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いざ模擬戦開始!

んんんん!?は?マジで無理なんですけど!?


しかもさっき機嫌損ねさせたから絶対殺しに来るじゃん...


なんか最近ついてない気がするな。


僕...なんかしたかなぁ?

と思っていたらガイアスがこちらに来た。


「おやおや?私の相手はあの名高い失格者じゃないですか!」


とまぁ嫌味全開である。


なんか額に青筋が浮かんでるような....


バチギレてません??


そりゃあさっき口説いてるの邪魔したから怒るのもしょうがないけどさ、

キレすぎじゃない?


カルシウムが足りていないんじゃないか?


などと考えていたら、


「無視とはいい度胸じゃないか!!ふん!

模擬戦ではいい試合をしようじゃないか!ではな」


と言って去って行ってしまった。


やべ、火に油を注いだ気がするな。


でもあぁ言われてなんて返せってんだ。理不尽である。


そうして試合開始直前まできてしまった。


あぁお腹痛い。


今からでも帰ろうかな....



なんてことを考えていると入場の合図がきてしまった。


渋々入場するとそこにはガイアスが立っていた。


「逃げずに来たことは褒めてやる!」


と相変わらず偉そうな口ぶりである。


まぁ実際偉い人ではあるか。


審判の教官が口を開く


「今から模擬戦を開始する!勝利条件は相手を無力化することだ!ステージから

降りてしまった場合は強制失格とする!魔法具の使用は禁止だ!

自分の持てるものをすべてぶつけ合え!では、模擬戦開始!」


始まってしまった。


するとその瞬間、ガイアスが突っ込んでくる。


「私は優しいからねぇー、魔法ではなく最初は体術で勝負してあげるよ!」


そう言って僕との距離を詰めると、強烈な打撃を放ってくる。


僕はそれを腕で受けるが強烈過ぎて骨が震え、軋みをあげる。


痛い!そして怯んだ瞬間に蹴りが腹に突き刺さる。


「ぐっ....!!」


僕は少し吹っ飛んで倒れた。


呼吸がうまくできない...苦しい.....。


「はっはっは!手も足も出ないかい?」


とガイアスは余裕の表情で僕を見据える。


「この調子で君を痛ぶり、アイシャの心を乱すとしようかな」


なんてことを言っている。こいつ!このあとアイシャに模擬戦を

申し込むつもりだな!!


相変わらず狡いやつだと思いながら僕は立ち上がる。


「ほら!次は魔法だ!避けれるかねぇ!?」


と言うと、


「炎系初級魔法フレイムボール!」


と詠唱した。


初級魔法だというのに数も質も桁が違う!


避けきれる気がしない!!


僕は必死に回避をしたが数発掠ってしまった。


熱い!痛い!視界が鈍る。


そこでガイアスがもう一度口を開いた。


「じつはねぇ、私は今回アイシャと賭けをしているのだよ。

 私はこのあとアイシャに模擬戦を申し込み、負けたら君とアイシャに

 二度とちょっかいをださない。しかし私が勝ったらアイシャと交際

 をすることを条件にね。あの子が繊細なのはわかっているから

 兄である君を痛ぶれば確実に動きが鈍るだろう。

 これで私の勝利は確実だねぇー」

と言った。


なんだって?アイシャと賭け?こいつは何を言っているんだ??


そもそもアイシャがこんな話に乗ると思わない。


これは嘘なんじゃないだろうか。


そう思っていると


「その顔は信じていないねぇ。本当の話だ。いやなに、アイシャに

 断れば君の兄が普段通りに生活できなくなるよ?

 と言ったらすぐに受け入れてくれたよ」

 

じゃあアイシャがこんな事になっているのは僕のせいなのか?


だとしてもこいつは腐っている!


アイシャがこんなやつの彼女になる?


想像するだけで虫唾が走る!!


こんなやつがなぜこの世に存在している??


こんなやつ


....ケシテシマイタイ

 

 


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