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七天勇者の異世界英雄譚  作者: 黒鐘悠 
第一章 Welcome To Anotherworld
7/112

仲間ー起ー

書き直しパートになります

  「ぼっち」というのは、ひとりぼっちの略称で、友達がいない人間のことを指す。

  当然だが、それ自体は何も悪くないし、例え友達がいなくとも、意外と乗り切れるものだ。

 

  さて、突然だが、桜田悠斗という少年を「ぼっち」か、「ぼっち」でないかに極端に分けるとすれば、「ぼっち」に該当する。

  クラスでは陰キャも陰キャ、スクールカーストの底辺に座す少年な悠斗だが、実を言うと、彼は友達が一人もいないと言う訳では無い。


  その一人が柏村大輝かしむらだいき

  身長百七十六センチという、非常に恵まれた体格を持つ、悠斗の幼馴染である。




 ……

 ……

 ……


「うおっ、悠斗お前、えらい怪我してんぞ!?」


  危うくゴブリンに殺されるところだった悠斗と双葉を、ギリギリのタイミングで駆けつけ、助けた大輝は悠斗の怪我を見るなり驚いた様子でそういった。


「……ちょっとね。多対一をやったもんだからさ」


  ボロ雑巾のような体で、悠斗はゴブリンウォーリアの死体があるところを指差す。

  悠斗の身体よりも大きいゴブリンウォーリアの死体と、その周辺に転がるゴブリンメイジやスリングショットゴブリンの死体、更には周りに散らばる他のゴブリンたちの死体も見つけて大輝は唖然とした。


「マジかよ。よく生きてたな、お前」


「僕もそう思うよ……。それより大輝は何でここに?」


「大方お前と同じ理由だよ。悲鳴が聞こえたから一応来てみた、それだけだ。ま、一足遅かったようだがな」


  その言葉を聞いて、悠斗は内心流石と思っていた。

  柏村大輝は安木双葉同様に、物語の登場人物である。

  身体が大きく、髪をオールバックにして野性さを醸している大輝は、その見た目から不良生徒、或いは怖い人と初対面の人間から思われがちだ。

  しかし、実際はそんなことはなく、非常に面倒見が良く、フランクな人物だ。


  彼に自分から近づく人間は、大抵は不良を気取っていたり、力自慢な素行不良児だったりするのだが、そんな彼らも小一時間程話した所ですぐに打ち解け、仲良くなったりしている。

  困った人間を見かけたら、自分から声をかけ、最初は怖がられるものの、困ったことに親身になって助けてくれるため、誤解はすぐに解けている。


  学校一の完璧超人・桐生白刃(きりゅうはくば)よりも身体能力は高く、彼もまた特定の部活には入らずに助っ人として各部を渡り歩いていた。

  そのため、歳の上下問わず信頼が厚い。

  唯一の弱点は脳筋の節があるくらいか。


  彼の今回の行動理由は、純粋な優しさ、或いは正義感だ。

  悠斗のそれも似たようなものだが、根幹にあるものが正反対と言ってもいいほど異なる。


  やはり大輝は自分とは違う、物語の登場人物だ。

  改めて、悠斗はそう認識を強くした。


「でも、本当に間に合ったのはお前だ、悠斗。

  例え理由がどうであれ、な。俺はあとから来て美味しいところだけを持っていった漁夫野郎に過ぎねぇよ」


  悠斗の表情から読み取ったのか、心を呼んだかのようにピンポイントな言葉を大輝は言った。

  これには、悠斗も苦笑せざるを得なかった。


「君には敵わないな、大輝」


「おうよ。何年幼馴染やってると思ってやがる」


  大輝と話したのは昨日ぶりだったはずだ。

  最後に話してから丸一日以上経った訳でもないはずなのに、随分久しぶりに話した気がする。

  ただ一人、限界まで戦い続けた緊張感からのものだろうか。


  何故かおかしくなって笑いかける悠斗である。あったが、笑みが零れた瞬間、その顔が苦痛に歪んだ。


「痛っ」


「おいおい、大丈夫か? 拙いな、回復アイテムなんて便利な物は持っていないぞ……」


  忘れかけていたが、悠斗の体は無傷な所を見つけるのが難しいくらいボロ雑巾にされている。

  そのどれもが致命傷には及ばず、すぐに治療しなければ死ぬ、なんてこともないが、このまま放置してていい状態でもない。

  異世界なら回復ポーションなり、薬草だのあると思うが……そんな物持っている奴は居ないはずだ。


  このまま動けず、途方に暮れかけた時、倒れ伏している悠斗の少し後ろから控え目な声が聞こえた。


「あの……私、多分治せると思います……」


「本当か!? ……お前は、同じクラスの安木だったか」


「はい。私は安木双葉。顔を覚えて貰っているかは分かりませんが、御二人のクラスメイトです」


「いや、知ってるさ。『慈愛の天使』と言えば、うちの学校で知らねぇ奴はいないさ」


「? なんのことですか?」


  大輝の言葉に心底不思議そうな顔をする双葉。

  その反応に大輝は「いけね、これ非公式だったわ」と内心の動揺を隠し、誤魔化しを兼ねて話題を元に戻した。


「なんでもねぇよ。それより悠斗を治せるってのは本当か?」


「はい。失礼しますね」


  大輝の言葉に短く頷き、ボロ雑巾な悠斗の方を向く双葉。

  ゴブリンメイジが持っていた粗悪な杖とは違う、簡素な杖を悠斗の体の手前に持ってくると、呪文を唱えた。


「【光よ、命を温かさを、傷つきし者へ、与えよ】

  『回復光(ヒールライト)』」


  フワァァァ……と、杖の先から温かさな光が溢れる。

  最初は驚いた顔をしていた悠斗も、光に包まれてから、どんどんその顔を安らかなものへと変えていっている。

  直接触れてはおらず、その余波を身に受けるだけの大輝だが、彼もまた確かに感じていた。


  ーーーこれは、命の光だ。


  光が、悠斗の火傷を、擦り傷を、打撲を治していく。

  双葉が魔法を掛けてからおよそ十数秒後。

  ボロ雑巾だった悠斗は、傷一つ無い状態へと戻っていた。


「凄い……ありがとう、安木さん」


「いえ。元はと言えば、私が助けてもらいましたから」


  傷が癒え、興奮したように感謝の言葉を述べる悠斗。

  その光景を直接見ていた大輝からも、驚きの声が漏れていた。


「驚いたな。回復魔法が使えたのか」


  光属性魔法Lv2『回復光(ヒールライト)』。

  光属性魔法の中で一番最初に使える回復魔法であるこの魔法は、レベル2、つまり『光撃』より位階が高い。

  にもかかわらず使えたのは、双葉の魔道士としての位が高いが故か。

 

「はい。なんでかは分からないんですが……何故か、使えるような気がしたんです」


  ステータス画面において、魔法は《○○属性魔法》

 というスキルとして表示される。

  スキル欄を更に詳しく見て、スキルレベルなどを確認しても、使用できる魔法が分かるわけではない。

 

『魔法を覚えるには、二つの方法があります』


「っ!?」


  悠斗の脳内に、頭に直接響くような声が突如として掛かる。

  悠斗の魔導書に宿る人格、アルテナの声だ。

  だが、双葉や大輝はその声に気づいてはいないらしく、急に何かに反応した悠斗を、訝しいげに見ている。


『一つは生まれたその時から持っている、才能としてのスキルである魔法のスキルレベルを上げていくことです。

  魔法スキルのレベルを上げれば、必然的により強い魔法を使える……使用する権利を獲得できます。

  ここで重要なのは、スキルレベルを上げても強い魔法が何事も無しに急に使えるようになる訳では無い、ということです』


  少し分からなくなってきた。

  決して馬鹿では無いはずだが、頭が言い訳でもない悠斗は、急に言われた言葉の羅列に、理解が追いつかなくなりつつあった。


『二つ目に技術として魔法を習得すること。

  魔法使いになる人物は、大抵魔法スキルを持って生まれてきます。それが俗にいう、先天スキルなのですが、別に後から魔法を使えるようになれない訳でもないのです。

  それが後天スキル。後から修練などによって、本来才能としてはなかったスキルを発現させたスキルですね。

  優れた戦士が戦いの中でレベルを上げて、魔力が増幅し、元々持っていた適性が目覚めることもあります。

  人間には必ず魔力が宿り、宿った魔力には何らの属性への適性が刻まれます。

  とは言え、適性外の魔法が使えない、という訳ではないのですが。

  技術として魔法を覚えるというのは、元ある才能で魔法を覚えるのでは無く、術式を覚えて結果として魔法を使えるようになることです』


  更にアルテナは言葉を重ねる。


『スキルによる魔法習得との決定的な違いは、魔法を覚えようとしない限り魔法が使えないことです。逆に言えば、魔法系スキルを覚えておけば、スキルレベルの上昇などを契機に、気がつけば使えている、という状態になります。

  また、技術としての魔法習得はそれを重ねていれば魔法スキルを覚えることもあります。

  今回、そこの少女が回復魔法を使えたのは先天スキルの方だと思われます』


  なるほど、と悠斗は納得した。自分の中に、ふと何かができるような気がする、感覚が浮かんだ経験が、確かになくはない。

  自分が自覚していない器官があって、何となくそれが動かせるかどうか試してみたら動いた、という感覚だ。

  その辺は、生まれた時からの遺伝によって決まるようだが。

  耳をピクピク動かすことや、舌を振動させて音を出すことなどが近いだろう。


(因みに、なんで急に話出したの?)


  何となく、声を出さずに、気になっていたことを聞いてみる。

  すると、自称魔導書に宿る人格とやらはこう返した。


『このまま喋らないと存在を忘れられそうだったからです』


  ……さいですか。




「さて、何はともあれ悠斗の傷は治り、こうして仲間が三人になったワケだが……」


  アルテナの説明が終わった頃、大輝は話を変えた。

  話の変え方に妙な感覚を抱いた悠斗であったが、別に指摘するほどのことでもないので何も言わなかった。


「で、実際どうするよ」


  切実な問題である。

  何を、と聞く必要すらない。現状、悠斗達に課された命題は一つなのだから。


  即ちーーーこの森から脱出、及びこの世界での生存。


「見慣れない森、日本ではありえない怪物、いつの間にか着いてる小さな本、クラス、スキル、魔法、武器。

  これらの情報だけでここが異世界なのは把握した。ついでに喋る本……魔導書とか言ったか、そいつのお陰で状況は理解した。

  んでもって、地球にいた頃の最後の記憶ーーー教室で眠るように意識を失ったあの時の周りの連中の様子、そしてお前らとの合流。

  これらの要素を組み合わせれば……」


  俺らの他に異世界転移者、クラスメイトがいることは間違いない。

  大輝がそう言うと、やはり悠斗は不自然さを感じる。だが、それは今に言うことではないと違和感を振り払い、悠斗も話し合いに参加する。


「目先の問題としては、やっぱり森からの脱出だよね。この世界がどんなものか分からないけど、ゲームみたいな王道ファンタジー世界なら、森の近くには街があるのが基本だよ」


「でも……魔物がいっぱいいる以上、簡単には行かないのではないでしょうか……。方位や道だって分からないし……」


  おずおずと参加してくる双葉に、悠斗と大輝は目を向ける。二人に見られて縮こまる双葉だが、二人は双葉の意見に同調するように頷く。


「そう、そこなんだよなぁ、問題はさ」


「一々戦ってちゃ、僕らの精神とか体力とか持たないし、逃げ続けるのも厳しいしね」


「それに食料や水、活動拠点だって欲しい。森の広さやゴールが分からない以上、探索に何日掛かるか分かったもんじゃねぇしな」


「「う〜ん……」」


  世界をゲームに例えよう。

  今プレイしているのは新発売のRPG。見知らぬ森に投げ出された少年少女が、剣と魔法のファンタジーな世界で好き勝手する物語。

  登場人物は現状三人。物語の大まかな目的は無し。良くも悪くも『自由』。

  直近の目的は森の脱出。ただし危険な怪物がそこらをうようよ。しかも地図も情報も満足な食料も水もない。


  まあ、本当にゲームならプレイヤーは何度も迷いながら、何度も死にながら、脱出に至ることはできるだろう。

  が、これは現実だ。一度でも死ねばコンテニューはできないし、腹が減ったり喉が乾けば普通に死ぬ。


  言ってしまえば、なんというクソゲーか。しかし、現実に起こったことである以上、うだうだ拘泥していても非生産的に時間を過ごすだけである。

  あるのだが……まあ、普通に考えて、何の行動指針なく危険な森を彷徨えというのは、紐なしバンジーをさせられるのと同じくらい無謀というものだ。


「普通に詰んでね……」


  大輝の震えた声が森に浸透する。

  指針もなく歩き続けるほど意味のないことはない。


「必要なのは行動指針だよね。まずは拠点探しかな?」


「いや……拠点を探すのはそこまで固執しなくてもいいかもしれない」


「なんでさ」


「簡単だよ。拠点を探したところで、出口を探しているうちにまた戻れなく可能性が高ぇ。拠点に関しては出口や食料探しのついででも良いと思うぞ」


「確かに……」


  となればやはり出口と食料探しか。明確な指針は何も決められないまま、あやふやな目的だけが残る。

  殆ど強制的に、ブラブラ歩くことが確定した、その時だった。

  今まで黙っていた双葉が、やはりおずおずとした様子で挙手したのだ。


「あの……魔力を散布してのマッピング、しましょうか?」

 

「「え……?」」


  魔力散布によるマッピング。魔力を周囲一帯に散布して、魔導書に暫定的な地図を作る方法だ。

  かつて悠斗はこれを使い、命の危機に瀕した双葉の元へ駆けつけた。

  効果範囲はMPの消費量によって変わるため、本気で広めのマッピングをしようとしたら、結構な量使うだろう。


「一応聞くけど……安木さんのMP値っていくつ?」


「は、はい、ええと……今は三百ほどです」


「「いぃっ!?」」


  三百。悠斗の最大MP値は三十だから、彼の十倍に相当する魔力量だ。

  ちなみに悠斗のスキル《電撃スパーク》、光属性魔法Lv1『光撃』の消費MPは共に二であるため、両攻撃を百五十回は撃てることになる。


「これが私のステータスです……」




  ……

  ……

  ……


安木(やすらぎ)双葉(ふたば)

  〇性別:女

 〇年齢:15歳

 〇レベル:1

 〇クラス:《魔道士》(1/10)

 〇称号:【異世界人】【慈愛の天使】

 〇能力値

 HP:150 MP:300

 筋力:20 体力:30

 敏捷:30 知力:100

 耐久:10 技巧:60

 加護:A

 〇スキル

 《治癒師(ヒーラー)》《魔力回復》《物理耐性》

 《魔力耐性》《光属性魔法》《神聖魔法》《治癒魔法》《杖術》《来訪者》

 〇補足

 《治癒師》……光属性魔法、神聖魔法、治癒魔法に適正。魔法の威力、効果増幅。

 《魔力回復》……対象スキルを使用時、MPを回復する。再使用にはクールタイムが必要。

 《治癒魔法》……各属性の回復魔法と回復魔法が使える。



  ……

  ……

  ……


  「なんだこれ……」


  双葉のステータスを見て、悠斗は呻いた。ぶっちゃけ殆どの項目で負けている。MPや知力に至っては悲しいくらい差がある。

  隣をチラ見すると、大輝も双葉のステータスを見て頬を引き攣らせている。

 

「すげぇなお前のステータス。スキルも結構あるし、羨ましいぜ」


「そういう大輝のステータスは?」


「ここで聞いてくるかよ。人に自慢できるようなもんでもないってのに……」


  と、言いつつも、大輝は魔導書を開き自分のステータスを開示する。



  ……

  ……

  ……


柏村かしむら大輝(だいき)

 〇性別:男

 〇年齢:十五

 〇レベル:3

 〇クラス:《剣士》(1/10)

 〇称号:【異世界人】【脳筋】

 〇能力値

 HP:200 MP:40

 筋力:100 体力:60

 敏捷:30 知力:20

 耐久:60 技巧:20

 加護:B

 〇スキル

 《火炎ブレイズ》《剣術》《瞬間強化》

 〇補足

 《瞬間強化》……三十秒間、MPと知力と技巧以外のステータスを大幅強化。再使用にはクールタイムが必要。



  ……

  ……

  ……


「いや、お前も高いじゃん」


  思わず素で突っ込む悠斗。人に自慢できるようなものでもないとか言っておきながら、十分に高いステータスであった。


「で、そういうお前はどうなんだよ?」


「な、何がかな?」


「決まってんだろ。お前のステータスだよ。まさか人の見といて自分はい、見せないとか……ないよなぁ?」


「あ、あぅぅぅ……」


  大柄強面の同級生に詰め寄られて、涙目になる悠斗。言えない。まさか悪友(大輝)どころか、か弱い女の子である双葉よりもトータル的なステータスが低いだなんて。

  絶望的な状況(プライド的に)に追い込まれた悠斗だったが、そこから彼をすくい上げたのはやはり、双葉であった。


「あ、あのぅ……マッピング、やってもよろしいでしょうか?」


「あ、うん、お願い、安木さん!」


  悠斗的には助け舟に便乗しようという「お願い」であったが、双葉は喜色満面となり、魔力を散布しだす。

  木製の杖、その石突きを地に当てて、目を瞑りながら杖を握る手に力を込める。

  すると、ザワザワと周辺の木々や草が揺れ始め、双葉の身の回りから風が吹き出ていることに気がつく。

  いや、それは風ではなかった。次の瞬間、双葉を中心に、突風の如き衝撃が、爆発するように広がった。

  魔力の突風だった。よく見れば、キラキラと光る風が辺りに広がって行く。

  輝きを放ちながら、それに髪と魔道士風のローブを揺らす彼女は、あまりにも幻想的で美しかった。


「すっっっげぇ……」


「ほんとにね……」


  暴嵐の如く、荒れ狂う魔力の奔流。それを為しているのが、たった一人の、しかも、抱き締めれば壊れてしまいそうな程華奢な少女だという事実に、戦慄せざるを得ない。

  これら全てが攻撃に転化されることを考えて……ゾッとしてしまう。


  それはあまりにも美しい光景であった。

  それは奇跡の時と言っても過言ではなかった。

  しかし。

  どんなに綺麗な瞬間も、いや、綺麗だからこそ、終わりは残酷に訪れる。


  そしてーーー




  ーーーたった一人が為す、魔法の時間は終幕する。



「……っ、これは……!?」


  それを為し終えた彼女が、記録したモノはーーー

 



書き直しなので、次話と繋がりません。すぐに投稿するので、少しお待ちくださいm(_ _)m

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