それぞれの想い
この腐った世の中を変える!
もう私みたいな思いをするものがいなくなるように!
だから....だから!!
「私は....ここで散るわけにはいかないのだ!!」
神は私を....いや、私が神を見放した!!
頼む!今だけ...今だけ力を貸してくれ!!
「「ミア!!」」
その時、学園のとある場所では
「む?この感じは....なるほどな、あいつは七魔人でもないのに自力で手に入れたのか。さすがは俺が見込んだ男だ。さあ、お前の力、見せてみろ」
私はポケットからとある欠片を取り出す。
七魔神になれば権限で使えるようになると言われていたが、主様が私を
見込んで先に渡してくれていたのだ。
これは、勇者や神の襲撃から逃れたたった一体の魔神の肉片らしい。
見ればわかる、これを使えばものすごい力を手にすることができると。
そして私はそれを自らの口に放り込む。
「......ぐっ!!ぐぁぁぁぁ!!!!」
体中から、力がみなぎってくるのがわかる。
体の傷が癒えていく!!
「はやくアイシャを連れて行かなきゃ!!」
今のところは気絶しているだけだが、もしかしたら内傷があるかもしれない。
やつらは得体のしれない魔法を使う、なんらかの呪いをかけられていてもおかしくはない。
アイシャを抱えて歩き出そうとしたとき、背後から強大な魔力をかんじとった。
「な!!!」
その圧倒的な空気は気づかざるを得ず、振り向くとゲイルが立ち上がっていた。
「馬鹿な!さっき魔法具で致命傷を与えたはずなのに!?」
あれほどの傷、並大抵の魔法では癒せない。
一体、何がどうなってるっていうんだ!!
わけが分からずに混乱していると、ゲイルが言葉を発する。
「私はもう!後戻りはできない!!」
「その娘、我らの悲願のためにもらってゆくぞ!!」
「風系上級魔法ウィンドサイズ!!」
無数の風の刃がこちらをめがけて飛んでくる。
避けれない!!そう思った俺はアイシャを守るように覆いかぶさる。
「ぐっ!!!!」
風の刃が僕に突き刺さる。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!
けどっ!!アイシャを守らなきゃ!!!!!
せめてアイシャだけは!!!!
意識が朦朧としてきた。ふと自分を見ると血まみれだった。
血を流しすぎたのか........
なんで僕ってこんなに無力なのかな.......
「ごめんね.....アイシャ。守ってあげられなくて.....」
「力が.....力がほしいなぁ.....」
そう言って僕の意識は途切れた.......
「お前.......力が欲しいのか??」
頭の中で誰かの声がした........




