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神隠しにあって早いもので3年の月日がたった。この3年の間に色々なことがあったが今のおっさんはこんな感じ。
名前:おっさん
職業:おっさん(修行中)
レベル:637
体:5600
攻:7250
魔:5300
知:6100
防:50000
魔防:45000
運:1000
称号:神隠しにあった哀れなおっさん
おっさんversion1・3
ジャングルの弱者おっさん
熊師匠の愛弟子
虎鉄と小雪の飼い主
強者達の教え子
引きこもり
スキル:
所持スキルポイント:4200
コモンスキル:身体強化・魔力強化・状態異常耐性・精神異常耐性・獄炎魔法・水流魔法・土石魔法・風雷魔法・槍術・投擲術 ・弓術・短剣術・刀剣術・斧術・大剣術・防御術・魔力防御術・防御確率上昇・建築・料理・栽培
レアスキル:鑑定・氷雪魔法・神聖魔法・深淵魔法・重力魔法・磁力魔法・光学魔法・鷹目・夜目・罠師・自然治癒力up・気配察知・見切り・受け流し・感知・テイム術
レジェンダリースキル:獲得経験値up・獲得スキルポイントup・スキル熟練度up・隠密・治癒魔法・千里眼・オートマッピング・再生・眷属成長速度up・眷属強化
エクストラスキル:アイテムクリエイション(Level 10)・超速再生・アイテムボックス(時間経過なし)・未来視の魔眼(Level 10)・石化の魔眼(Level 4)・時間圧縮・瞬神・復活・魔装
どうでしょう、結果にコミットしたでしょうか?
ちなみに筋トレの成果としてたるんだお腹が見事なシックスパックになりました。
衣食住もかなり改善されて、今はおっさんの力作のログハウスで暮らしています。
この三年間で冷蔵庫とか洗濯機なんかの電化製品も作った。目標だった生活の向上は一応達成!
ベッドから降りて日課となった筋トレをこなすため外に出る。
フ、木々の間からの朝日が眩しいぜ。
外に出るとそこには全長3メートル近くある真っ黒い塊が焚き火で魚を焼いていた。
おはようございます、熊師匠。
黒い塊に声をかけると「ぐぉ」と一声鳴いて、こちらに片手を上げてくれます。
紹介します、このお方こそおっさんの命の恩人でありジャングル生活兼戦闘の師匠の熊師匠です。
三年間でおっさんがここまで生き残れたのも、熊師匠のお陰である。
熊師匠に挨拶をして、ログハウスの隣の通称筋トレ広場に足を進める。
平らに整備された地面におっさんが覚えているかぎりの筋トレ器具を製作しておいてあるだけの広場です。
あ、屋根はありますよ。ジャングルなんで天候が変わりやすいので。
夜が明けたばかりだというのに、すでに広場には先客がいた。
腹筋、腕立て伏せ、プランク、背筋、スクワット、ダンベル運動をこなしている眼が深紅で全身が真っ白なウサギの集団。
ウサギといっても誰もが最初に思い描く可愛らしい姿ではなく、全長2メートルかつ細マッチョの二足歩行姿である。
その集団が広場のあちこちで筋トレしているのだ。見慣れた光景とはいえなかなかシュールである。
おっさんも柔軟運動をして筋トレに参加する。
腹筋をしているウサギと挨拶を交わし、筋トレを開始する。
一時間の筋トレの後、一時間ジャングルのなかを全力疾走というメニュー。
おっさん汗だくです。しかしこれはウォーミングアップ。用意してきた二枚目のトレーニングウェアに袖を通す。
そして広場中央で瞑想している一匹のウサギに敬意をもって話しかける。
筋トレはもはやこのためのウォーミングアップに過ぎない。本番はここから、ウサギとの組手だ。
お互いに向かい合って礼をして拳を合わせる。瞬時に後方に全力で回避。さっきまでおっさんの頭があった場所をウサギのハイキックが空を切る。
その隙をついて距離をつめて足を振り抜いてがら空きの軸足にスライディングタックルを決めて寝技にもっていこうとするが、ウサギは振り抜いた足の勢いのまま空中で一回転してスライディングタックル中のおっさんの真上から踵落としをかましてくる。地面を殴って無理矢理回避する。
轟音とともに踵落としの着弾した箇所にクレーターが出来上がる。おっさんぺちゃんこ回避。
仕切り直しにお互いに距離をとって構える。周囲にはいつの間にやらギャラリーのウサギ達が。
意識を目の前の相手に集中して攻撃のタイミングをうかがう。
お互い同時に踏み込んで渾身の右ストレートを放つ。おっさんの意識はそこで途絶えた。