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七天勇者の異世界英雄譚  作者: 黒鐘悠 
第一章 Welcome To Anotherworld
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強敵に挑む。

短いです頑張りました。

 “ブラッドグリズリー“は名の通り、血のように真っ赤な体毛と全長三メートルに及ぶ巨躯を持つ熊である。


 そしてブラッドグリズリーは東の平原のボス。俗に言う、フィールドボスである。


  しかもランク5、青銅等級ブロンズで三人、黒等級ブラックで六人は必要な強力な魔物で白等級ホワイトだけで挑むなど、自殺行為以外の何者でもない。


  そして東の平原は駆け出し冒険者達の聖地。

  ランク5の魔物に勝てる実力もない。

  故にブラッドグリズリーは【駆け出し殺し】の異名を持つ。


 そんな魔物が白等級で、しかも四人しかいない悠斗達の目の前に現れたのだ。悠斗達の開いた口が塞がらないのも納得いく。まぁ悠斗達はブラッドグリズリーのことを知らないが。


「……っ、全員散開! あの熊から距離を取れ。」


 いち早く正気に戻った悠斗が凛紅達に指示を飛ばす。それを聞いた凛紅達も正気になり、一心不乱に距離を取る。


「グワアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」


 ブラッドグリズリーが咆哮を上げる。それが開戦の合図となった。


「ねぇ悠斗、逃げた方がいいんじゃない?」


「出来ることなら僕もそうしたいさ。でも、あれが逃がしてくれるように見えるかい?」


「うん、ごめん。私が悪かった。」


 こんなシリアスな状況で洋画のワンシーンみたいなことをしている悠斗にブラッドグリズリーが襲いかかる。


「…っ、〈限界加速〉!」


 悠斗はスキル〈限界加速〉で敏捷値をはね上げるさせ、熊による爪攻撃を躱し背後に回り込む。


「うおおらァ!〈突剣とっけん〉」


 正面から大輝が〈剣術〉スキルのスキルアクション、〈突剣〉を使い剣を突き出して突進する。


「グゥ!?」


 レベルも上がり、青銅等級に匹敵する膂力で放つ〈突剣〉はかなりの威力を持ってブラッドグリズリーに直撃するが、五センチ程しか刺さらなかった。


「まず……」


 剣が刺さったままのブラッドグリズリーに睥睨され、思わず顔が引き攣る大輝。しかしーーー


「〈ライトスピア〉!」


 双葉が〈無詠唱〉のスキルを用いて放った光属性魔法Lv1〈ライトスピア〉で大輝を援護。着弾し、ブラッドグリズリーが怯んだ隙に大輝も離脱する。


「〈剣舞ブレイドダンス〉!」


 凛紅がスキルで三本の刀剣をグリズリーに突き刺す。


「グギャアアア!」


「終わりにしてやる!〈花吹雪〉!」


 悠斗が止めに〈双剣術〉スキルのスキルアクション、〈花吹雪〉を見舞う。十連撃の刃がブラッドグリズリーの体の至る所を切り刻む。


「グギャアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!」


 ブラッドグリズリーは断末魔の叫びを上げて倒れる。


 先ほど説明したブラッドグリズリーのことはけして嘘ではない。しかし、忘れることなかれ。


 彼らは転移者ボーナスを貰った、|異世界転移者(チート持ち)であることを。

オタク丸はもう一作品書いているので呼んでください。お願いします

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