表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

三話 転校生が来た

   三話 転校生が来た


 昨日は散々な目に遭ったな。

 俺の家に引っ越して来てから初日で義妹の二人にオタバレするし。父さんにもバレてなかったのに……

 はぁ……まあいいや、学校行こ。

 

「行って来ます……」


 そう言い玄関を出ようとすると。


「お兄ちゃん待って!」


「なんだよ、光」


「一緒に行こ!」


 まあいいやと思い一緒に高校の校門まで行くと、ふと思った事があった。

 中学生じゃないの?


「光ってちゅぅ……」


 聞こうとしたのと同時に先生が来た。


「光さんだね。一回、校長室に来てください」


「はーい!」


 光はそのまま行ってしまった。




 ガラガラ……と教室のドアを開けてクラスメイトが一斉にこちらを見る。


「おっはよっ! 賢」


 一番最初に挨拶してきたのは幼馴染かつ彼女の藤村芽瑠だ。

 幼馴染は負けヒロインってのがアニメではあるがそんなのはどうでもいい。

 俺にとってのヒロインは芽瑠だから。


(って何一人で恥ずかしいこと言ってだ……)


 そんな事思っている時に芽瑠が質問をしてきた。

 

「あのさー。さっき校門まで一緒にいた子誰?」


「あれは……」

 

(義妹なんて言うのは少し恥ずかしいな……)

 

「やっぱり浮気だ。一応うちら学校公認カップルだよね? よく堂々と浮気できるよね。」


「いや、だからそれは」


「言い訳なんて聞きたくない……」


 芽瑠はそう言い勢い良く自分の席座った。

 本当の事を言いに行こうとすると放送流れた。


「校長先生からお知らせします。転校生を紹介します。白井光さんです。1年C組の白井賢さんの妹さんです。仲良くしてあげてください。放送を終わります。」


 放送が終わると芽瑠が顔を真っ赤にしてこっちを見ている。

 

「ごめん早とちりしすぎた……」


「だから言おうとしただろ!」


「ごめん」


 本気で反省しているのか申し訳なさそうな顔をして下を向いている。

 

(てか、俺が恥ずかしがらず言えばよかったんじゃね?)

 



 一限目が始まる前に光がC組に入ってきた。

 


 

 休み時間になると光がすぐ寄ってきた。


「お兄ちゃ……ん?」


 だがそれより先に芽瑠とくっついていた。

 光は頬を膨らませせている。


「お兄ちゃんその人誰?」


「誰って彼女」


「彼女いたの?」


「うん!」


「お兄ちゃんなんて知らない!」


 え……なんで怒っているの?

 

「賢は女心が分かってないよね」


 そう芽瑠に言われて少しイラっときった。

 何故ならアニメやギャルゲーで女心を分かっている気になっていたから。

 だけどもう少しアニメで女心を勉強しようと思った。








コメントお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ