読まなくてもさしつかえない人物紹介。
用語集付き。
前話まで読まれてから読むことを推奨します。
《フランカ》
物語は大体彼女の視点で描かれる。
国一番の強さと言われる騎士団を擁するツヴィックナーグル本家の娘。
好きな食べ物は肉、好きなタイプは筋肉質、好きなものは美少女なぽっちゃり少女。
逆に嫌いなものはイケメン。見ると何やらむずむずしてくる。
特技は鍵開けだが、他にも色々できる。ナイフ一本でサバイバルできるスペック有。
必殺技は「フランカさんスペシャル飛び膝蹴り」。
基本的に野生のカンで生きている。しかも当たる。
アウトドア派かと思いきや、成績は上位。努力できる子。
作者曰く、メンタル最強主人公。
《ヴィルヘルム》
通称ヴィル。ツヴィックナーグル家の次期伯爵でフランカの弟。姉さん大好き。それが禁断の域に達しているかどうかはいまだ秘密のベールに覆い隠されている。
趣味はお菓子作り。理由は姉を餌付けできるため。
いわゆる天才型で、姉と同学年になるために飛び級できる頭脳と将来騎士団を統率するだけの剣の腕とカリスマ性を持っている。姉よりも知恵は回る方だが、家風なのか、やっぱり脳筋。
顔面偏差値高し。ジュ〇ンボーイ系のお顔立ち。フランカ曰く、筋肉評価良。
《カティア》
シュテルツェル侯爵家の長女。上に二人の兄あり。
初めは婚約者に虐げられる薄幸の美少女、今はフランカに夢中の猪突猛進系美少女。
自分の意志を持つことを放棄していたが、それは間違いだったと気づき、婚約解消を果たす。
休日にはパパンの待つ家に帰る孝行娘の一面も。
《イレーネ》
クリッチュ子爵家の長女。下に弟妹がどっさりいる。
見た目はクールビューティー系、中身はがっつり腐女子。
妄想をスケッチブックに表現する画伯。
フランカとは作中以前からの友達。互いを尊重しあえる良い関係。
《ルディガー》
フランカのライバル的存在にしてカティアの元婚約者。ネリウス公爵の嫡男。
初めはテオドーラと付き合っていたが別れたらしい。
馬鹿かと思いきや、時に紳士な振る舞いを見せる。
縁あって現在はフランカのダンスのパートナー。
見た目は正統派王子様っぽい金髪碧眼イケメン。中身三枚目だけど。
《テオドーラ》
フランカのライバル的存在である派手なご令嬢。
実家は現王妃を輩出しているクノーベル家だからか野心もデカイが態度もデカかった。
フランカの逆襲により一時は再起不能にまで追い込まれるが再び出てくる。
その影には王子様がいるとかいないとか……。
《ティノ》
元お姉さまを愛でる会。ちびっこ。
ヴィルの被害者その一。
《ルーファス》
元お姉さまを愛でる会。のっぽ。
ヴィルの被害者その二。
《パルノフ先生》
フランカたちの通うアーレンス学院の教師。科目は「世界情勢」。
金色の瞳が印象的な(前髪をかきあげれば)ワイルド系。
ツヴィックナーグル家と領地が接する隣国の出で、フランカとの間にもわだかまりがあるが、本人としては興味深く見守っているらしい。本人曰く、フランカの婚約者だというが事情はまだ明かされない。
王子様のお目付役らしい。
フランカからの差し入れにサンドイッチを所望中。これいかに。
《クレオーン》
学院にいるらしいという王子様。国王により隠されて育つが、細部は謎のまま。
自分の望むように情報を操作する能力に長けており、母親譲りの演技力も持つ。
自らの地盤を固めるためにフランカに近づこうとしている……?
公式的にも作中一の美形。フランカ曰く、「ガラス細工」の男。
《アドリネ》
フランカ専属の完璧なメイドさん。愛用の武器はムチ。
やっぱり彼女も謎が多い。
《ハンス》
寮の見習い。見習いなので男子寮にも女子寮にも行き来する。
もじゃもじゃ頭に瓶底眼鏡。いつもおどおどしている。
《ドルテ》
女子寮の寮母さん。恰幅がいい。
フランカには非常に苦労させられている。
用語集
《アーレンス学院》
物語の主な舞台。フランカたちが通っている学院。王都郊外にある。
全寮制。期間は三年。貴族の子女が十五歳から十八歳ぐらいにかけて教育される。
男子の入学は強制、フランカたちの代から女子も受け入れるようになった。
社交界デビューは学院卒業後になるのが通例。
科目はいわゆる古典教養や数学などから、ダンスや歌、世界情勢などさまざまある。
授業は一部必修除き、選択制。定められた単位数に達すれば卒業する。
《王都》
フランカの現在地。コプランツ王国の首都。
中心部を一本の河が通っており、両岸はいくつかの橋でつながっている。
《コプランツ王国》
フランカたちのいる国。国王によって統治されている。
文化的に恵まれている国。
現在の国王には先代王妃との間に王女が一人のみと言われていたが……。
《ギルシュ》
コプランツ王国と東に接している国。昔から色々ともめている。
騎狼国家で、戦が抜群に上手い。
パルノフ先生の出身国。
《ツヴィックナーグル家》
フランカとヴィルの家。現在は祖父が当主を務める軍人の名門。
国一番の騎士団を擁し、国中の精鋭騎士たちの教育機関の一面を持つ。
《ツヴィックナーグル騎士団》
フランカがこよなく愛する筋肉まみれの騎士団。
まだまだ詳細は闇の中……。
《ユル教》
この世界でもっとも信仰されている宗教。多神教。
その名の通り、ゆる~い宗教。
聖堂と言えば、ユル教の聖堂のことを指す。
《アオミトリ》
フランカがテオドーラに仕掛けた罠に用いた。どぎつい青色の鳥。
一羽のメスと多数のオスで群れをなし、オスはメスの出すフェロモンを追いかける習性を持つ。
フェロモンはいい匂い。
フェロモンをつけ、原色の服を着たままでゆめゆめ歩かないように。
《蛍石》
石同士の摩擦によって発光する非常にありがたい鉱物。
コプランツ王国の一部の鉱山で採取できる。
これのおかげで夜の照明に困らない。
数年単位で保つ。
《ピリア》
町での食道楽中にフランカがつまんでいた果物。
赤っぽいベリー系の食べ物で、一つ一つの果実が小さいのでつまんで食べるのに最適。
安価かつヘルシーで庶民とフランカの味方。




