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主人公スキルまとめ

 読者様からいただいた感想の中に『主人公の能力の一覧が欲しい(意訳)』というお声を受け、ちょっと書いてみました。


 内容は簡潔にまとめたつもりですが、作者の悪い癖かくどい印象が抜けない……。


 その上、設定まとめが苦手なため途中で遊びを入れてしまう始末。


 作者的に割と適当な仕上がりになってしまいましたが、興味がある方は覗いてみてください。


(追記

 一度4章途中で公開した内容をそのまま移動し、再掲載しています。

 未読の方には、若干わからない部分もあるかもしれませんが、ご容赦ください)


平渚ヘイト・使用スキル一覧


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【普通】

 何もかもを【普通】にする。

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 基本効果

・『普通』の強制。『普通になる』のではなく『普通にする』。ステータスにおけるレベル・種族・心身の健康状態・能力値・スキルなど、すべてが発動時点で【固定】されることも含む。


・『普通』は絶対不定な概念である(確固とした定義が存在しない)ため、使用者の種族(【日本人】or『異世界人』)や生い立ちなどの多様な条件で能力が変化。


・『異常』の感知。『普通』とはいえない状態(渚の場合、多くは他人からの『敵意』)を強く浮き彫りにし、距離に関係なく認識させる。ただし、効果は使用者に向けられたものが対象であり、他者から他者への『敵意』などは適応外。


・効果は常時発動し、スイッチを切り替えるように任意でオン・オフが可能。また、スキル操作の向上により部分展開も可能となった。その際、わずかな範囲でも【普通】を展開していれば、ステータス上は【普通】状態と判定される。


・直接接触により他の対象へ【普通】を付与できる。ただし、効果解除後の再発動にはまた対象に触れる必要がある。つまり、【普通】単体における付与効果は使い捨て。(《同調》の併用でこの問題は解消される)


・外見的特徴や印象など、容姿における個人特定に必要な情報の認識阻害。種族(【日本人】or『異世界人』)により、他者からの見え方が変化する。


・???(未登場効果)


・???(未登場効果)


【日本人】特有効果

・ステータスを【日本人】(=平渚本来のステータス値)で固定。なお、能力値はそれぞれ小数点以下切り上げで表記。(異世界基準ではかなり低水準な超虚弱体質)


・外見が『特徴がない容姿』か『のっぺらぼうの仮面』のように見え、『普通な男』としか認識・説明できなくなる。ただし、相手が知己であれば『普通な男』という認識が強く印象づけられるため、逆に個人を特定する情報となる。

 ちなみに、『特徴がない容姿』はすれ違いざまなどで覚える印象であり、長く観察すれば出てくる『のっぺらぼうの仮面』は異世界における【日本人】の認知度が皆無で『平均顔』が存在しないため。

(《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》による印象操作で他者には『イセア人』と認識させているが、厳密に言えば『イセア人』に見えているわけではない)


・【日本人】における種族的共通認識である『普通』の強制。

 例…地球に『魔力』は存在しない(少なくとも科学的に立証されていない)。

 →『魔力』は『存在しない』と定義される(『魔力』に関連する事象を含めた全てが『存在しない』扱いとなる)。

 →異世界、空気薄っ!?(大気中の魔力も『存在しない』扱いであるため、その分だけ窒素や酸素などの大気中に含まれる物質の濃度が薄まる→そして酸欠へ)


・他者へ付与した場合、種族が【日本人】に改変され、状態が【普通】という表記で統一され、能力値が渚と同じ値に、スキルが【普通】のみに【固定】される。

 渚の任意で特定ステータスのみを【普通】状態とする事も可能。実際に1章でフロウェルゥ(渚(いわ)く『ワンコ』)の魔力のみに使用したが、魔力があって当たり前の異世界の生物にとって『魔力0』は心身ともにかなりキツい状態。

 ただ、恩恵として上記【日本人】における『普通』の強制効果により、魔力的な干渉を無力化できる。3章でボスドラゴンに仕掛けた『ドラゴン空爆』が好例。もちろん、部分的な肉体付与であれば、該当個所のみ効果を発揮。


『異世界人』特有効果

・ステータスを『異世界人』(=『異世界人』全員のステータスから計算した『平均』能力値)で固定。なお、能力値は他の『異世界人』の成長とともに常時変化。


・外見が『特徴がない容姿』か『大勢の人間の表情を重ねた顔』のように見え、『普通な男』としか認識・説明できなくなる。ただし、相手が知己であれば『普通な男』という認識が強く印象づけられるため、逆に個人を特定する情報となる。

 ちなみに、長く観察すれば認識できる『大勢の人間の表情を重ねた顔』は平渚ヘイトを含む『異世界人』全員の顔を合成した『平均顔』であり、実は中性的な美形。とはいえ、どこか(いびつ)さや違和感も感じられるためこの顔ではモテない。


・???(未登場効果)


 余談・スキルイメージ

・初期メンバー(?)であることもあり、基本スタンスは責任感が強く献身的で健気に尽くすタイプ。一方、やる気が空回(からまわ)って虚弱体質にしたり酸素薄めたりと、割とシャレにならないレベルのポカをやらかすドジっ()属性(??)アリ。見た目は日本人的な意味で平凡。

「私は異世界召喚に巻き込まれてから、ずっとマスターのそばにいたからね。今のマスターがあるのは、私のサポートがあってこそだよ! え? ……く、苦労したのは私のせいじゃないもん。…………ホ、ホントだもん!」(大量の冷や汗と涙目での主張)




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《限界超越》

 あらゆる限界をなくす。レベルにより個体限界能力を超えた能力行使を可能とする。LV1につき100%の補正がかかる。任意で発動可能。状態が疲労以上など、特定条件下では自動発動。特定条件下でレベル補正以上の力を引き出せる。ただし、上限以上の力を発揮した場合、相応の反動を負う。レベルによりあらゆる苦痛に対する耐性を得る。ただし、補正の許容限界を超えた干渉を受けた場合、相応の反動を負う。スキルを対象にすることも可能。

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 基本効果

・効果と反動、両方が激ヤバなドーピング式リミッター解除。


・レベルにより許容限界が変動。最大で肉体保有能力の10倍までなら反動がない。


・任意発動の他、火事場の馬鹿力などに代表される窮地の状況に陥ると自動発動。


・苦痛耐性は『我慢できる』だけであって苦痛が『消える』わけではない。要するに、痛いものは痛い。


 余談・スキルイメージ

・いつも余裕の笑みを浮かべて隣に並ぶ女性トレーナー(?)。トレーニングウェアとポニーテールがチャームポイントのシックスパック。体を酷使した所持者にヤバいドーピング薬(違法or脱法)を差し出す鬼畜トレーナー(??)として、スキル娘の間では有名。『限界は終わりじゃない、始まりだ!(=死力を尽くして死ね)』が座右の(めい)

「頑張れー! もうちょっとだよー! (所持者倒れる)……はい、これでもうひと頑張りしよ? え? これ? 消化吸収によくて、即効性のある強力な手作りエナジードリンクだよ! 副作用は地獄を見るけど、()けるところまで()ってみようよ!」(邪気のないとてもいい笑顔)




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機構(ステータス)干渉》

 ステータスシステムに直接干渉できる。レベルにより操作範囲が拡張される。LV1につき操作可能項目が拡張される。特殊上級スキル。個体レベル上昇におけるステータス値ボーナスの分配が任意で可能。状態を任意で変更可能。一定のルールに基づき、スキルの取得・削除を任意で設定可能。個体適性に関わらず、スキルの取得が可能。ただし、適性外スキルを取得する場合、本来の効果の一割しか力を発揮できない。その他、レベル依存でステータスを任意で操作できる。

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 基本効果

・ステータスの個別項目を自由にいじれる。基本的にはスキルに関する記述が目立つが、レベル上昇で各能力値も改竄(かいざん)可能。


・ステータス内では表記されない『一定のルール』が存在し、ステータスを制限なしに改竄(かいざん)できる訳ではない。

 例…《限界超越LV1》を削除し、新たなスキルを取得したい場合(あくまで目安)。

 →ユニークスキル:取得不可。なお《機構(ステータス)干渉》でのユニークスキル削除も不可。

 →特殊上級スキル:取得不可。高レベル上級スキルの複数削除で、可能性はある。

 →上級スキル:《限界超越LV1》と同じかそれ以下の効果があるスキルは取得可能。

 →中級スキル:『限界突破LV10』と他中級スキル1個、もしくはそれと等価値と見なされた条件で取得可能。

 →下級スキル:「○○LV10」の下級スキル約11個、もしくはそれと等価値と見なされた条件で取得可能。


・ステータス改竄(かいざん)で取得したスキルの内、対象者の適性にないスキル取得は恩恵が1割程度しか受けられない。また、適性そのものを改竄(かいざん)することもできない。


 余談・スキルイメージ

・他のスキル娘(?)とは一切絡まず、自室(??)でひたすら自作パソコンのキーボードをたたいている引きこもり。《同調(シーラ)》姉さん(?)が引いたネット回線を介して個人情報ステータスに無理矢理侵入し、情報をデタラメに書き換える悪質ハッカー。普段着はパジャマで発育不良。

「《機構干渉(ステラ)》ちゃーん! 《永久機関(トワ)》さんがご飯作ってくれたよー! そろそろお部屋から出てこないー?」(《同調(シーラ)》姉さん)

「部屋の外に置いといてー! ……《永久機関(トワ)》のご飯、あんまりおいしくないんだけど……仕方ない。ご飯の対価にネット銀行の預金残高のケタを億に改竄(かいざん)して、……これで文句は言わせないぞ、っと」(半眼の引きこもり)




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《奇跡》

 運命や因果を崩壊させる。レベルにより効果・範囲が拡張される。LV1につきほんのわずかに発動確率が上昇する。特殊上級スキル。ごくわずかな確率判定に成功すれば、本来あり得ない結果を引き寄せる。確率判定はスキルが自動で行う。任意発動不可。結果は善悪正否を問わない。効果対象はスキル所持者のみ。スキル所持者の常軌(じょうき)を逸するほどの強い思いにより、確率判定が成功しやすくなる。

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 基本効果

・あらゆるルールを無視して使用者の『希望』をかなえる。ただし、使用者の肉体的・精神的な能力を基準にした改変が対象で、ドラゴ○ボール的な願いは対象外(=ギャルのパンティはくれない)。


・《奇跡》発動機会そのものが人生で数度あるかないか、その上で成功確率がごくわずかであるため、前後賞込みの1等か外れの二択しかない宝くじのようなもの(もちろん、宝くじより確率は大幅に低い)。


・所持者の思いによる確率判定の補正もごくわずかであり、誤差のようなレベルでしかない。


 余談・スキルイメージ

・まるで宗教画の天使を思わせる外見と神聖な空気を放ち、『何が出るかな?』的なデカいサイコロを持った激レア娘(?)。ただし、六面はすべて『はずれ』で『あたり』は立方体(サイコロ)の頂点。つまり本性は微笑みの天使ではなく、「当てれるもんなら当ててみ?」と嘲笑浮かべた上から目線のドS女王様(??)。

(わたくし)の視界に入ることができるなんて、相当な幸運の持ち主なのね。さあ、このサイコロであなたの運が本物か、試してみなさい。……え? 詐欺? 何を言うかと思えば、『あたり』が存在するだけ寛大なお遊びじゃないかしら?」(ゲス顔がデフォ)




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《明鏡止水》

 どんな状況でも無の境地に至る。レベルにより効果時間が延長される。LV1につき1分の維持が可能。《明鏡止水》を阻害する、スキル以外の要因を完全に排除する。思考系スキル使用に大幅な補正がかかる。思考妨害系スキルを無効化する。感情系スキルを無効化する。脳の情報処理能力に大幅な補正がかかる。理性と合理的思考のみが働き、感情の一切を停止させる。ただし、使用すればするほど感情が生じなくなる。

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 基本効果

・感情の排除と理性の最適化。感情が爆発する状態の対極であり、いわば理性が暴走している状態。


・精神に関する強力な防護機能が働く反面、感情に由来する機能が次第に麻痺していく。簡単に言えば、使う(たび)に人間性が死んでいく。


・レベル上昇はすなわち、通常時における『人間性の完全喪失』までのカウントダウンと同義。レベル上限に達した者は無感動となり、『生きるだけの人形』のようになる。


 余談・スキルイメージ

・ちなみに、渚は【普通】の影響、京(残念先生)は【再生】の使用で感情の停止を防いでいる。その他、一部ユニークスキルにしかデメリット解消の方法がない、諸刃の剣的スキルのため用法容量は計画的に。


・ハイライトが消えて濁った瞳と、常時崩れない冷静沈着さが特徴的なおかっぱ娘(?)。時々声をかけなければ(スキルを使わなければ)、「……死んでる?」と錯覚するほど正座のまま全く動かない生真面目っ()(??)。お声がかかると、少しだけ目に生気が宿る。着物の絶壁(つるぺた)幼女。

「…………(日常生活・スキル未使用)…………(戦闘開始・スキル未使用)…………(戦闘苦戦・スキル未使用)…………(戦闘佳境(かきょう)・スキル使用)…………あ、…………《明鏡止水(シスイ)》、おしごと、がんばる…………(むふー)」(目に生気が宿った瞬間)




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《神術思考》

 人智を超越した思考を得る。レベルにより思考能力が拡張される。LV1につき1世界の思考空間が拡張する。特殊上級スキル。思考速度を任意で延長・短縮できる。思考領域を任意で分割・自動化できる。スキル所持者の記憶を任意で再生・削除ができる。あらゆる情報を統合して未来予測演算ができる。未知の事象・現象・生態などをあらゆる手段から定義できる。ただし、思考の空き容量が少なくなると処理速度が低下する。

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 基本効果

・脳のスーパーコンピューター化。ユニークスキルを除く、思考系スキルの限界点であり極致。常人からしたら奇人・変人レベルを超えた、一周回ってアホな頭脳の持ち主になれる。


・記憶に代表される内的な情報処理のみならず、五感から得た外的な情報処理にも対応可能な、万能スパコン。料理の目分量から世界崩壊のカウントダウンまで、正確無比な計算精度が売り。非売品。


・莫大な思考容量を利用した超高度演算処理を可能とするが、スキルで可能な範囲とは別に『所持者自身』の情報許容量の限界も考慮する必要がある。

 例えるなら、風船(所持者の情報許容量)に空気(《神術思考》で利用する情報)を詰め込みすぎたら破裂する(脳死→廃人)ことと、理屈は同じ。つまり、『使える』ことと『使いこなす』ことは別問題という落とし穴。


 余談・スキルイメージ

・インテリ臭がスゴい瓶底(びんぞこ)丸眼鏡をかけた経理担当のOL(?)。ボサボサ頭とくたびれたスーツで、机の上に大量の書類とカフェイン飲料の残骸が散らばる労災認定可能(ワーカーホリック)系女子(??)。素顔は美人だが、コンタクトが怖くてつけれないため眼鏡を愛用。健康診断の結果、栄養失調と不整脈の疑いが……。

「え? ……はい、残業ですね。あ、はい、……タイムカードは定時につけます。明日は、朝四時から勤務ですか? タイムカードは九時から? ……わかりました、今日は会社に泊まります。……今夜は、30分以上、寝れるかな……?」(渚の職場環境イメージ)




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世理完解(アカシックレコード)

 世界の創世(そうせい)から終焉(しゅうえん)までの記録の閲覧許可を得る。レベルにより閲覧権限が上昇する。LV数に応じて、10段階に分かれた世界の記録にアクセスできる。特殊上級スキル。世界に登録されたあらゆる情報を閲覧できる。世界への情報登録は、世界にその事象が発生した時点から自動登録される。情報登録の抹消はなされず、情報は無限に蓄積していく。世界情報への閲覧許可を得るだけで、世界情報への干渉はできない。閲覧権限を上昇させるには、閲覧可能権限の知識すべてを把握すること。ただし、スキル所持者の過去・現在・未来の情報に関しては閲覧可能情報から抹消されている。(世界は単一ではない)

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 基本効果

・世界の歴史を記録した図書館の入館証。来場・閲覧が自由に可能となるが、図書館側で行う編纂(へんさん)や破棄など『記録への干渉』はできない。


・『閲覧権限』のイメージは優良会員特典。10階建ての図書館のワンフロア全部を読み切ったら、上層階へいけるシステム。ただし、随時リアルタイムで情報が更新されるため、追加される情報量を上回る速度で記録を読み込まなければクリアできない鬼仕様。


・一生かかっても読み切れない蔵書量が売り。渚には『異世界図書館』の隣に『地球図書館』も併設されており、一度で二度おいしいお得感がある。もちろん、『地球図書館』のフロア読破もレベルアップに必要な鬼仕様ですが何か?


 余談・スキルイメージ

・清楚でおしとやかな、いいとこのお嬢様(?)風司書。触れただけで折れそうなほど華奢な体格(??)とは裏腹に、鈍器レベルの伝記や歴史書を山のように積み上げて運べるほど力持ち。本人曰く「司書の仕事で身についた」そうだが、人の頭蓋骨なら潰せるレベルの握力はどう身につけたのか謎。ぴっしりスーツの均整のとれたモデル体型。

「こんにちは。獣人族の歴史に関する記述ですか? それなら、ここから20km続く本棚にある書物すべてになります。本棚の高さ? たしか、10kmほどでしたでしょうか? ……はい、その範囲の本棚10列分になります。あ、脚立(きゃたつ)、持ってきましょうか?」(スキルレベル上げの日常風景)




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魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)

 魂を侵蝕するレベルの訂正不可能な認識改変を行う。レベルにより侵蝕率が上昇する。LV1につき10%の補正を得る。特殊上級スキル。任意で発動する。スキル所持者の言葉・思想・価値観・認識などが対象のそれを塗りつぶす。必要条件は会話が成立すること。一度植え付けた認識は、スキル保持者が訂正するまで対象に残り続ける。対象は自他を問わない。ただし、生物であっても自我・脳・精神のいずれかがない対象には効果がない。

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 基本効果

・『洗脳』を極限まで悪質にした認識改変。ユニークスキルを除く、精神干渉系スキルの限界点であり極致。名前の通り、魂の()り方すら変質させられる最凶最悪なスキルの一つ。


・対象は『会話が成立する』程度の思考能力や知能を備えた『脳』を持つ生物。魔物など、相手が人語を扱えない場合でも『言葉を理解できる』なら有効。

 ただし、ファンタジーの代表格であるスライムやゴーレムなど、単細胞生物や自律稼働型人形といった『自我・脳・精神』が存在しない生物(疑似生物)には効果なし。


・使用には細心の注意を払う必要がある超危険スキル。『自分にも有効』であることから、『自分の発言』に『自分の精神』が汚染される可能性がある。【普通】など、ユニークスキル級の精神防御能力がなければ、本来の自我を維持することは不可能。


 余談・スキルイメージ

芹白(せら)(チビ)のユニークスキル【幻覚】との類似点が多いが、【幻覚】は『五感』、《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》は『精神』と、誤認させる対象に違いがある。


・色んな男を手玉に取る小悪魔JK(?)。かわいい系や清楚系にギャル系など、相手の好みを敏感に察知して容姿をころころと使い分けるカメレオン女優(??)でもある。現在は渚の近くにいる女性(ヒロイン)の真似をした当てつけコスプレがマイブームで、ウサミミをつけたクソコスプレもどきを実行中。恋愛観は初心(うぶ)なおこちゃま。

「え~? アイツと似てるとかマジおこなんですけど? ちょっとだけ口は上手いみたいだけど、あたしの方が断然スゴいし! 誰が相手でも骨抜きにできるから! 秒で!っつか、それっぽいこと言って知ったかぶってるガキと一緒にしないで不愉快だし!」(どうやら渚を一方的にライバル視している模様)




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《神経支配》

 神経系を支配する。レベルにより支配領域が拡張される。LV1につき10%の神経系を支配する。特殊上級スキル。任意で発動する。脳の入力・出力によって生じるすべての神経活動を支配できる。運動・免疫・感覚などの身体活動から、記憶・感情・思考などの精神活動まで、脳で行われるすべてが対象。支配領域となった部分は、スキル所持者の任意で操作可能。対象はスキル所持者のみだが、特定のスキルにより他者も対象となり得る。ただし、過剰な神経系の支配操作は脳に深刻なダメージを与える。

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 基本効果

・『脳』で発生する電気信号のやりとりを任意で操作できる。新陳代謝・反射行動などの無意識的な生命活動や、五感から得られる外部刺激の受信など、『脳』が行う活動すべてを掌握・支配する。


・本来の効果対象は所持者の『脳』に限定されており、『身体操作』における誤差をなくし精度を極限まで高める『身体強化系』スキルの亜種。

 基本は知覚・思考領域を得手としているが、代謝機能を利用した筋肉の活性化など『身体強化』っぽいことも一応可能。


・渚の場合《同調》との相性が最高(最悪?)で、他者の『脳』を直接操作することができる激ヤバスキルへ変貌。瓦礫を食べさせたり自爆特攻させたり心臓を止めたり自殺させたり、やりたい放題。


・ただし、『脳の支配』は途方もなく繊細で面倒くさい。厳密には『脳』で行われる『電気信号』を操作しているため、脳内に張り巡らされた神経細胞の位置や活動領域など、『脳内活動』のすべてを把握しなければ『支配』は難しい。

 例えるなら、ノーミスかつリアルタイムでプログラミングを行うイメージ。入力中に一文字でもミスったら脳機能障害が発生するほどデリケート。故に、対象が自身でも他者でも《神経支配》の使用は《神術思考》以下思考系スキルとの併用がほぼ前提条件。


 余談・スキルイメージ

・《神術思考(カミコ)》さんの同僚(?)で商品開発部。経理から横領したお金を使い、《限界超越(リミ)》さんと密かにタッグを組んでヤベー薬(合法(グレー))を開発中。ガリガリかつギョロ目の幽鬼じみた見た目から上げる哄笑(こうしょう)が完璧にイっちゃってる、マッドサイエンティスト気質。既婚者で二児の母(!?)。

「キヒャ! 《限界超越(リミ)》ったらドリンクに平気で違法薬物(ドラッグ)を仕込むんだから面白いわ。私ならアレとコレを入れて、キヒッ! キヒャヒャヒャヒャヒャ!! (赤ん坊の泣き声)……あら、ご飯の時間かしら?」(託児所に預けた子供の授乳に向かう)




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《精神支配》

 感情を支配する。レベルにより支配領域が拡張される。LV1につき10%の感情を支配する。常時発動時は『冷徹』の効果が維持される。他の感情は任意で発生する。感情系中級スキルを制限なく再現する。基本的なスキル規則は、感情系中級スキルに依存する。ただし、感情の方向性は不定である。また、効果は精神状態にかかわらず、支配領域内で任意に設定可能。効果終了後、発動の程度により精神状態は無に近づく。

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 基本効果

・感情系中級スキルのお買い得セット+完全マニュアル化。喜怒哀楽を好きな時、好きな度合いで感じたり表に出したりできる。レベル上昇で操作性アップ。より一つの感情が強まった感情系上級スキルは対象外。


・通常が『冷徹』で固定されるため、人間とのコミュニケーションを行う時は会話の一つ一つに感情を調整しないと、相手が困惑する可能性が高い。つまり、無意識に生じる自然な情動活動も『任意で行う』必要がある。


・『感情の方向性は不定』であることから、本来ならあり得ない正の感情と負の感情を同時に発露させることが可能。どのような組み合わせでも、他者から見れば狂人にしか見えない行動しかとらない。


・『精神状態は無に近づく』の『無』は『無気力』を指す。自発的な行動を一切行わなくなり、最悪の場合は植物人間になることも。(《明鏡止水》の末路より状態は悪い)


 余談・スキルイメージ

・双極性うつの傾向がある、感情の波が非常に激しいヒステリー娘(?)。数時間おきに機嫌が乱高下するため、他のスキル娘(??)たちはどう接していいのか困惑している。最近はみんなに隠れてリストカットや過食嘔吐などうつ傾向が強く、目の下に濃い(くま)とこけた頬が目立つ表情から、全体的にやつれた印象がある。

「アハハハハハッ!! 《精神支配(セイ)》はねー! 今ねー! すっごい! 楽しいの!! アハッ! アハハハハハハハハハハッ!!!! …………はぁ。死にたい。ぜんぶ面倒くさい。……うぅ、うわぁ~~~~~ん!」(ハイ→ロー→号泣と、見事に情緒不安定)




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《永久機関》

 大気中の魔力を動力源にし、永久的な生命活動を可能とする。レベルによりエネルギー循環効率が上昇する。LV1につき10%のエネルギー循環を可能とする。特殊上級スキル。常時発動。呼吸で取り込んだ魔力を、あらゆる生命活動に必要なエネルギー源として操作・運用する。生命活動に消費された魔力は、活動終了後に生成されたエネルギー・細胞などに含まれる魔力を大気中に還元する。スキルで生成されたエネルギー・細胞などは、魔力還元では消失しない。ただし、スキル所持者は常に魔力を大気に還元するようになり、魔力が自然に回復することはなくなる。また、スキル所持者の生成するエネルギー・細胞などには一切の魔力が残らず、すべて大気に還元される。

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 基本効果

・魔力式完全自立型エネルギー循環炉、または魔力接収型強制生命維持活動装置(燃費最悪)、または死にたくてもなかなか死ねない奇病・難病スキル。


・よくわからない理屈で、大気中の魔力さえあれば生存可能な特殊体質となる。生命維持に使用した魔力は大気に自動還元されるエコ仕様だが、魔力還元量がえげつないので生きてる時間だけ苦しむことに。


・スキル・魔法の使用で症状が加速度的に悪化する不親切仕様。還元量を超える魔力の大量摂取で症状は緩和できるが、食事なら一日中食い続ける、睡眠なら一日中寝続ける、後は他人の魔力を奪うくらいしか打開策がない。


・『生命活動』に重点を置いたスキルであるため、魔力さえあれば外傷・病気・毒などの治療を自動で行う反面、燃費の悪さから魔力を伴った魔法・スキル・薬などにおける外的治療はほとんど効果がない。レベル上昇で悪化。


 余談・スキルイメージ

・ちなみに、《神術思考》を長時間展開するために脳が消費する『糖分(エネルギー)』も《永久機関》が生成している。《永久機関》の補助がないと、《神術思考》のフル稼働は10秒が限界(《限界超越》込み)。逆に《神術思考》などのスキル補助のため、レベル以上に《永久機関》の魔力消費量が激しいともいえる。


・《神術思考(カミコ)》、《神経支配(ロール)》と同じ社会人(?)で薬剤師。趣味は料理で、冷蔵庫の残り物からまともな食事にする魔改造が得意。世話好きで女子力(スペック)はとても高いが、相手に尽くしすぎるダメ人間製造機でもあり、恋愛は基本失敗する。スキル娘(??)たちのオカン的存在で、普段着が割烹着(かっぽうぎ)のため見た目もほぼ昭和のオカン。

「《神術思考(カミコ)》はまた残業!? 《世理完解(レコア)》は食事中に本を読まない!! 《機構干渉(ステラ)》はまだ引きこもってるの!? 《精神支配(セイ)》はラリってないでご飯食べて!! あ~、もう、《生体感知(リセ)》!! そこの資源ゴミ(還元用魔力)まとめて出しといて!!」(今日も戦場な朝食風景)




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《生体感知》

 生物の気配、および魔力の反応を感知する。レベルにより精度が上昇する。LV1につき100mの感知を可能とする。任意で発動する。常時発動も可能だが、有効範囲は一割に低下する。対象が隠蔽系スキルを使用していると、効果が相殺される。任意で生物の気配のみ、あるいは魔力のみを感知することも可能。魔力を帯びた物質のみ、生物以外の無機物も感知可能。スキル発動には微量の魔力を必要とする。また、この世界に本来存在しない『種族』は感知不可能。

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 基本効果

・生物に限定した気配や魔力を遠距離から感知できる探索系スキル。上級スキルの中では、戦闘従事者であれば比較的取得しやすい部類。


・イメージは自身を中心に張り巡らせたレーダー。生物的気配と魔力を区別して感知することができ、魔導具などの魔力の大きさを知ることもできる。レベル最大で感知できるのは半径1km、常時発動では半径100mほど。


・隠蔽系スキルとは相性が悪く、お互いに『効果を相殺』する。つまり、スキルによる探索・隠密効果が対消滅するため、スキルに頼らない五感であれば発見できる。

(《生体感知》の判断材料である『気配』や『魔力』はわからないが、直接目で見たり物音を聞いたりして、隠蔽系スキルを展開していた人物を見つけることは可能)


・『スキル発動には微量の魔力が必要』にある『微量』とは、呼吸などで得られる魔力を指す。魔力が『0』である【日本人】状態の渚の場合、《永久機関》がスキル発動の魔力を確保・融通している。


・『存在しない『種族』は感知不可能』という文言から、【日本人】状態の渚は《生体感知》の対象から完全に除外される模様。実際、1章で紫穂(しほ)(渚(いわ)く『貞子』)が渚に使用したが、感知できなかった。


 余談・スキルイメージ

・渚が所持するスキルの中では一番効果がおとなしく、他のスキルからは(か弱い的な意味で)末っ子のように可愛がられているマスコット的存在のちみっ()(?)。【普通(マル)】子の『敵意感知能力』にちょっと嫉妬している。探検隊風の衣装と双眼鏡がチャームポイント。

「わたしは役にたってるもん! 【普通(マル)】子ちゃんよりいろんな人の場所がわかるし、【普通(マル)】子ちゃんよりいろんな物の場所がわかるし、えっと、え~っと、それから、それからぁ…………とにかくすごいんだもん!!」(活躍の場が少ないことを気にしている模様)




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《同調》

 他の存在とスキル所持者を《同調》させる。レベルにより同調率が上昇する。LV1につき10%の《同調》が可能となる。任意で発動し、効果は任意で解除しない限り永続する。対象のあらゆる事象をスキル所持者が認識・掌握する。効果の内容に善悪正否を問わない。他の生物と《同調》しても、スキル所持者の存在を脅かす影響はない。対象の数は無制限で、有機物・無機物を問わない。ただし、《同調》は対象に直接・間接を問わず接触する必要がある。また、《同調》した対象をスキル所持者の干渉で変化をもたらす場合、正確に対象を認識していなければならない。

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 基本効果

・所持者以外の存在(生物・無機物問わず)と所持者を繋ぐ回路(パス)を作る探索系スキルの亜種。

《同調》単体では、生物に付与した偵察や他者の記憶・感情の把握、未知の物質の成分分析などの情報収集が主な使い道。


・『同調率』は文字通り対象を掌握できる割合を指し、低レベルの内は対象の表層部分しか認識不可。


・『効果の内容に善悪成否を問わない』とはつまり、《同調》で得た情報すべてをダイレクトに受信する、という意味。感情の例がわかりやすく、所持者がどれだけ冷血だろうと、《同調》対象が感じたものと同じレベルの感動が伝わることになる。

『共感』(中級下位互換スキル)ではこれが所持者の性格や思想などを根本から(くつがえ)す危険性があったが、『スキル所持者の存在を脅かす影響はない』ことからその可能性は排除された。


・『対象が無制限』であることと『接触のみが付与条件』であることから、いくらでも対象を増やせる上に魔力を使わないでいいため、かなり特殊な部類のスキル。


・対象は基本的に『1個体』でカウントする。ある程度の連続体であれば多細胞生物でも『1個体』とするが、単体の気体元素の原子なども『1個体』と見なされる。つまり、小さくて独立した対象ほど『1個体』の負担が大きくなる。


・『対象を正確に認識しなければいけない』ことから、所持者が誰(何)に《同調》を付与したか『完全に把握』しなければ成功しない。いつ・どこで・誰(何)を介して・再度認識するまで対象が何をしていたか、事細かく知っている必要がある。

 よって、《神術思考》など記憶補強にまつわるスキルがなければ、実質使い捨てスキルと変わらない。


 余談・スキルイメージ

・包容力が突き抜けたおっとりお姉さん(?)。いつもにこにこぽわぽわしていて、キャラが濃いスキル娘(?)たち全員と友人以上の関係を築けている、ある意味最強の女性(??)。抜群のスタイルなのに無防備な服装や無自覚な言動が多い女子校育ちの生娘(きむすめ)

「《奇跡(ラクル)》さーん! ここにサイコロ落としてるよー? あ、《魂蝕欺瞞(ソフラ)》ちゃん、今日もかわいいね。……いっけない! お買い物で《神経支配(ロール)》さんに紙おむつを頼まれてたんだった! ちょっと行ってくるね!」(お財布片手に外出)





 スキル複合技(明確な技名表記がないものも含む)

『スキルブースト』(『限界突破』+他スキル→《限界超越》+他スキル)

・組み合わせるスキルの能力限界を超えた効果を発揮可能。理論上、行使できる能力増幅範囲に上限は存在しないが、効果終了と同時に地獄を見るのは言わずもがな。


・反動は対象スキルによって変化。身体にまつわるスキルならば肉体に、精神にまつわるスキルならば精神に、相応の負荷をおっかぶせる。死ぬより辛い目に()うこともざらにある。(3章91話・渚ぶっ倒れなど参照)


・以下、《限界超越(リミ)》よりコメント

「大丈夫だよ! 超えられない壁なんてないんだ! 今はできなくても、次はできるかもしれない! 何事もまず、挑戦してみることが大事なんだよ!! さあ!! コレを飲んで、ボクと一緒に新しい世界を見に行こう!!」(腐臭とともに泡立つ紫色の液体を差し出す)




『感情固定』(【普通】+『冷徹』など感情系スキル→【普通】+《精神支配》)

・【普通】の常時展開による副次効果。感情系スキルを発動した状態を『普通』としてステータスに【固定】させることで成立。


・ただし、感情の波が一切変化しないというわけではない。感情系スキルのレベルに応じた感情強度が『基準』となるだけで、それ以上の激情を覚えればそちらの感情が優先される。


・以下、【普通(マル)】子・《精神支配(セイ)》よりコメント

「ま、マスター! 私と《精神支配(セイ)》ちゃんを一緒にするのは、まだ早いと思いますぅ!!」(《精神支配(セイ)》の手を引き涙目)

「どうして私がそのように()れ物のような扱いをされなければいけないのですか私が何をしたというのですかあなたに一度でも危害を加えたことがありますか私に何の落ち度があるというのですか教えてくださいさあさあさあさあ」(『冷徹』状態で【固定】、目は死んでる)

「ひぃ!? こ、こぁいよぉ~!!」(《精神支配(セイ)》と手を繋ぎ泣き言)




『多重思考』(『高速思考』+『並列思考』→《神術思考》に統一)

・『並列思考』で分割した思考領域に『高速思考』による処理能力の上乗せを行って成立する、いわば疑似人格の確立。複数に分裂した自我が頭の中で独自に考え、結論を導き、体などに命令を下している。


・注意すべき点は、『多重人格』のような自我が異なる状態ではなく、自我が『分裂』している状態であること。『分裂』した分、個々の思考が有する能力は分岐前より劣るため、精神的干渉に(もろ)い状態であるともいえる。

 元がどれだけ(みき)の太い大樹であろうと、末端の枝葉なら簡単に折れるのと理屈は同じ。それは《神術思考》に統合されたことによりある程度補強されてはいるが、精神的な脆弱(ぜいじゃく)性そのものは克服できていない。


・以下、《神術思考(カミコ)》よりコメント

「……え? 明日の会議に使う資料作成と、今日休んだ人たちの代理業務と、他部署でたまっている雑務の解消、ですか?

 でも、今日中に海外企業との業務提携にかかわる資料の作成と、先方から届いた書類の和訳、有給で旅行に行った経理部長がやるはずだったタスクの処理など、他にも今日中に終わらせなきゃいけない仕事をいくつも言い渡されていて……、その、よゆう、が…………いえ、なんでも、ないです…………ぁ、はい、コーヒー、いれてきます…………」(思考(しごと)分裂(ほうわ)における弊害のイメージ)




『攻撃予測』(『冷徹』+『高速思考』+『並列思考』+『未来予知』→《精神支配》or《明鏡止水》+《神術思考》)

・恐怖や怒りなど、主に思考系スキルを阻害する『感情』を排除した状態で行われる、外的脅威に対する予測演算。物理学的数式などを用いた高度な計算により、攻撃軌道などを割り出す。


・実際の行動は『予測』ではなく『計算』であるため、情報量が膨大だったり不確定要因が介入すると外すこともある。ぶっちゃけ、多くの戦闘経験を()て得られるような、あらゆる計算をすっ飛ばして理解する『勘』の方が楽。

 初めて作るレシピを何度も見ながら調理するか、作り慣れたレシピを目分量で調理するかの違いに近い。前者(けいさん)は正確に作業できれば一定の味に仕上がり、後者(かん)は作業時間の短縮はもちろんアレンジを加えてよりおいしくすることも可能、という感覚。


・以下、《明鏡止水(シスイ)》・《神術思考(カミコ)》・《精神支配(セイ)》よりコメント

「…………ないてる、の…………?」(コテン、と首を傾げる)

「……あぁ、私、泣いてるんだね。どうりで、手の甲が、濡れてると、思ったよ。…………最近ね、私、何も感じないんだ。今も、ね? 悲しいって、思ってないんだよ? でもね、どんどんあふれて、止まらないみたいなんだ」(無表情でお仕事)

「アハハハハ!! なんで? なんで!? 笑ってる方が楽しいよ!! ねぇ、笑おうよ! アハハハハハハハハハハ!!!!」(いつも通りラリってる)

「…………おかしいね。可笑(おか)しいのに、笑えない。笑い方が、思い出せない。私、前はいつ、笑ってたっけ? 楽しい、って、なんだっけ? ……あれ? 思い、出せないや。自分のことなのに、ね? 可笑(おか)しいね。……おかしい、ね…………」(もう少しで壊れそうな状態)




『黄金コンビ』(『究理』+『完全記憶』→《神術思考》)

・渚が確立した、本などの情報媒体を経由せずに直接的な言語理解を可能とした便利辞書機能。最終的には何十という言語(地球言語・異世界語含む)をちゃんぽんした暗号用謎言語を作り出す。


・脳の情報処理能力によって検索スピードが変化し、事前情報が少ないほど時間がかかる。一度知り得た情報を『思い出す』にもスキルを利用するため、割と労力が必要。特殊上級スキルに統合されたことにより、使用感は楽になった。


・以下、《神術思考(カミコ)》よりコメント

「……あ、その事業に関する企画書はローカルネットワーク内に作成されたフォルダに一括保存されています。……え、そのプレゼンで使用したパワーポイントのデータは、もう必要ないから削除しておけと、…………はい、バックアップします。……はい? 専務が起こした不倫事件の詳細? …………え、と、コレですか?」(『極秘』マークのUSBを取り出しつつ)




『省エネモード』(『悪食』+『省活力』+『覚醒睡眠』→《永久機関》)

・劣悪な食事や短い睡眠時間から生活に必要なエネルギーを抽出・温存し、それを如何(いか)に消費せずに活動するかを突き詰めた無意識的行動。いわば『覚醒した冬眠』で、身体能力向上を目的とした訓練などの行動を『無駄』と判定し、疲労が倍増。


・《永久機関》に統合されたことにより、食事や睡眠をとる行為そのものが必要なくなった。取得後は『省エネ』というより『完全自己完結型自給自足』であり、必要なエネルギーは呼吸に含まれる魔力でほぼすべて補っている。

 ちなみに、4章で渚がちょいちょいゲテモノを食べるという行為をしているが、胃や腸など消化器官に刺激を与えて機能低下を防いでいる側面がある。他にも味覚への適度(?)な刺激や、普通の人間が食べられない物を食べたときに生じる拒絶反応を体感する知的好奇心も含まれている。


・以下、《永久機関(トワ)》よりコメント。

「あっ! あのアホマスター、また戦闘で無茶やったな! 魔力(エネルギー)がガンガン減っていってるじゃないの!! それに、ちょくちょく拾い食いすんのも本当に迷惑! 大半が栄養やエネルギーへの変換効率悪いのばっかだし、毒とかウイルスとか分解すんのも手間なんだからね!!」(家事で孤軍奮闘する主婦のような愚痴)




脅威(きょうい)捕捉レーダー』(【普通】+《生体感知》)

・距離の制限がほぼない【普通】の副次効果・『敵意レーダー』に加えて、生物的気配と魔力を感知できる《生体感知》を合わせた、対敵性生命体感知用。


・渚本人にのみ向けられた害意(がいい)の察知で警戒態勢をとり、《生体感知》で把握した位置情報と照会して『自分にとっての敵だけ』を特定する。ただし、《生体感知》の範囲外にいると大まかな『敵意』の強さと方角しか分からない。


・以下、【普通(マル)】子・《生体感知(リセ)》よりコメント

「《生体感知(リセ)》ちゃん! 1時と3時と5時と8時と10時の方角から強い『敵意』を感じるよ! 確認できるかな!?」(そもそも『敵意』の数も質も異常であることには触れない【普通(マル)】子)

「うぇっ!? い、いちじと、さんじと、ごじと、はちじと、じゅうじ…………み、みえるもん! わたしだってみえるんだもん!!」(双眼鏡を必死に動かしつつ役に立とうと涙目なちみっ()




『精神補強』(『詐術』+『不屈』+『麻痺』→《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》+《精神支配》(+《奇跡》+《限界超越》))

・非常に過酷な生活で生じる過度な精神的ストレスから身を守るため、無意識で行っていた精神防御機能。『詐術』で自分が口にした強がりで自分を励まし、『不屈』で折れそうな心を忍耐で補強し、『麻痺』で負の感情にあえて鈍くなっていた。


・後に《限界超越》がテコ入れした《奇跡》により、『精神暗示』と『感情遮断』が常時マックスで作用するように。渚の場合、『死』を忌避する姿勢が原因で『死』に関連する『負の感情』を徹底的に排除された。任意での再現はほぼ不可能のため、解除もほぼ不可能。


・以下、《魂蝕欺瞞(ソフラ)》・《精神支配(セイ)》・《奇跡(ラクル)》・《限界超越(リミ)》よりコメント。

「新しい栄養ドリンクを作ってみたんだ! よければ試飲して、感想を聞かせてよ!」(汚れのない顔でどす黒い液体を差し出すトレーナー)

「……いいんじゃないかしら?」(空の瓶を返す見た目だけ天使)

「……まあ? 結構効いてるみたいだし?」(空の瓶を返す何食わぬ顔のJK)

「あー……、あ゛~……、う゛あ゛ぁ~…………」(三倍キマってる精神不安定娘)




『自動思考』(《奇跡》+《限界超越》+《明鏡止水》+《神術思考》+《世理完解(アカシックレコード)》)

・渚が死にかけてまともな思考能力がなかった時、適切に肉体修復を行うために《奇跡》が形成した自動演算機構。死にかけた心身の回復や、回復を(さまた)げる外敵の排除など、『渚の生存』のみを目的に稼働し続けた。


・スキル取得などで聞くアナウンスの声で概要を渚に報告したり、行動に優先順位が設定されていたりと、仕様に不明瞭な部分がいくつか散見される。《限界超越》を上乗せした《奇跡》による強制発動のため、平時での再現はほぼ不可能。


・以下、《奇跡(ラクル)》・《限界超越(リミ)》・《明鏡止水(シスイ)》・《神術思考(カミコ)》・《世理完解(レコア)》よりコメント。

「まったく、(わたくし)があそこまでこき使われたのは、あれが初めてですわ!」(サイコロに座って足を組むエセ天使)

「みんな初めましてなのに、いきなりほぼ全員で共同作業! だったもんね!! お祭りみたいだったよ!!」(色んな違法薬物を試せてご満悦な鬼畜トレーナー)

「…………たいへん、…………だった…………」(色んな薬物で阿鼻叫喚(あびきょうかん)だった当時を思い出す着物ロリ)

「そう、だったっけ? 私、あの時はまだ、元気だったから、楽しかったな、って、思ってたんだけど……」(株式会社『平渚(ブラック)』入社前後の記憶がまぶしすぎる不遇OL)

「《神術思考(カミコ)》さんの負担は一番大きかったと思いますよ? 私は更新される『現在の状況』について調べるだけでしたから、さほど苦労はなかったですしね」(指南書『落とし穴の作り方』のページをめくる司書)




『痛覚遮断』(《奇跡》+《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》+《神経支配》)

・《限界超越》がテコ入れした《奇跡》により作用した、一定レベルの痛覚情報の遮断。『死の危険が迫る痛み』を基準に、負傷の程度で痛みを段階的に鈍くしている。完全遮断でないのは、痛みの喪失により『生死の境界線』を見失わないようにするため。


・ここでいう『痛覚』は肉体的な痛みを主に指し、精神的な痛みには強くない。こちらも《限界超越》と《奇跡》が起こしたぶっ飛び技のため、任意での再現はほぼ不可能のため、解除もほぼ不可能。


・以下、《奇跡(ラクル)》・《限界超越(リミ)》・《魂蝕欺瞞(ソフラ)》・《神経支配(ロール)》よりコメント。

「そういえば(わたくし)、あの一件以来影が薄くなっていませんこと?」(飲み物に手を着けない居丈高(いたけだか)天使)

「《奇跡(ラクル)》さんはそもそも、ボクたちと違って条件が厳しいからね! 無理もないと思うよ!」(飲み物を用意してそわそわするトレーナー)

「逆に、呼ばれ過ぎってのもウザいだけなんですけど? あたしなんかアイツから、それこそ毎っ日のように振り回されてんのよ……あー、腹立ってきた」(飲み物を遠ざけるご立腹JK)

「キヒャ! みんなそれぞれ、隣の芝生は青いものよ? 私みたいに仕事が不定期だと、育児が大変で……コラ、それは絶対に舐めちゃダメ」(ヤバい飲み物から乳児を遠ざけるマッドママ)




『状態再現』(《奇跡》+《同調》+《世理完解(アカシックレコード)》+《機構(ステータス)干渉》)

・《限界超越》がテコ入れした《奇跡》により発動した、渚の『瀕死』状態をステータスに再現(コピペ)するほぼ必殺の不意打ち。虚弱ステータス+魔力『0』+生命力ほぼ『0』という、9割死んでる『状態』の押しつけ。


・《同調》で対象に接続し、《世理完解(アカシックレコード)》から渚の『瀕死状態』の詳細を確認、《機構(ステータス)干渉》で再現(コピペ)実行という手順。例によって《限界超越》と《奇跡》が起こしたぶっ飛び技のため、任意での再現はほぼ不可能のため、解除もほぼ不可能。


・以下、《奇跡(ラクル)》・《限界超越(リミ)》・《同調(シーラ)》・《世理完解(レコア)》・《機構干渉(ステラ)》よりコメント。

「とはいえ、(わたくし)(わたくし)で当選者以外に『力』を振るったなんて、貴重な体験はできましたけれどね?」(飲み物を床に捨てる(わたくし)様天使)

「あっ!? そんな!! 今朝からがんばって用意した自信作だったのに!!」(思わずゲロった鬼畜トレーナー)

「《奇跡(ラクル)》さんの気持ち、わかります。そもそも私たちって、取得してくれる方そのものが希少でしょう? 備わった『力』を使う機会からしてほとんどありませんから、余計に新鮮ですよね」(笑顔で飲み物を掃除するポワポワ姉さん)

「確かに。勤務先の図書館の入館証を手にした『人』自体が数えられる程度ですのに、今のマスターはさらに閲覧権限の拡張という『人類史上初の快挙』まで成し得ました。『人』から忘れられた(スキル)でしたが、存外捨てたものではないかもしれませんね」(持参の紅茶を飲みつつ『毒虫図鑑』を開く司書)

「…………ねー、どうでもいいけどさー。人の部屋の鍵こじ開けて勝手に侵入した上、床に怪しい液体ぶちまけながら女子会するの、やめてくれない? ものすごく臭いし迷惑だから」(マスク・ヘッドフォン着用でも我慢ができなくなった引きこもり)




『ステータス改竄』(《同調》+《機構(ステータス)干渉》)

・《同調》で干渉した対象のステータスを書き換える。スキルLv×10%の乗算(例:《同調Lv1》×《機構(ステータス)干渉Lv1》=0.1×0.1=0.01=1%)が支配範囲であるため、レベルが低い内にできることは少ない。が、最低でもスキルの削除・再取得などは可能で、1章にてレプス(渚(いわ)く『吸血鬼』)のスキルを変更した。


・ステータスの書き換えは《機構(ステータス)干渉》の詳細にある『一定のルール』に準拠する。また自身への使用も含め、スキル行使により変更した内容を元に戻す場合は、すべて任意で調整するしかない。(ゲームなどにある『セット登録』のような便利機能はない)


・以下、《同調(シーラ)》・《機構干渉(ステラ)》よりコメント。

「そういえば、《機構干渉(ステラ)》ちゃんって毎日ずっとパソコンでなにを調べているの?」(背後からひょっこり忍び寄るお姉さん)

「ちょっ!? やめてよ! 人が操作しているパソコンをのぞくなんて、デリカシーがなさすぎだっての!! いいから出てけ!!」(《神術思考(カミコ)》の会社から盗んだ、専務の不倫事件のデータが表示された画面を隠す引きこもり)




『感情操作』((《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》+)《同調》+《精神支配》)

・《同調》で干渉した対象の情動を揺らし、感情を誘導する。スキルLv×10%の乗算(上記参照)が支配範囲であるため、レベルが低い内にできることは少ない。そのため渚は4章まででは、《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》で感情の種火を作って『感情操作』で着火・爆発させる、という手順を用いている。


・『瞬発的で激しい感情を引き出す』という点では、《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》より『感情操作』の方が効果的。

 例…『怒り』を発露(はつろ)させる場合。

 →《魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》は対象の人格・性格そのものを変えて『キレやすくする』。火薬までの導火線を短くするイメージ。

 →『感情操作』は対象の精神・感情に干渉して『キレさせる』。火薬に直接火炎放射器をぶっ放すイメージ。


・以下、《魂蝕欺瞞(ソフラ)》・《同調(シーラ)》・《精神支配(セイ)》よりコメント。

「……《同調(シーラ)》さんさぁ。あたしにこいつの世話とか絶対に無理だから。いや、マジで。冗談じゃなく。リアルに」(ものすごく嫌そうな顔のJK)

「でもねぇ、……前に《魂蝕欺瞞(ソフラ)》ちゃんと一緒に《限界超越(リミ)》さんに呼び出されてから、《精神支配(セイ)》ちゃんずっと変じゃない? このまま放ってはおけないもの……」(ものすごく心配そうな顔のお姉さん)

「あ! おほしさまだぁ~! ぐ~るぐる、ぐ~るぐる! キレイキレイ! ……おいしそ~! ねぇねぇ! あれ、すっぱくておいしいんだよね!?」(鬼畜トレーナーの薬漬け被害者)




『生体支配』(《同調》+《神経支配》(+《神術思考》))

・《同調》で干渉した対象の脳活動を支配する。スキルLv×10%の乗算(上記参照)が支配範囲であるため、レベルが低い内にできることは少ない。最初に使用したときはフロウェルゥ(渚(いわ)くワンコ)の攻撃軌道をわずかにそらす程度で、強く意識すれば修正されるくらいの強制力しかなかった。


・前述した《神経支配》の解説通り、脳破壊以外の操作を行う場合は《神術思考》などの思考強化系スキルが必須。また《同調》対象に《神術思考》を付与し、凄絶(せいぜつ)な痛みを与えながら知覚速度を延長する拷問もこの複合技による。


・以下、《同調(シーラ)》・《神経支配(ロール)》・《神術思考(カミコ)》よりコメント

「おかえりなさ~い。……あら? 《神経支配(ロール)》さん、《神術思考(カミコ)》さんと一緒に帰ってくるなんて、初めてじゃないですか?」(玄関(?)でお出迎えするお姉さん)

「ハァ、ただいま。あんまりにも仕事ばっかりやってるから、無理やり引っ張ってきたのよ。子どもじゃあるまいし、体調管理くらい自分でやりなさいよ」(あれ? 意外とイイ奴? な抱っこ(ひも)前後装備のマッドママ)

「《神経支配(ロール)》さん、離して! まだ、まだ私にはやらないといけない仕事が山ほどあるの! お願い! 会社に戻らせてぇ!!」(ブラック企業の悪循環にどっぷり浸かっている様子の社畜OL)




『大気浸食』(《同調》+《神術思考》+《明鏡止水》)

・《明鏡止水》で理性による演算のみに特化させ、《神術思考》で得た膨大な演算領域を用い、大気中の『原子』や『分子』を対象に《同調》を付与して実現するスキル感染爆発(パンデミック)。展開可能範囲は《神術思考》の演算可能領域に依存し、無色無臭で感知困難な極悪仕様。


・当初は自身の全方位に広げるだけだったが、スキルのレベルが上がるにつれて任意の空間にある『原子』・『分子』のみに干渉が可能となった。展開スピードは《同調》のレベルに依存しそこまで速くなく、空間認識能力が極めて高い相手だと察知される可能性があるのが欠点。


・以下、《同調(シーラ)》・《神術思考(カミコ)》・《明鏡止水(シスイ)》よりコメント

「大丈夫。《神術思考(カミコ)》さんは今までいっぱい頑張ってきたんだから、休んでもいいんだよ? お家(?)にいる間は、頑張らなくていいの。だから、安心して寝てて。ね?」(《神術思考(カミコ)》に膝枕をしながら頭を撫でるお姉さん)

「でも、私に任された仕事が、いっぱい、いっぱい、残ってて……終わらせても、終わらせても、すぐに私のところに集まってくるから、1分でも1秒でも早く、仕事をしないと、終わらない、終わらないの……」(身震いしながら譫言(うわごと)を言い出す不憫(ふびん)OL)

「…………よしよし…………」((そば)で正座しながら背中をさすってあげる着物ロリ)



 本編に登場した順を意識していますが、やっぱり適当です。


 スキルイメージやコメントは、途中で設定まとめに飽きた作者の遊びです。


 本編とは毛ほども関係ありませんので、スルーすることをおすすめします。


 拙作のストーリーは今日もシビアですが、作者の頭の中は今日も平和です。


 スキル娘、名前一覧(由来は適当&英語はこじつけ)

【普通】→【普通(マル)】子。normal→ノー『マル』→マル子。

《限界超越》→《限界超越(リミ)》。limit→『リミ』ット→リミ。

機構(ステータス)干渉》→《機構干渉(ステラ)》。『ステ』ータス→ステラ。

《奇跡》→《奇跡(ラクル)》。miracle→mi『racle』→ラクル。

《明鏡止水》→《明鏡止水(シスイ)》。明鏡『止水』→シスイ。

《神術思考》→《神術思考(カミコ)》。『神』術思『考』→かみこう→カミコ。

世理完解(アカシックレコード)》→《世理完解(レコア)》。『レコ』ード→レコア。

魂蝕欺瞞(こんしょくぎまん)》→《魂蝕欺瞞(ソフラ)》。soul fraud→『so』ul 『fra』ud→ソフラ。

《神経支配》→《神経支配(ロール)》。nerve control→cont『rol』→ロール。

《精神支配》→《精神支配(セイ)》。『精』神支配→セイ。

《永久機関》→《永久機関(トワ)》。『永久』機関→トワ。

《生体感知》→《生体感知(リセ)》。life sense→『li』fe 『se』nse→リセ。

《同調》→《同調(シーラ)》。同『調』→『しら』べ→シーラ。


 以上、覚えなくてもいいし誰も得しない無駄知識(トリビア)でした。

 本編書かずに何書いてんだろう、自分……?


 最後に。

 渚君のスキルの中で使用頻度と稼働時間がダントツな《神術思考(カミコ)》さん。

 強く生きてください。

 作者とスキル娘たちは、あなたの味方です。

 そして、渚君は敵です。


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