表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

ミッション ブリーフィング

 俺は一軒の平屋の前に立っている。

 やらなければならないことは分かっていた。


 今回のターゲットは、この建物内にひそんでいる金髪の豚野郎だ。こいつは最近、俺たちの組織を裏切った。

 ブツの仕入れを値切り、それを通常よりも高い価格で売りさばいている。ボスの許可なしで、だ。余分な利益は当然ちょろまかして私腹を肥やす――とまあ、ここまではよくいる裏切り者の一人でしかなかったのだが……。

 ところが、ヤツの顧客の大半が貧乏人のジャンキーだったもんで、それが事態をややこしくしてしまった。


 想像してほしい。文無もんなしのヤク中から無理に金を巻き上げたら、いったい何が起こるのかを――答えは明白だった。恐喝、空き巣、強盗、殺人……。ジャンキーどもは手段を問わずに金をかき集めてまわった。

 その結果、街の治安はいちじるしく悪化した。警察や政治家どもはカンカンになって怒った。まとわりつくハイエナを黙らせるのに余計な金がかかってしょうがない、とボスがなげいている始末だ。


 そこでまんして――俺様の登場ってわけだ。


 俺の仕事は何を隠そう、組織の暗殺者だ。ボスは俺に命令を下した。「あの薄汚い豚野郎をいますぐ料理してやれ」――俺はその言葉を聞くと同時に、そく、愛車をかっ飛ばしてヤツの邸宅ていたくへと向かった。


 そして今、俺は一軒の平屋の前に立っている。

 やらなければならないことは分かっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ