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ネコと私  作者: 昼行灯
管理迷宮編
87/143

086:管理迷宮03

「これって糸に出来る?」

グレーターデーモンから手に入れた悪魔装備を出す

「お、なんかかっこいい装備だな、黒騎士みたいな?」

クロみたいな感想を口にする藤原君


「ちょっと、リンなによこれ?、デーモンシリーズ一式ってどこで手に入れたのよ!」

暗黒騎士の最終装備じゃないとか言っている

「それって聖騎士のあれの対になるようなものなの?」

聖なる糸の原料になった装備だ

「そうよ、一式全部とかありえないんだけど!」

「そうなの?、たまたま拾ったんだけど」

クロの助言で封印した剣は出さないほうがいいかな?

デーモンスレイヤーだけでも貴重みたいだし

「で、全部糸にして聖なる糸と合成して欲しいんだけど?」

装備9個あるし聖なる糸+9とかになるのかな?、なったらいいなあ

「は?」とカーサ君

「へ?」と私

「ほ?」とクロ君

「お前等何してんの?」と藤原君!

藤原君から突込みが入った!!!


「デーモンシリーズが全て揃ってるのよ?」

「いやあ、でも必要ないし?」

「我も装備出来ないしな!」

「お、俺、装備できるんじゃないか?」

「ふざけんな!、なんでクソワラに上げないといけないんだ、リンからもらった大地シリーズの代金先に払えや!」

「代金は要らないけど、悪魔装備とか何が起きるかわからないから止めといた方がいいよ、しかもシリーズ一式とかさ」

「それもそうね、はじめて見たからもったいないとか思ったけど、デーモンシリーズは危険かもしれないわね」

と、カーサも同意する


「そうか?、暗黒騎士とかかっこよくね?」

「藤原君ってクロと似てるよね?」

「心外なのだリン、謝罪と訂正を要求するのだ!」

「クソネコ、暗黒騎士の肩に乗ってる姿とか超かっこよくね?」

「む、むむむ、かっこいいかもしれないのだ!、1回だけなら着てみてもいいのだ!、肩に乗って高笑いを、、」

「そっくりだよね?」


悪魔とか暗黒とかに憧れを抱くのもいいけど、

実際ろくなものじゃないんだからね?


カーサに錬金してもらう、、、


聖魔の糸+5:ALL100、HP回復、MP回復


「なにこれ、やばくない?」

とんでもないものが出来上がった

「錬金が5になったわ!」

え、そっち?


「なんだ、何がやばいんだ?」

藤原君が聞いてくる、糸は当然見えていないし鑑定も無いしね

「んー、カーサの錬金が5になったから、藤原君が強奪するんじゃないかって」

「やっぱりそうだったのかこの外道め!」

「クロちゃん、殺られる前に殺るわ!」

「え、なんで聞いただけなのにそうなんの?」

ふぅ、何とか誤魔化せたみたい


シネヤワレー、死になさーい!


しかし、HPMPに加えステータス全て100アップでHPMP回復とか

ちょっといくらなんでもやばいよね?

けどせっかくのいいものだし、さっそく装備してみる


うお、なんだクソネコ急に強くなってね?

くはははは、我は今暗黒の力に目覚めたのだぁぁぁぁ!

クロちゃん今よ!、死になさい、偽勇者め!


「ちょっと、そろそろやめなさい!」

ぺしぺしぺし!

「あぅ!」

「むきゃ!」

「いたーい!」

「なんで俺も叩かれるの?」

ついでですよ?


装備をそろえようかと思ったけど、私の装備はこれでいい気がしてきた

既にステータスもSランク並になってしまったし

INTとかはSSランクに届きそうな高まり具合

「カーサと藤原君の装備を整えつつ迷宮探索しようかね」

「魔王を超え、魔神となってしまった我、まさに無敵!」

「リンのステータスが全部1になってるんだけど、その偽装はある意味屈辱的だわ!」

鑑定してきたカーサが泣いている

「どゆこと?」

状況を理解できていない藤原君


「そういえばカーサ、錬金5の上ってあるの?」

「わからないわ、合成と分解と言うのがあると伝わっているけど、錬金の上位スキルとも、まったくの別スキルとも言われているし」

ふーん、まあいいか


「じゃあ準備できたし、管理迷宮行こうか?」

「うむ!」

「え?」

「お?」

なんか乗りがいいよね?

「まってまって、どうやって行くの?」

「この人冒険者なの?、えらい美人に見えるようになったけど魔道具屋のばあさんだろ?」


うーん、、


リン説明中...


リン説明中...たまにクロが嘘情報発信中


クロお仕置き中...


面倒になったので適当な説明をした!


「じゃあ、準備よければ転移するよ?」

「うむ!」

「うん!」

「おう!」


それぞれが隠密と認識遮断をし30Fの転移カードを出し転移を実行する

一瞬の浮遊感後、1Fの転移魔法陣に出現しそのまままた転移

最終的に30Fの入り口部分に出現する


「転移凄いわね!」

「便利だな!」

あれ、そういえば2人とも脱出以外の転移初めてだっけ?

「けど、帰りは普通に隠密と偽装で迷宮出口から出るからね?」

「え、そうなの?」

「普通に脱出用転移で出ちゃダメなのか?、カーサだっけ、だけが偽装でさ」

「だって、私達も入り口から入ってないし?」

「あ、そうか、そこだけは面倒だな」

「ごめんね?」

カーサが謝ってくる

「別にいいよ、出るときだけ面倒だけど来る時は一気に目的地まで来れるんだし、こっちのほうが楽だからさ、それに多分もう少しで空間魔法上がるからそうしたらカーサのところに転移設定させてもらえれば帰りも転移で帰れるよ」

「そうなの?」

嬉しそうに耳をぴこぴこするカーサ、どの部分が嬉しかったのか

「よ、よかったな?」

自分が言ったことでカーサが謝ったと思い気にしている藤原君の一言

「今日死ぬあなたには関係ないことね!」

「うむ、今日がお前の命日だ!」

問題発言をするエルフとネコ!


背中には気をつけることね!

暗闇には気をつけるんだな!

お前等最低だな!

楽しそうだね?



「藤原君は何階まで潜ってたの?」

「20Fまでだな」

「じゃあ、30Fは初めてだね、、どう思う?」

この何も無いただの一本道

「隠し通路とかかな?」

「鑑定で全部鑑たけど何も無いんだよね」

「そうすると、下の階層から上って来るか、転移かな」

「あ、そうか、それだと上の階から隠し通路で降りる階段と言うのもありえるんだね」

「あー、それもあるな、上の階は調べたのか?」

「んー、調べたっけ?」

よく覚えてない、クロに聞いてみる

「しらーん!」

だよねー!


「でもそれだと、1個上とかじゃなくて複数階上も下もありえるんじゃない?」

と、カーサ

「たしかになー、そうなると面倒だよな」

「んー、まあ迷宮の謎とかあんまり興味ないし、気にしないでボス部屋中心で装備整えていこうか」

「だなー!」

「うん!」

「フジワラは入り口で正座待機だけどな!」

「あ゛?」

「あ゛?」

「やんのかクソネコ?」

「小僧、生意気な口聞くと挽き肉にしちゃうぞ?」

「上等じゃねーか!」

「置いてくよ?」

「「まっちくりー!」」

クロを頭の上に乗っけて走ってくる藤原君、なんだかなー


「リンが突っ込みいれるから調子に乗ってるのよ?」

「えー、カーサもたまにあっちに混じってるじゃん?」

「ま、まじってないもん!」

目を逸らす、いやいや、それって突っ込んでほしいの?


ぺし!

「いたーい!」

嬉しそうにいわれても、ねえ?




30Fボス部屋:

後ろで扉が閉まる音がし、部屋の奥に巨大な影が現れる

「レッサーよりちょっと大きいね」

「当たりなのだ!」

「ドラゴン!」

「うお、ドラゴン!」


魔物の証である真紅の瞳がこちらを見下ろす


その名も、


アースドラゴン!!!


こちらを睨む目が細まり喉の部分が膨らむ


口を大きく開き、そこから、、

「遅いな、必殺見えない右!」


バゴンッ!

と言う音と共に開いた口が閉じる、念動力だね

行き場を失ったブレスがドラゴンの体内で暴れまわる


じゃあ私も新しい糸を試そうかな?

手首を軽く振る、


ぴぅん、と言う音と共にドラゴンがふたつに裂ける、、悪くない


「「………」」

くちを大きく開け、呆然とこちらを見つめるカーサと藤原君


「大地シリーズが出るといいね?」

宝箱を指差し、そっとフォローする

「お、おぅ?」

「見えない右って、、、ほんとに何も見えなかったんだけど?」

おっと、カーサ君そこまでだ!

「カーサの鑑定もまだまだって事じゃない?」

「まだまだだな!」

「え、鑑定の問題なの?、え?、え?」



宝箱:罠:転移

「転移だね当たりかも?、アンロック!」


「?鎧」「?巻物」


鑑定!

「大地の鎧」「土魔法の巻物」

「おー、出たね!」

「マジか!」

大地の鎧が出た、鎧だし藤原君だね

「残念だが、フジワラが装備だな」

「これでシリーズ効果発動するんだよね?」

「だな!」


単体の効果はこれ、

大地の鎧:HP30、VIT30


大地の剣と籠手、そして鎧の3個でセット効果が発動する

セット効果大地:HP30、MP30、STR30、VIT30


「前衛向きだねえ」

「盾が必要だな!」

「おー、STRとVITが200超えたぜ!」

クロに目で合図する、言っちゃダメだからねー?

「我より低いがな!」

「なん、だ、と?」

もー、クロのばかばか!


「カーサの大地の腕輪も装備するとセット効果40になるんだっけ?」

「あげないわよ!」

カーサが腕輪をしている手を隠す

「うむ、あげる必要ないな!」

「リンからもらった友情の証なんだから!」

「3個もらった俺は既に友情を超え、愛「シンドケヤワレー!」ゴフゥ!!!」


君達なんか緊張感が無いよね?

ダメだよね?


けど、まあ、カーサも統率の効果でステータス上がってるし

まだしばらくはこんな感じでも大丈夫かな?

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名前:楠木(クスノキ) (リン) 種族:人族 性別:女 年齢:16

レベル:15

HP:260/260(50up) MP:500/500(100up)

STR:255(100up) VIT:245(75up) DEX:275(100up)

MND:245(75up) INT:500(100up)

スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス、鑑定

    (技) 隠密5、罠解除1

    (魔法)召喚魔法(式神)、空間魔法4

        火魔法5、水魔法5、雷魔法3、土魔法5

        光魔法、闇魔法5

    (自動)HP回復、MP回復(new)、クリティカル


装備:普通の服、偽りの宝石、魔法の鞄

   聖魔の糸+5(new):ALL100、HP回復、MP回復

   白のローブ:INT20

   素早さの靴:DEX10

   魔力の腕輪:MP20

   力の腕輪 :STR10

   ウサギの尻尾:DEX20、クリティカル


使い魔:クロ

スキル:(特殊)念動力

    (武技)格闘術4

    (技) 隠密5

    (魔法)炎魔法2、水魔法1、風魔法5、鉄魔法3

        光魔法5、闇魔法4

    (自動)HP回復、MP回復(new)、クリティカル



名前:カーサ 種族:ハイ・エルフ 性別:女 年齢:116

レベル:30

HP:70/70 MP:250/250

STR:15 VIT:30 DEX:150 MND:30 INT:200

スキル:(特殊)鑑定

    (武技)弓術4

    (魔法)火魔法2、水魔法3、風魔法4、鉄魔法1

    (生産)錬金5(1up)


装備:偽りの宝石+2、魔法の鞄+5

   エルフの弓:MP20、DEX20、INT10

   深緑のローブ:DEX10、INT10

   エルフの衣:DEX20

   エルフの靴:DEX10

   巨人の腕輪:VIT20

   大地の腕輪:HP20

セット効果エルフ:HP30、MP30、DEX30、INT30



名前:藤原(フジワラ) 秀平(ヒデヒラ)

種族:人族 性別:男 年齢:16

レベル:15

HP:260/260(60up) MP:195/195(30up)

STR:205(30up) VIT:235(60up) DEX:145

MND:145 INT:155

スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス、スキル強奪

    (武技)剣術5、槍術3、格闘術2、弓術3

    (技) 隠密5、罠解除4

    (魔法)炎魔法1、氷魔法1、風魔法5

        土魔法5、光魔法4、闇魔法4

    (自動)気配察知3、HP回復5、統率3


装備:大地の剣:HP20、STR10、VIT20

   騎士の剣:STR20

   大地の鎧(new):HP30、VIT30

   緋色のローブ:MP20、INT10

   大地の籠手:HP20、VIT10

セット効果大地(new):HP30、MP30、STR30、VIT30

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