第五話 なんでいるのかな? 杏目線
この話は第四話を見てから読んでください。
第五話 なんでいるのかな? 杏目線
「杏、お願いがあるんだけど」
光が改まって私に頼みにきた。
「何?」
「……お兄ちゃんの部屋入りたい。一度入った事あるんでしょ?」
ぎくっ……なぜバレておるのだ。
不思議に思ったがバレてるならしょうがないと思い開ける事にした。
ガチャ………
「へーここがお兄ちゃんの部屋ねー」
「さっさとしない」
私がそう言うと光は部屋の周りを隅々まで見ている。
まさか隠し部屋がある事を気づいているの?
「何をしてるの?」
どうしても気になってしまったため聞いてみる。
「え? 隠し部屋があるんじゃないの?」
やっぱり気づいている。
〜数分後〜
「見つからないよ〜。やっぱりなかったのかな……」
光がまだ見つけられずしょんぼりしている。
この隙に私は本棚をスライドさせ隠し部屋を前に作った合鍵で開ける。
(やっぱりこの空間好きだー)
私はこのアニメだけの空間はオタクとして好きすぎて興奮する。
そう、私もアニメオタクなのだ。
「はっ……いつのまにかラノベを読んでいてた」
がちゃ……
ドアが開いた瞬間賢と見つめ合う事になり気まずい空気が流れている。
(あっ終わった……)
こうして私は賢に問い詰められ合鍵を没収され入る事が出来ないようになってしまった。
(でもまた作ればいっか)
私はそう思っていたが次の日ドアはオートロックになっていた。
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