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片想い

作者: 藤宮まりあ

いつからだろう


自分にも、自分以外の人間にも期待しなくなったのは


自分以外の人間は、数時間前に口にしたことさえ、平気な顔で覆す


自分だって、今日好きだったものが、明日にはどうでも良くなっている


『どうして好きになってくれないの』


誰かを好きになっても、その誰かは私を好きになってはくれなくて


だけど、数週間後には、私もその誰かを好きではなくなっている


『どうして好きになれないの』


自分も含めて、人間なんて信用出来ない


でも


そんなの本当は悲しい


大嫌いな自分


なのに


本当は大好きな自分


ダメなところなんて無限にあるけど


完璧になんて、なれないけれど


理想の自分を考えてみた


毎日、毎日、挫折しながら、少しでもそこに近づくように頑張ってみた


たまには甘える自分を許してあげられるようになった


自分に優しく出来るようになったら、誰かにも優しく出来るようになった


自分を好きになれたら、誰かも好きになれるかもしれない




そして


私は貴方に出逢った


私と貴方の関係に、名前は無くて


だから、何の約束も存在しない


明日、貴方は居なくなるかもしれない


貴方の心は、きっと一生分からない


それでも、私はずっと貴方に片想いしていられると思うの



『大好きです』



その言葉は口には出せないけど


心の中にあるこの想いは、私を幸せにしてくれる



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