで、気は進まなかったが、俺の精神衛生上放っとくこともできず、幽霊の隣に座って声をかけてみたわけだ。
「ぐじっ! …………ぇ?」
すると、ようやく俺の存在に気づいたらしい幽霊は、顔を上げて俺に振り返った。
……うっわ、涙と鼻水でぐっちゃぐちゃじゃねぇか。いつからここで泣いてたんだよ?
目元も鼻も真っ赤になってっし、後ろ髪と同じく長い前髪も、涙とかのせいで顔に張り付きホラー感が五倍増しくらいになってんぞ。
「とりあえず、顔拭け。紙の質は最悪だが、水気くらいはとってくれんだろ」
スダレみたいになった前髪の奥で目を丸くしている幽霊、……めんどいな、貞子でいいか。
その貞子に、俺は小さく切り取ったメモ用の紙を手渡そうとした。
本当は日本製のハンカチとかあったらよかったんだろうが、生憎男の俺にそんなもんを持ち歩く習慣はねぇ。
たとえ持ってたとしても、異世界にきて四ヶ月も経ってんだ。
汚い・臭い・ぼっろぼろの三拍子揃った、どこに出しても恥ずかしい布切れになってるだろうしな。
ちり紙代わりのもんを持ってただけでも、俺にとっちゃ奇跡だよ。
「……ぇ、……ぁ、……ぅぅ……」
「…………はぁ、ちょっと我慢しろよ?」
だが、貞子は一向に俺が差し出すごわごわちり紙を取ろうとしねぇ。
突然のことに混乱してんのか、ごわごわちり紙に抵抗があんのか、そもそもが引っ込み思案なのか。
喉の奥で小さなうめき声を上げるだけで、俺から視線を逸らして狼狽えてばかり。
埒があかねぇと思った俺は、一言断ってから貞子の顔を拭いてやることにした。
紙の質が悪ぃのはわかってっから、なるべく痛くならないように拭いてやる。
顔は女の命らしいぜ? 情報ソースは妹とか母親とかだな。
ま、女から言わせれば、女の命なんてごまんとあるんだろうから、そう気にすることでもねぇかもしんねぇけど。
で、貞子が嫌がった表情や声を上げれば加減もわかったんだが、なすがままにゴシゴシやられてるだけ。
文句がねぇなら問題なしと判断し、とりあえず顔や服についてた涙と鼻水をメモ紙で取った。
メモはそこそこの量を持ってたんだが、八割以上はなくなっちまったよ。
ちなみに、貞子の肌は温かかった。
少なくとも、ガチ幽霊じゃねぇっぽい。
「ん。これですっきりしたか?」
「ぇぅ……」
使用済みのちり紙はくっしゃくしゃにしてそこら辺に捨て、改めて貞子に視線を送る。
すると、貞子の印象が一変していた。
ホラー感満載だったひっでぇ顔は、よくよく見てみるとかなりの美少女ぶりを発揮していた。
今まで出会ってきた日本人は目鼻立ちがはっきりして、気性もやや強めだった。
対して貞子は、単純に外見も、仕草から何となく察せられる内面も、ガラス細工のように透き通った印象が強い。
それぞれのパーツの主張は控えめなんだけど、配置バランスが絶妙に整っていて、ぽかんと口を開いたままでもかわいさが損なわれてねぇ。
褒め言葉かどうかわかんねぇけど、アニメキャラのフィギュアみたいな顔?
純粋っつうか、純朴っつうか、守ってあげたくなるっつうか…………。
忌憚ない俺の意見を一言で言っちまえば、『幼児』っぽい。
庇護欲をかき立てられる貞子の印象は、それに尽きた。
しかし、なんだろう、この気持ち?
リアルホラーから立ち直らせたら美少女って。
恋愛マンガとかでよくある、地味メガネキャラがやるイメチェン並の、顔面詐欺にあった気分だ。
「ぁ……、ぅぁ……、ぇっ……、ぅぅ……」
じーっと顔を見られていたのが気になったのか、貞子は一気に顔を紅潮させて俺から顔を背けた。
で、文句でも言おうとしてたんだろうが、言葉がボソボソすぎて何言ってんのかさっぱりわかんねぇ。
多分、病気レベルの人見知りだな、こりゃ。
どんだけ口下手だよと思わなくもないが、俺も視線を壁に向ける。
「無理すんな。言いたいことがあんなら、まず落ち着け。んで、ゆっくり考えて、言いたいことが纏まってから、喋ればいい」
ちら、と上を見れば、太陽の位置関係的に時刻は正午前、ってところか。
だったら、メイドが呼びにくるまで、時間はたっぷりある。
それに、どうせ体力づくりをしていたところで、一日二日でステータスに変化があるわけじゃねぇんだ。
かなり長めの休憩だとでも思えばいい。その間に、『省活力』で体力もたまるだろうしな。
そう思って、俺は足を投げ出してそのまま空へと視線を固定した。
俺や貞子の心境とは違い、今日はどこまでも雲のない快晴だった。
空は青く、燦々と降り注ぐ二つの太陽は憎らしいほどに眩しい。
……そういや、異世界召喚に巻き込まれてからずっと、空なんてゆっくり見上げたことなかったな、俺。
それだけ余裕がなかったってことだし、実際余裕なんてねぇ。
ずっと、上も下も横も後ろも見ないように、前だけを見据えて突っ走ってきた。
他の奴らがずっと前に行っちまっても、俺はひたすらもがいて進もうとしてきた。
それでも、俺以上の早さで後ろから迫る、人生の道を崩壊させる奈落。
俺の足掻きをあざ笑うように、じわじわと、俺の背後にぴったりとついてくる。
いつでも飲み込めるはずなのに、そいつはなぶるように俺に真っ暗な底だけを見せてきやがる。
俺の抵抗が力尽き、俺が自分から落ちることを望むように、終わりの口だけをぽっかり開けて手ぐすねを引く。
そんな、俺のスキルと無駄に豊富な妄想力が、俺の現状を的確に示した情景を、いつも脳内に映していた。
だから、休もうなんて考えれられなかった。
立ち止まるのが怖かった。
余所見をするのが恐ろしかった。
少しでも、『今』から目を逸らしたりしたら。
そこで、俺という存在が、居なくなる気がして。
「……あ、……の…………」
どれだけぼーっとしてたのか。
影の形が変わるくらいまでそうしていたら、貞子はようやく人語を話し出した。
「あり、が、と…………」
「……気にすんな」
何に対してかは知らんが、感謝の言葉を述べた貞子に、俺は素っ気なく返す。
だってそうだろ?
俺がちょっと貞子の世話を焼いたのは、貞子のためじゃねぇ。
泣きじゃくる貞子を意識するのが嫌だと思った、俺のためだ。
いわば、俺の自己満足。
感謝される筋合いはねぇし、素直に受け取る資格もねぇ。
こいつがどんだけの勇気を振り絞って伝えた感謝かはわかんねぇが、俺がそれを受け取るわけにはいかねぇ。
かといって、それを直接伝えちまえば、貞子はまた落ち込んで泣くんだろう。
だから、誤魔化した。
貞子と顔を合わせず。
上を向いて。
目を閉じて。
聞いているようで、聞いていない態度を取った。
「…………ぇへへ」
そんな俺の無愛想な返事に、何を感じたのか。
貞子は、小さく、不格好に、それでもはっきりと、笑った。
俺に響かなかった感謝は、発した貞子には響いたらしい。
照れくさそうに、満足そうに、小さな笑い声を漏らした。
お互いを見ているようで見ていない、自分の慰め合い。
二人でいるだけの、自己完結した心の整理。
無関心でも、馴れ合いでもない、奇妙なやりとり。
それでも、少なくとも。
何かに泣きまくっていた貞子は。
ほんの少しは、救われたようだった。
「…………くくくっ」
だったら、それでいい。
自然と喉から漏れる笑みは、後ろ向きな喜びだ。
俺が『無駄』なんかじゃ、『いらない』ものなんかじゃ、なかった。
そんな『ありえねぇ』ことを、わずかでも感じることが、できたんだから。
「はははっ……」
「ぇへへへ……」
決して健全じゃない笑みが、俺たちの周りを踊った。
ほんの少しの風に紛れれば消えてしまう、小さく儚い笑い声。
それも、短い時間で沈黙へと変わる。
でも、もうこの空間に、気まずさはなかった。
「あの……」
「……ん?」
今度はそう時間をかけずに、貞子は俺に声をかけてきた。
返答を待つ、という意味だけの吐息を聞かせ、貞子の言葉を待った。
「わたし、の、【結界】、どう、したの……?」
途切れ途切れの言葉を拾い、意味を探って言語化したのが、この台詞だった。
【結界】?
俺に心当たりはなかったが、それが貞子の持つスキルであり、ずっと俺に気づかれなかった理由だったのかもしれねぇな。
「さぁな。俺にゃ、わかんねぇよ」
だが、当然俺に【結界】の心当たりなんてあるはずがねぇ。
たまたまけつまずいた先に貞子を見つけただけで、スキルをどうこうした覚えはねぇ。
特にとぼける必要もなく、俺はゆっくりと事実だけを伝えた。
「そう…………」
納得したのか、してねぇのか。
貞子はそれきり、また口を閉ざしたようだった。
俺もまた、無駄に言葉を繋げようとせず、時折吹き抜けるそよ風に身を任せた。
今の季節は、おそらく夏頃。
俺たちがこの世界にきた時が、ちょうど春先だったらしい。
そういや、召喚された日の地球も、二年生が始まってすぐの頃だったな。
日に日に日差しは強くなり、少しでも動けば汗で服がベトベトになるようになった。
でも、ここは訓練場の端。
すでにかなりの時間が流れていて、日の位置がずれたために、ちょうど日陰になっていた。
日本の夏のような蒸し暑さはなく、乾燥した空気が心地いい。
たまには、こうして無為に時間を過ごすのも、悪くねぇのかもな。
俺は、一人のような二人のような、不思議な時間を楽しんでいた。
「あの、えと、その……」
すると、しばらくしてから、また貞子は唐突にどもり始めた。
何か伝えたいことでもあるんだろう。
今度は相づちもせず、俺は貞子の言葉をじっくりと待った。
「わたし、怖い、んです」
「ああ」
「人、とか、魔物、とか、魔王、とか、戦う、とか、……死ぬ、…………とか」
「……そうだな」
「でも、みんな、戦う、って。カツくんも、頑張ろう、って、守る、から、って、言ってた」
「……そうか」
「いつの、間にか、みんな、魔物と、魔王と、戦うの、が、当たり前、に、なってた…………」
「……おう」
ぽつりぽつりと紡がれる独白に、俺は生返事っぽい言葉で聞いていた。
そうか。
少なくとも、今この王城にいる日本人は、ほとんどが戦うことを選んでいるのか。
いつもならそこから、俺が生き残るために日本人への考察で思考が飛ぶんだろうが、そんな気分にならねぇ。
また黙った貞子の続きを、俺はどこまでも気が抜けた状態で、待った。
「でも、わたし、は、怖い……」
それは俺も同じだ。
「戦うの、も、争うの、も、怖い。死ぬのは、もっと、怖い…………」
貞子や俺だけじゃない。
そんなこと、誰だってそうだ。
「でも、みんな、戦う、から、わたし、も、戦わなきゃ、いけない…………」
俺はずっと独りだったから、それはわからねぇ。
俺は、たとえ独りでも、戦わなきゃ、すぐに死んじまうんだからな。
でも、貞子の周りには、確かにあるんだろう。
集団として、周囲の意向に逆らえない、圧力が。
「逃げたい、のに、みんな、ダメ、だって、いうん、です。いつも、わたし、の、味方、だった、カツくんも、『頑張ろう』、って、『守るから』、って、いったんです」
『頑張ろう』に、『守るから』、か。
カツくんとやらがどんな奴かは知らねぇが、随分と酷なことを言う。
裏を返せば、『俺もやるから、お前もやれ』って言ってるようなもんだろ?
激励の言葉を使った、意見の押しつけに他ならねぇな。
「わたし、は、嫌、なんです。ドジで、ノロマで、意気地なしで、臆病で……。だから、戦っても、負ける、のは、目に、見えてる、んです。で、も……、負け、たら、死んじゃう、んです、よね…………?」
次第に、貞子の声にはまた、涙が混じってきた。
貞子のすすり泣く声が、耳朶を打つ。
疑問で言葉を切った貞子だったが、答えなんて最初から気づいているんだろうな。
敗北と自分の死が、イコールで結ばれてる、ってことくらい。
「怖い、っ! 怖いんですっ!! こんなこと、したくないのにっ!! したいなんて思わないのにっ!! 死んだりっ、死なせちゃったりっ!! そんなっ!! でもっ、そうしなきゃ、わたしが死んじゃうからっ!! 逃げることもっ、できなくてっ!!」
ぶり返した恐怖で、戦慄く体を奮い立たせて、貞子は叫ぶ。
静かだった泣き声を叫声に変えて。
自己主張できず、周りに無理矢理引きずられる形で、ここまできてしまったことに怯えて。
誰にもいえなかっただろう、押し殺していた本音をぶちまけた。
「わたしっ!! いやだっ!! こわいっ!! もうっ!! やだっ!! やなのっ!! ふっ、ふううううっ!! ううううううううううっ!!!!」
一度決壊した貞子の心のダムから、あふれ出してくるのはただただ悲痛な思いだった。
恥も外聞もなく、次々と吐き出される、強く大きな拒絶の意思。
同時に、貞子の吐露は、今の俺にとってももっとも身近なものでもある。
それは、『死』の恐怖。
もっとも原始的で、根源的な動物的本能。
危険を遠ざけ、戦いを知らずに育った日本人が、大幅に欠けているもの。
貞子を苛んでいるのは、他人なんかじゃどうしようもない、『死の不安』という名の【魔王】だ。
おそらく、【勇者】である会長でも倒せない、貞子に巣くう最凶最悪の『敵』。
ずっと、恐怖を誤魔化し睨みつけてきた俺とは違い。
貞子は、自分の正面に立つそいつに、耐えられなかった。
でも、後ろを見れば、大勢で控えている同じ境遇の『異世界人』たち。
戦うことを決め、戦うことを押しつけて、逃げ場所に壁を作った『仲間』。
逃げ出したいのに、逃げられない。
それでも、真正面にいるそいつに立ち向かう勇気は、どうしても出なくて。
貞子は、『敵』と『仲間』の狭間で、ずっと、泣いていたんだろう。
信頼していたカツくんとやらにも、理解してもらえなくて。
助けてもらいたいのに、その手が導くのは『敵』へと向かう道しかなくて。
どうしてもその手を取れず、宙ぶらりんのまま。
独り。
大声を上げて。
誰にも気づいてもらえない涙を。
流し続けていたんだ。
「ひぐっ! ……ぐずっ! ……ふっ、ぐぅ…………っ!」
そろそろ日が西に傾き始めた頃。
貞子はようやく、涙の勢いを緩めた。
俺はその間、何もせずに、ただぼーっと、空を見上げていた。
だって、どうしたって、俺の言葉なんかじゃ、貞子には何の慰めにもならないんだから。
『死』との向き合い方が、俺と貞子じゃ、全く真逆だ。
俺はやせ我慢と虚勢で正面から喧嘩を売り。
貞子は全力で背中を向けて逃げ出したがっている。
見据える方向も、向かう進路も、正反対。
そんな俺の言葉が、貞子に届くはずがねぇ。
だから、俺は口を噤んだ。
噤むしか、なかった。
「…………あのよぉ」
でも、少しだけ。
「…………ぇ?」
俺と同じ恐怖を知る貞子に、声をかけるとしたら。
「俺、思うんだけどさぁ」
これくらいしか、思いつかなかった。
「…………ぅん」
だから、伝えよう。
「本気で、嫌なんだったら……」
それがたとえ。
「逃げても、いいんじゃねぇか?」
「……………………ぇっ?」
ただの現実逃避だったとしても。
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名前:平渚
LV:1【固定】
種族:日本人▼
適正職業:なし
状態:【普通】▼
生命力:1/1【固定】
魔力:0/0【固定】
筋力:1【固定】
耐久力:1【固定】
知力:1【固定】
俊敏:1【固定】
運:1【固定】
保有スキル【固定】
【普通】
『冷徹LV10』『高速思考LV10』『並列思考LV10』『解析LV9』『詐術LV9』『不屈LV10』『未来予知LV8』『激昂LV10』『恐慌LV10』『完全記憶LV9』『究理LV9』『限界突破LV10』『失神LV10』『憎悪LV10』『悪食LV10』『省活力LV10』『不眠LV10』『覚醒睡眠LV10』『嫉妬LV10』『羞恥LV10』『傲慢LV10』『無謀LV10』『麻痺LV8』『過負荷LV10』『失望LV10』『弁駁LV10』『気配察知LV5』『魔力察知LV5』『歓喜LV10』『抱腹絶倒LV10』『安堵LV10』『教授LV10』
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