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最弱ニートの異世界転生  作者: Rewrite
第六章
124/192

11話

 泊まっていた宿から城へと向かう途中、今更なことが急に気になったので、なんだかんだ色んなことに詳しいリリーナに聞いてみることにした。


「なぁ、リリーナ。今更なんだけど、お城に出向くのに俺たちこんな格好でいいのか? なんかこう……身だしなみが悪いとか言って追い返されたりしない?」

「本当に今更ね……。格好のことなら大丈夫よ。向こうだって冒険者が小綺麗な格好をしてくるなんて思ってないわよ。むしろ、薄汚い恰好を想像してるだろうから、イメージ通りってところじゃないかしら」

「ふーん。そんなもんか。まぁ、ゲームでもプレイヤーにわからないだけで、キャラの装備品は汚れてるだろうし、それで王様に会ってるんだから平気か」

「げーむ、とか、ぷれいやー、っていうのが、なんなのかわからないけど、要は気にしすぎても意味がないってことよ」


 リリーナにとりあえず聞きたいことが聞けて内心ほっとする中、俺とリリーナの少し後ろを歩くミカとアイリスに目を向ける。


「……」

「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」


 お葬式状態だ。


「あの二人大丈夫か」

「大丈夫じゃないでしょうけど、覚悟を決めてもらうしかないでしょ。日付をずらしたって結局当日は同じ反応するわよ、きっと」

「ちがいねぇ」


 小刻みに体を震わせながら器用に歩くアイリスに、まるで何か失敗をして先生に怒られに行く途中のようなミカを見て俺が心配の声を漏らすと、リリーナが以外にも辛辣な言葉で返した。

 普段は二人に対して優しいリリーナも、こういう時だけは二人にも少し厳しく当たる。スイッチのオンオフの切り替えが上手いタイプだ。そういう裏表ない性格だから明るいミカと、引っ込みがちなアイリスという対照的な性格の二人とも上手くやっているのかもしれない。


「それにしてもリリーナは余裕そうだな。やっぱり元お嬢様か何かで?」

「ち、違うわよ! 仮にそうだったとしたらユウマのパーティーになんか入らないで、お金使ってもっと強そうなやつと組むわよ!」

「嫌、無理だろ」

「なんでよ!」

「だって、イニティでパーティー組めなかったの、リリーナみたいな我儘な奴めんどいって感じだろ? 美少女力よりめんどくささが勝った形だろ? なら、お金をどれだけ積んでも同じだろ」

「なんですってーっ!!」


 俺の言葉に怒りを露わにしたリリーナが杖を構え始めたので、俺は慌ててリリーナを止める。こんな王都のド真ん中でリリーナを暴れさせるわけにはいかない。これ以上の借金はごめんだし、王様の前に出向く理由が変わってしまう。

 それだけは何としても防がねばなるまい。

 そんな俺の意図を理解したのか、単に怒りを収めることができるくらいにはリリーナも大人になったのか、リリーナは杖を収め、大きく息を吐いた。


「はぁ……。私も落ち着いてるっちゃ落ち着いてるんでしょうけど、ユウマだって似たようなもんじゃない。昨日とか、今朝とかは騒いでたくせに、今は落ち着いてるじゃないの」

「あー、確かにそうだな」


 言われて妙に自分が落ち着いていることに気づく。

 リリーナの言う通り、昨日王都に来てからというものの、気持ちが完全に落ち着いた時間はほとんどなかった。

 それこそ、気が付けば城に出向かないといけないプレッシャーのようなものを感じていたように思う。

 ただ、勘違いしないでほしいのは、俺だって一応緊張はしているということだ。

 では、なぜ俺がこんなにも落ち着いて見えるのか。


「でも、あの二人を見れば大抵の奴は冷静になるだろ」


 そう言葉にして、再び葬式状態の二人を見る。それに釣られたようにリリーナも振り返り、小さな声で「確かに、そうかもしれないわね」と、言った。

 人間、いくら緊張感のある状況でも、自分より慌てている人間を見ると落ち着いたりすると聞いたことはあったが、まさか異世界でその真実を知ることになろうとは思ってもなかった。


「城まであと十分ってところか……」


 既にその大きな姿を見せている城を眺め、大雑把に着くまでの時間を計算する。そして、歩く速度をそのままに三度目の振り向きをして、二人の状態を確かめる。

 状態異常ならぬ状況異常『お葬式』とでもいったところだ。

 さすがにアイリスとミカの二人をこのままの状態で城に行かせるのは不安すぎる。

 アイリスはともかく、ミカがSAN値ゼロになって発狂なんてしたら『金剛力』が相まって止めようがない。止められたにしても大損害間違いなしだ。

 どうにか、少しでも緊張をほぐせないものか。


「リリーナ。城に着くまでに少しでもあの二人を落ち着けておいた方がいいと思わないか?」

「そりゃあ、まぁ、落ち着けさせられるならいいと思うけど」

「だろ? なら、その努力をしようじゃないか。俺はアイリス、リリーナはミカをどうにかしてくれ」

「別に構わないけど……どうしてその配役なのかしら? ミカのことは幼馴染のユウマの方がよくわかってるんじゃないの?」


 リリーナが訝しげな表情で聞いてきた。


「もちろんそうだが、俺は散々朝にミカを相手にしたからな。あれでダメなら俺にはお手上げだ。アイリスのもリリーナがなんだかんだ気を利かせてたんだろ? それであれならお手上げだ。なら、配役を変えてみるしかない。違うか?」

「違わないわね。……で、本音は?」

「ミカとは朝に、リリーナとは今、話して少しずつ落ち着いてきたから、残る不安をアイリスと会話して拭おうと思ってな」

「……意外と普通な意見ね。正直驚いたわ」


 心底驚いたような、それこそハトが豆鉄砲を食らったような顔で俺を見るリリーナ。

 全く、俺はいつもまっとうなことしか言ってないっての。


「私はてっきり、アイリス分がなんだとか言い出すものだと思ってたわ」

「あのな、こう見えて俺だって緊張してんだぞ。こんな状態でずっと冗談なんて言ってらんねぇよ」

「え? ユウマに神経なんてあったの?」

「あるわ! 俺をなんだと思ってんだ!」

「心臓もじゃ()……かしらね」

「誰が心臓もじゃ男だ。そんな心臓今くらいしか要らんわ!」

「今はほしいのね……」


 俺の言葉に若干引き気味な返事をした後、リリーナが小さく笑った。


「ユウマと話してるとこの後、セントラル王と話すのがウソみたい思えるわね」

「はいはい。どうせ、俺は下民下っ端下僕の下下下(ゲゲゲ)のユウマですよ」

「何もそこまで言ってないわよ。ただ、少しは私も落ち着いたのよ」

「はあ? お前が? なんで?」


 リリーナの言ってることがわからずに聞き返す。


「そんなことどうだっていいでしょ。それより二人をどうにかするんでしょ。早くしないとお城に着くわよ」

「げっ。確かにあと五分くらいで着くきそうだ」

「でしょ、お互い早くしましょ」

「あ、あぁ……」


 結局、リリーナがなんで落ち着いたのか、最後に少し笑っていたのか、わからないまま、俺はアイリスを落ち着かせるための策を考えることになった。


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――


「ねぇ、ミカ。ちょっと話しましょうよ」

「え、リリーナ。良いけど、なに話すの?」

「いいからいいから」


 そう言ってリリーナがミカをアイリスから少し引き離す。

 個人個人で励ますのなら確かに少し距離があった方がよさそうなので、珍しいリリーナの良行動を心の中で褒める。

 口では決して褒めたりしない。

 絶対に調子に乗るからな。


「なぁ、アイリス。ちょっと話さないか?」

「え、ユウマさん。なんでお花さんを裂かないといけないんですか?」

「いや、違うよ!? 花裂かないかじゃなくて、話をしようって言ったんだよ!?」

「あぁ、そうだったんですね。すいません、私少し緊張してるみたいで……」


 うん。それは見ててわかる。というか、そのために俺とリリーナが動いてる。と、心の中でアイリスに返事をしつつ、口では「大丈夫だ」と、少しでも心配を取り除けそうな言葉を選んで返した。


「それじゃあ改めて、なぁ、アイリス」

「はい、なんでしょう?」

「結婚しよう!」

「はい……ふぇええええええええええええええええええええっ!!」


 俺の冗談に、いや、冗談でもないんだけど、とにかく俺の言葉に予想よりも大きなリアクションを取るアイリス。周りの視線が少し痛かったので、咄嗟にアイリスの口を塞ぐ。

 リリーナとミカの方に目をやると、二人は何やってんの? と、良いたげな目を俺に向けていたので、全力で首と手を横に振って何もやってないことをアピール。


「あ、あのユウマさん……」

「はいはい、ユウマさんですよ」


 ミカとリリーナがまだ俺を訝し気に見ているが、アイリスが話しかけてきたので、俺は逃げるように視線を動かす。

 視線を逸らしたのに、二人の視線が針のように俺を刺してくるのを感じる。

 止めて、このままだとユウマ、ハリネズミになっちゃう。


「えっと、その、ユウマさんのお気持ちは確かに嬉しいのですが、私はまだ子供ですし、ミカさんやリリーナさんもいますし、うんと、あっと、あのですね―――」

「あぁ、大丈夫だぞアイリス。冗談だから。ていうかこれ以上はやめてくれ、俺に効く」


 俺の半分冗談にアイリスが律儀に返事をしてくれようとしているが、これ以上は俺の心に負荷がかかり過ぎてしまいそうなので、中断させた。

 アイリスを励ますはずが、逆に俺がダメージを負ってるこの状況はいったい何なのだろう。いや、原因はあんなこと言った俺なんだけどさ。

 それにしても、なんで俺との結婚の話にミカとリリーナが出てくるんだ?

 さっぱりわからん。


 このままだと、よくわからない泥沼に浸かりそうだったので、急いで話題を変えることにした。


「そういや、もうそろそろクリスマスか」


 冬というワードから連想された第一の言葉がこれだった。

 現実ではリア充の祭典といってもいい日で、俺が一年の内で嫌いな日ランキングトップ3に入れていた日である。


「くりすます、ですか? あのー、ユウマさん。そのくりすますって何なんですか?」

「んあ? こっちにはクリスマスないのか?」

「はい。少なくとも私は知りません」


 どうやら異世界にはクリスマスもないらしい。

 考えてみればキリストがこの世界にはいないんだから、記念日になるはずもないか。


「あっとな、クリスマスってのはサンタクロースっていう赤い服を着たおじいさんにプレゼントをもらったり、みんなでプレゼントしあったり、ケーキ食ったりするお祭りだ」


 正直、クリスマスも家に引きこもってた、非リア充である俺のクリスマスのイメージはこんな感じだ。

 せいぜいここにターキーを食べる。クリスマスツリーを飾る。リア充を恨み、憎むが追加されるくらいだ。


「ユウマさんの住んでたところでは、そんなお祭りまであったんですね。他にもこの時期になにかお祭りごとがあったんですか?」


 思ってた以上にアイリスの食いつきがよかったので、このままイベントごとの話を進めることにした。


「そうだなー。もう少し後になるけど、バレンタインデーがあったかな」

「ばれんたいんでー、ですか。それはどういうお祭りなんですか?」

「こっちはお祭りとは少し違うんだよ。女の子が好きな人にチョコレートを作って渡す。っていう日なんだ」

「す、すごいですっ! すごい素敵な日じゃないですか!」


 アイリスのさっきまでの雰囲気はどこへやら、暗い感じは消え去り、今は瞳に星を宿らせている。

 こういうところを見ると、やっぱりアイリスも女の子なんだなって――――こんな時じゃなくても、いつも思ってるな。うん。


「つっても、最近じゃあそんなことないんだけどな」

「そうなんですか? そんなに素敵な日なのに勿体ないです」

「まぁ、ゼロってわけじゃないんだけど。どっちかってーと、友達同士でチョコを渡しあったり、いつも仲良くしてもらってありがとうみたいなお礼代わりに義理チョコっていうのを渡したりするのがほとんどかな」

「少し残念な気もしますけど、それはそれで素敵な日ですね。いつものお礼をチョコにして渡す。誰にでもできて、良いと思います」


 そんなアイリス的には素敵なことをしている日本では、バレンタインデーはお菓子会社の陰謀だとか言われたり、血で血を洗うような男同士の争いもあったりするのだが、さすがに夢を壊しそうなので黙っておいた。

 アイリスなら、日本でサンタを信じたまま高校生にもなれる気がする。


「あれ? ……あの、ユウマさん」

「ん? なにか質問でもあったか?」

「は、はい。あの、バレンタインデーというのは女の子が好きな人にチョコレートをあげる日、なんですよね?」

「あぁ、基本的にはそうだな。……なにか変なとこあったか?」

「えっと、男の子が女の子にチョコレートをあげる日、というのはないんですか?」


 あー、なるほど。

 確かに今の俺の説明だと、女の子ばかりが男の子にチョコをあげて、好きと告白する日。または女の子が色んな人に日頃のお礼にチョコを配る日。みたいに聞こえるな。

 この説明だと、男ばかりお礼をされて、女の子はお礼をするだけ、みたいに聞こえる。それは確かに不公平だ。

 女の子のアイリスからしたら、男の俺よりますますそれを感じるだろう。


「ちゃんとあるぞ。一カ月くらい後にホワイトデーっていうのがある」


 こうやって改めて二つの日を考えると、バレンタインとホワイトデーって遠いな。

 告白されたこともしたこともない俺にはわからんけど、告白の返事が一か月後って、遅いよな?


「ほわいとでー、ですか。そちらは男の子が女の子にチョコレートをあげる日なんですね」

「ちょっと違うな。ホワイトデーは男が女の子にバレンタインデーのお返しとして、お菓子をあげる日なんだ」

「お菓子ですか……。お菓子なら何でもいいんですか?」

「俺も詳しくないけど、たぶん平気だと思うぞ。お菓子の種類ごとに確か意味があったんだけど―――さすがに覚えてないな」


 正確に言えば、覚えてないのではなく、覚える気がない、だけど。

 マンガやアニメでしかバレンタインデーもホワイトデーも知らない俺にはホワイトデーのお菓子の意味合いなんてどうでもいい。

 俺にとってのバレンタインデーは母さんとミカから義理のチョコをもらい、ホワイトデーはそのことを出汁に母には家事を手伝わされ、ミカには何かしらのお菓子を要求される日。くらいのものだった。


「まぁ、簡単にまとめるとバレンタインデーは女の子が好きな男の子にチョコをあげる日。ホワイトデーは男の子から女の子へのお礼と返事の日。って感じだ」

「そうなんですね。それじゃあ今年は私もユウマさんにチョコレートをあげなきゃですね」

「えっ!? くれるの!?」


 アイリスのあまりにも嬉しい発言に興奮気味に返事をする。

 そんな俺を気持ち悪がったりしない天使アイリスは、笑って次の言葉を口にした。


「もちろんです! せっかくの素敵な日なんですもん。知っているのにやらないなんてもったいないです」

「まじかぁ~」


 生きてきてこの方、恨む対象でしかなかったバレンタインデーを、今年は恨まずに過ごせそうだ。

 天使アイリス。

 女神アイリス。

 アイリス様万歳!


 嬉しさのあまりトリップしそうになる俺を横に、アイリスがまだ先のことに思いを馳せながら、嬉しそうに可愛らしい指を折り曲げる。


「アイリスー、何してるんだ~?」


 普通の顔をしようにも表情筋が緩み切って戻らない。声もワントーン上がり、端から見たらさぞかし気持ちの悪い男だろう。日本だったら通報されていてもおかしくない。

 問題なのは、その気持ち悪い男が俺だということだ。

 でも、そんなこともどうでもいいと思えるくらい俺のテンションは上がっていた。


「バレンタインデーに何個チョコがいるのか数えてたんです。ユウマさんにリリーさんにミカさん、ザックくんにシュリちゃん、ファナさんにもあげないとですね。ふふっ、今から楽しみです」

「……」


 そうですよねー。

 アイリスほどの天使が俺だけのためにチョコを作ったりしませんよねー。

 みんなのために作りますよねー。

 だって俺、友達とかに普段のお礼とかでもあげるって言ったもんねー。

 男が俺だけだったら俺のだけ本命かも―――なんて思えたけど、ザックもいるもんねー。むしろ、年齢的にも見た目的にもザックの方がアイリスにはあってるもんねー。

 ……。

 しょっぱい。

 この液体は何?


「ユウマさん。それにつきましては、バレンタインの正確な日付を教えてもらってもいいですか? って、どうかしました?」

「いや、なんでもないんだ。ただ、現実の冷たさを思い出しただけで……」

「この数分に何があったんですか!?」

「何でもない……なんでもないんだ……」


 こんなの、ただの男の醜い嫉妬でしかない。

 女の子の嫉妬はご褒美だとしても、男の嫉妬はただの僻みでしかない。

 それをアイリスに言うには少々かっこ悪すぎる。

 ―――誰だ! 最初からお前はかっこ悪いとか抜かした奴は!


「俺の悲しい現実は置いといて、アイリス。少しは緊張が解れたみたいだな」


 気が付けば、さっきまで暗い雰囲気でこの世の終わりみたいな顔をしていたアイリスの顔は、いつもの可愛らしい顔に戻っていた。


「あっ、ホントです。さっきよりは少し気持ちが軽くなった気がします」


 言われて気が付いたのか、アイリスは自分の胸に手を当てて、心臓の鼓動を確かめている。


「もしかして、ユウマさん。私のことを気遣って話しかけてきてくれたんですか?」

「話しちゃうとかっこ悪いけど、まぁ、そうだよ。あんな顔をしてるアイリスを見てるのも辛かったしな」

「わーっ。ありがとうございます!」

「どういたしまして。この後も頑張っていこうな」

「はいっ!」


 アイリスの笑顔をここまで取り戻せたなら、とりあえず俺の方は作戦成功と言えよう。

 さて、もう一人は方はどうなったことやら。

 そう思って視線をずらすと、そこにはバカみたいに笑うミカと、何やら疲れ顔のリリーナ。

 何があったのか、想像もしたくない。

 やっぱりミカをリリーナに押し付けて正解だった。


「とにかく、格好も気持ちを最低限の準備完了ってとこかな」


 どうにか、城に着く前に全員の気持ちを整理することができた。

 そして、城はもう目の前。


「はぁ~。気が重い……。不登校になってから学校に行くくらい気持ちが重い」


 本当の闘いはまだ始まってすらなかった。

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