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失格者の日常

「おはようございますテルア様」 


「あぁおはよう」

僕を起こしに来てくれたのはメイドのアリアだ。


僕はいわゆるところお坊ちゃまというやつで、専属のメイドがついているし、

端から見たら十分贅沢な生活を送っているだろう。


「あーあ学校行きたくないな」と小言を漏らすと、それが聞こえてたらしく

「そんなこと言ってないで早く支度をしてください」

と一蹴されてしまった。いやまぁ同年代とはいえ僕に対して冷たすぎない?

なんてことを朝から思う。


そんなこんなで支度を終えて僕は朝食を食べるために部屋をでた。


食卓に着くと先客がいた。


「おはようございますお兄様」

そういって微笑んでくれたのは妹のアイシャだ。

ほんとに天使。やだもうこんなに美人に育っちゃって。なんて思ってると


「お兄様は今日も素敵ですね!」

なんてお世辞まで言ってくれる。.....抱きしめちゃおうかな。


なんてことを考えながら朝食を食べる。

食べ終わるとアイシャが

「今日は一緒に学校に行きませんか?」

と言ってきた。


「僕といるとアイシャが変な目で見られてしまうからだめだ。大体アイシャは僕が学校でなんて呼ばれているか知っているだろう?失格者だ失格者そんなやつと一緒にいたらアイシャの評判にも関わる」

と言った。


実際アイシャは容姿端麗で成績も学年ではトップレベルだ。兄としてはとても誇らしい。


「わかりました....」


とアイシャが悲しそうな顔をする。


申し訳ないことをしたなと思い頭をなでておいた。

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