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放課後

「はぁー笑った笑ったー」


 昼前に学校が終わり陽介達3人は帰路についく中、遼太は自己紹介の陽介を思い出し再度腹を抱えて笑っていた。


「なにがそんなに面白いんだかわかんねぇよ。」


 馬鹿にされていると感じ、強い口調で悪態を吐いた。


「いや、あれは笑うだろ」

「だから何がそんなに面白いんだよ」

「そんなの決まってるだろ」


 遼太は笑いをどうにか堪えながら答えた。


「あの場であんなイかれた宣言するのは普通じゃありえないだろ。」

「いや、どこがイかれた宣言だ!」

「いでぇ」


 陽介は無言で遼太の頭を叩いた。


「なんで叩くんだよ!イかれているのはほんとだろ!」

「どこがだよ!」

「当たり前でしょ、男がミスコン優勝って普通はおかしいでしょ。」


 穂乃果が呆れた顔でつぶやいた。


「もーいいや、そういえば2人は部活はどうするだ?」


 埒が開かないと他の話題に無理やり方向転換した。


「俺は中学に続き野球部かなぁ、甲子園にも行きたいし」

「やっぱり遼太は野球部かぁ〜、穂乃果はどうするの?」

「う〜ん、まだ決まってないなぁ、正直部活やんなくてもいいんだよね〜」


 遼太は中学でもエースをやるほど実力があり甲子園に行くという目標は固まっていたようだ。

 穂乃果は特にやりたい部活が無いようで無所属になろうとしていた。


「そういう陽介は部活どうするだ?」

「俺も特に決まってないなぁ」

「そうなのか、てっきり日和先輩のいる部活に入るのかと思ってたよ」

「俺もできればそうしたかったけど日和先輩が所属する部活はチア部だから」

「なるほどねぇ、男は入部できないのか」

「そうなんだよ、だからやりたい部活が特に無くてなぁ」

「じゃあ陽介も無所属になろうよ〜」


 そんな会話をしながらゆっくりと3人で帰路についた。

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