唐突な襲撃
テストやらなんやらで投稿にまがあいてすみません
アイシャのクラスに到着した。
中からは音はしないし、とても静かだ。
少なくとも戦闘中ではないと思い、ほっとした。
扉を開き、教室に入る。
........え?
中を見るとそこは血の海になっていた。
いたるところに人が倒れており、血の量からしてきっと死んでる者が
大半を占めている。
「え?」
理解が追いつかない。
そうだ、アイシャ...アイシャは?
あたりを見回すと黒板の近くに二人の男が立っていた。
「なっ!」
その男たちの間に挟まれるようにしてアイシャが倒れていた。
するとこちらに気づいた先程の襲撃犯の男が
「あぁ?なんでここにひとがいやがんだ!見張りはどうした?」
と怒鳴るようにして問いかけてくる。
するともうひとりの男が
「おかしいですね、教室は一つ残さず制圧したと聞いていたんですが」
「も、申し訳ございません!ゲイル様!」
こいつがさっき話しに出てきていたゲイルというやつか。
見た目は一見貴族の紳士のようなかんじだが瞳の奥はにごってるように見える。
さっきの話を聞く限りこの男が今回の事件の主犯なのだろう。
そんなことより僕は奴らを睨みつけ、
「お前らアイシャに何をした!」
「何もしてはいないよ、今のところはね。この子には利用価値があるから
ただ眠ってもらっているだけさ、心配しなくていい」
「ところで、君は一体誰なのかな?」
「うっ!」
放たれる強烈な殺気に僕は一瞬体がすくんでしまった。
僕の中で警報がなる、こいつと戦ってはいけないと。
とりあえず今は話に乗ることした。
「僕の名前はテルア・エイデスだ、そこに倒れているアイシャの兄だ」
するとゲイルの目が一瞬見開かれる。
「あぁ君があの、どうやら聞いた話によれば失格者と呼ばれて蔑まれている
そうじゃないか」
「どうだい?今まで自分のことを馬鹿にしてきた連中を見返してやりたいとは
思わないかい?」
「こんなところにいてお荷物になるより私達魔神教のもとにこないかね?」
なに?魔神教だと?
魔神教とは「「この世を支配すべきは神ではなく大魔神であるべき」」
という理念のもとに活動しており、至る所でテロを起こしまくっている
犯罪集団だ。
彼らは神の恩恵を嫌い、かつてこの地に存在していた大魔神に進行を捧げている
ただ大魔神は神によって別の次元に封印されており、この世界に存在していた
大魔神の配下の魔神も7体のうち6体が神と勇者などによって討ち取られている。
と前に読んだ歴史書に書いてあった。
奴等の狙いは何だ?なぜアイシャを狙うんだ?
そんな事を考えつつ言葉を返す。
「馬鹿にされてきたのは僕が馬鹿にされるようなことをしてきたからだ。
僕はアイシャが悲しむようなことは絶対にしない」
「それは残念なお話だね」
「それよりもお前ら、アイシャをどうするつもりだ!」
「どうもこうもないよ、彼女の神格発現が利用価値があるからさ」
こいつ!アイシャの神格発現狙いか!
アイシャの神格発現は凄まじいものだと学園で有名だ。
僕はまだ見たことはないが十分狙われる理由はある。
「君は残念だね、仲間になれば助かったかもしれないのに、愚かだよ」
え?
その声は僕の背後から聞こえてきた。
僕の口から血が溢れる。
お腹が熱い!痛い!
そうおもって見ると、ゲイルの手が深々と僕のお腹から突き出ていた。
「がはっっ...!!」
身体に力が入らない、ぼやける視界の中、僕はアイシャが男に担がれて
外に出ていく光景だけが写った。
「ア、アイシャ!!」
苦し紛れに手を伸ばすが届くはずもなく、僕の意識は暗闇に落ちた。
私こと、ゲイル・クロマティスは落ちこぼれだった。
名家の出身でありながら魔法が対して扱えず、取り柄は勉強だけだった。
だからだろう、私のいたところは実力主義と言われるところで毎日暴力を
受けて蔑まれていた。
だが、そんな私を助けてくださったが主様だ。
主様はものすごい力を持っていらっしゃる。
その力があれば、世界征服だって可能かもしれない。
今日の作戦決行前に主様から言伝を授かった。
「今日の作戦を完璧にこなせたら、幹部である七魔人に昇格させてあげるよ」
今日の作戦をこなせればようやく主様のもとで働くことができるのだ。
これ以上の喜びはない。
だから
「このあとの段取りも完璧にこなさねば」
とおもいきり自分の頬をビンタして自分自身に活をいれた。




