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ネコと私  作者: 昼行灯
冒険者編
45/143

044:次元の迷宮7

2Fボス部屋:

ゾンビロードさんの再登場は成るか?


スケルトンリーダー1、ファイター2、メイジ2、ゾンビ1、無念

「クロ、最初にターンアンデッドを次に藤原君、真ん中の残ったら

 藤原君が止めで!」

リーダーが統率を持っている、多分これで丁度いいはず


藤原君が駆け出す

「ターンアンデッド!」

クロの呪文が発動する、ゾンビが沈む

「ターンアンデッド!、ライトスラッシュ!」

藤原君の呪文でリーダー以外が沈み、あれはヒールを纏ってるのかな?

光属性の剣でリーダーも沈む、あれ?、私何もしてないね


スキル強奪発動!、、、、剣術取得!

スキル強奪発動!、、、、失敗!

スキル強奪発動!、、、、失敗!

スキル強奪発動!、、、、風魔法取得!

スキル強奪発動!、、、、統率取得!


「お、統率取れた」

おー、よかったね

「おめでと!」

「感謝しろ?」

「サンキュ!」


「藤原君の統率の効果で、私とクロがパワーアップするのかな?」

んー、特にステータスは変わらない

「変わらんぞフジワラ、慰謝料を請求する!」

「なんでだろ、俺にもわからん」

PTのリーダーとかどう判断するんだろうか、この辺かな?

「総合的にステータスが高い人がリーダーで、それで発動とか?」

「あー、ありうるな、今までも統率持ってたのは一番強いやつか?」

「そうだね、それっぽいね」


「じゃあ、私かクロが取得しないと発動しないかな

 発動しても私とクロはステータス共通だし藤原君にだけか」

「我はリーダー的な存在だしな!」

ネコ的存在でしょ?


「楠木は、ステータス幾つなんだ?」

藤原君が聞いてくる

「秘密!」

「極秘事項だ!」

即答だ!、まあ敵になることは無いと思うけど手の内は晒さないよ

鑑定は藤原君の強奪と等価だ、ここで私のステータスを明かすのは

鑑定の優位性を放棄するようなものだ

「楠木だけわかってるのずるくね?」

「それをいったら、スキル強奪のほうがずるいって」

「反則だな!、シネ」

「ネコうるせー」


まあそうだな、逆だったら俺も手の内晒さないか

ステータスとスキルによっては、殺される可能性が出てくる、、

つまり、そこまで信用されてないんだよな、ちょっと悔しいな


ネコに嫉妬したりして、なんだかな


でも、楽しいんだよな、どうなってんだろうな、俺

舞い上がってんのかもな、こんな命がけの場所にいるのに


そういや、2人っきりなんだよな、ネコがいるけど

ちょっとどきどきしてきたかも


「リン、こいついやらしい事考えてるぞ!」

クソネコ!、お前観察してんじゃねーよ!

「考えてねーし!」

「何で顔が赤いんだ、この変態め!、成敗してくれる!」

「赤くねーし、ネコ黙れ!」


「もー、じゃれあってないで、宝箱開けるよ?」

楠木が総スルーして言ってくる

「お、おう」

「ばーかばーか、フジワラのばーか!」

ネコマジうぜー!



3F:

「未知の場所なんで、ふざけるのは無しね」

「おう!」

「うむ!、シネ!」

「もー、クロはしゃぎ過ぎだって」

私と2人の時以外で、迷宮で喋れるの初めてだもんね

嬉しいのはわかるけど、なんか発言が子供っぽいよ?

「別にはしゃいでないのだ!」

言いつつフードの中に潜り込む、恥かしがり屋さんめ!


「はしゃいでんのか?」

藤原君が聞いてくる、そこは華麗にスルーしないと!

「フジワラのくせに生意気だ!」

クロがフードから顔だけ出して文句を言う


「来たみたい」

念のために周りに放っていた糸に反応がある、しかし姿が見えない

藤原君が剣を抜き自分に防御系の魔法を掛ける

クロもフードから出て肩に乗り私と自分に魔法を掛ける

目視できる距離のはず、、

「ライト!」

光魔法の明かりを発動する、影?が2体


「ターンアンデッド!」

「火の壁!」

「爆炎!」


スキル強奪発動!、、、、隠密取得!


「隠密持ちだったみたいだ、取得できた、鑑定は出来たか?」

「シャドーだって、隠密持ちで不意打ちっていうスキルもあった

 詳しくは時間が無かったから鑑定できなかったけど」

「その組み合わせだと、不意打ち出来たらダメージアップとかか」

「後、なんかターンアンデッド効いてなかったよね」

「アンデッドじゃないのか、迷宮に偽りありだな」


「HPも少なかったよな、結構すぐ沈んだし」

「まあ、不意打ち主体の魔物だし、あれでHP多かったら困るよ」

「それもそうか」


「楠木は気配察知も持ってるのか?、よく気づいたな」

うーん、糸の事は特に話す気無いんだよね

何となく気づいてるだろうけど

「2人がいい合いしてたから気づかなかっただけだよ

 けど、あんな敵だと気配察知欲しくなるね、隠密ってレベル上がると

 目の前にいても認識できなくなったりするのかな?」

もしそうだとするとかなりやばいスキルだよね

「どうだろう、けど隠密も判定あるんじゃないか?DEXかINT辺りか」

それもそうか


「ライトを複数発動しておこうか、影が出来ないようにね」

影だと思って通り過ぎたら、グサリとかありそうだからね



3Fボス部屋前:

結局道中はシャドーしかでなかった

対策をしていればHPが少ない事もあり危なげなく狩れた

スキル強奪のおかげか藤原君の隠密もレベルが上がった

発動してもらったけど、気配が少し揺らぐくらいで認識は出来た

「えー、まじでー」

と、藤原君少しへこんでた


念のため部屋に入る前に、強化をかける

「油断しないようにね、入ったらクロは右奥、藤原君は左奥

 私は手前にライトで、影をなくそうか」

「わかったのだ!」

「おう!」

じゃあ行こう、扉を開け中へ入る


扉が閉まり、奥の床が光る

「ライト!」×3

スケルトンリーダーが1体、、

ああ、影の部分が黒い、シャドーが3体潜んでいるのか

ライトを影が出来ない様に配置したのでまるわかりだね


3人の火の矢連射であっけなく沈む


スキル強奪発動!、、、、隠密取得!


宝箱も特に未鑑定品も出ない、むーん!


脱出用転移魔法陣の前で相談タイムです

「隠密を取りたいでござる!」

「我も欲しいでござる!」

「ござるってなんだよ?」

ござるは侍の心でござる!


今は偽りの宝石で何とかなっているけど、戦闘では使えない

偽りの宝石は認識を偽るだけなので、戦闘中の発動とかはできない

カーサの老婆姿のように、最初から認識を偽るだけだ

私は次元の迷宮に入る時、見えないように偽っている


じゃあ戦闘中に使えるかといえば、私がカーサを見破った時

偽りの宝石が壊れたように、見えない状態から敵を攻撃して

認識されてしまった時点で壊れるらしいのだ

なので私は必要な時だけ発動して、普段は未発動の状態にしている


スキルの隠密無しで、気配を消し認識できない達人のようになれば

一番いいのだけど、まあそんなことできるはずも無く

手っ取り早く隠密スキルが欲しいのでござる


「まあ俺もスキル強奪で隠密のレベル上がるからいいけど」

本当に強奪スキルは反則だよね

「レベル5にして、覗きをする気だな!、下種野郎が!」

クロが鋭い突込みを入れる

「え、そんなことするの!」

援護射撃だ!

「し、しねーし!」

どもったぞ!、クロ君追撃だ!

「我はリンと常に一緒に湯浴みをしてるがな!」

それって追撃なの?

「ネコまじムカつく!!!」



周回中、、、、



周回中、、、、



出ない、、



「出ないね」

「フジワラのスキルだけが上がっていくな、理不尽だ!」

「レベル3になったぜ!」

1人だけほくほくだ、くやしい!


本日何十回目かのボス部屋挑戦

「クロ君、フラグ立てをお願いします」

「うむ、フジワラシネ!」

「は?、何言ってんのこのアホネコ」

ただの悪口にしか聞こえないけど、フラグ立て名人クロ君だ信用しよう


扉が閉まり、奥の床が光る

「ライト!」×3

スケルトンリーダーが1体と影が4つ、あれ?、多い

「あ、ダークネスっていうのが混じってる!」

「おお!、レアだな!」

「おー、やったな」


クロと藤原君が突っ込んでいく

魔法だけだと飽きるから殴るらしい、ノウキンどもめ!

周回しすぎて少し油断していたのか、レアがいるのに同じ行動をする


ライトが消える、え?、暗闇の呪文!

暗闇はどうすれば解除できるのだろうか?、クロを召喚しながら

「ライト!」

闇が少し薄らぐ、クロが腕の中に召喚される

「む、リン、召喚か」

藤原君は、剣に火を纏って戦っている、あそこか

「極炎!」

もー、クロは容赦ないなあ

「大地の守り!、ヒール!」

藤原君を囲むようにいたシャドーがクロの火の壁で燃える

「熱ちーよ、クソネコ!、スラッシュ!」

文句をいいながらスケルトンリーダーを倒す

ダークネスは少しHPが高いみたいだ、まだ生きてたので糸で斬る


「油断したね」

「うむ」

「だな」


3人だと楽なので、少し気を抜きすぎたのかも

激レアボスだったらやばかったかもしれない、反省


宝箱:罠:転移

「レアボスで罠が転移、これは来たね!」

「期待!」

「転移開けても平気なのか?」

藤原君が聞いてくる、ん?

「あれ、アンロックって失敗する事あるの?」

「さあ?」

「気にしてなかったのか?」

「まあ、失敗しても開かないだけだと思ってた、罠発動するのかな?」

「さあ?」

「さあ?」

まあいいや、判定INTだしね


「アンロック!」

宝箱が開く

「?巻物」「?巻物」

出た出た、

「超期待!」

「やったな!」

鑑定!

「隠密の巻物」「闇魔法の巻物」


「ありゃ、1個は闇魔法でした、残念」

「おー、闇魔法くれくれー!」

「あ、クロ無かったね、えーと」

「いいぞ、俺は持ってるし、隠密もな」

藤原君が、ふっ、っていいながら言う、格好つけてる?

「ありがと、隠密はどうしようか?」

「まずは、リンからでいいだろう、危険なときに隠れるんだ!」

うん、ありがとね、闇魔法をクロ、隠密を私に使う


「あー、楠木、俺の持っている未鑑定品も鑑定して欲しいんだけど

 いいかな?、売れたら鑑定料は払うから」

藤原君が言ってくる

「ん、いいよ、鑑定料はいらないよ、売るところの当てはあるの?」

まさかギルドに売ったりしないよね?

「あー、そうか、どうやって鑑定したかもわからない大量の巻物を

 売るのはまずいな」


「一応私、伝があるからそこで売ろうか?」

「おー、伝あるのか凄いな、俺なんか騙されてばっかりだぜ」

まあ、カーサの所は偶然だけどね


藤原君が次々取り出す巻物を鑑定し、預かる

値段の判る物はその場で金貨を渡す

「別に売ってからでいいんだが、、」

藤原君が言ってくるけど、信用してるからいいという意味だろう

「まあ、私が死んだらさ、ね」

いつ死ぬかわからないのだから、渡せるものは渡しておくほうがいい

「リンは死なないのだ!」

「俺が守るし!」

死ぬ気は無いから安心して、可能性の話だよ、、ありがとね


その後、帰る前のラスト周回でシャドーから隠密が直接ドロップした


らっきー!

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名前:楠木(クスノキ) (リン) 種族:人族 性別:女 年齢:16

レベル:7

HP:130/130 MP:240/240

STR:75 VIT:90 DEX:75 MND:90 INT:240

スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス、鑑定

    (技) 隠密1(new)、罠解除1

    (魔法)召喚魔法(式神)、空間魔法2

        火魔法1、水魔法2、雷魔法1、土魔法1

        光魔法3、闇魔法1

    (自動)HP回復


装備:普通の服、偽りの宝石、魔法の鞄

   聖なる糸 :HP50、VIT25、MND25、HP回復

   白のローブ:INT20

   素早さの靴:DEX10

   魔力の腕輪:MP20

   力の腕輪 :STR10


金貨:18225(6000down)


使い魔:クロ

スキル:(技) 隠密1(new)

    (魔法)火魔法3、風魔法2、土魔法1

        光魔法2、闇魔法1(new)

    (自動)HP回復


名前:藤原(フジワラ) 秀平(ヒデヒラ)

種族:人族 性別:男 年齢:16

レベル:7

HP:80/80 MP:85/85

STR:85 VIT:65 DEX:65 MND:65 INT:75

スキル:(特殊)言語翻訳、アイテムボックス、スキル強奪

    (武技)剣術2、弓術1

    (技) 隠密3(2up)、罠解除1

    (魔法)火魔法3、水魔法3、風魔法3

        土魔法3、光魔法2、闇魔法1

    (自動)HP回復5、統率1(new)


装備:騎士の剣:STR20

   緋色のローブ:MP20、INT10


金貨:6160(6000up)

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