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【プロットタイプ】蜜髪

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

最後の会話がアウトな気がするので、R15指定してます。

自分の偽装を愛しながらも、相手の嘘は嫌う。そんな身勝手な私だからこそ、言動に嘘がない人を好む。だから私が瑠衣を好きなのは必然だった。


興味関心、実験標本を求める以外で、瑠衣が私に触れてくる部位は髪、だと思っている。私の体を座布団にする時も、湿気った風呂上がりも、瑠衣の布団に押し掛けた時も、大抵、なんの気無しに髪に触れて来た。

今日も風呂上がり、火照って湯だった私に近寄ると、まだ湿気った髪の中に指を入れる。ぞんざいにワサワサと掻き乱すと、興が失せたのかその場を去り、本を読む。

翌日も、そのまた明日も、そんな事を繰り替えされた。


盛りが着き始めた夜に、無理矢理添い寝を所望する。何時もの様に嫌がる瑠衣のベッドに体を捩じ込むと、一つ仕返しをされた。顬辺りにの生え際に指を入れ、そのまま後髪を前に掻き寄せる。私の顔に私の髪を掛けると、満足したのかこれ以上何も言って来なかった。

「ねぇ、瑠衣たん。私の髪、好きでしょ」

「考えた事ねぇ」

本当に何も考えて居ないような切り返しだった。自分の癖を指摘されて、初めて気付かされた様な。そこに必然的に嘘はなく、ただありのままがあった。

「だが匂いと触り心地は悪くねぇ」

瑠衣は皮肉を好むが嘘を言わない。嘘を吐く必要がないから。だからこれも、本当になのだと思う。其れがとても嬉しい。


鏡花に盛りが着き始めると、よく添い寝を求められる。面倒臭い絡み方をされるので、大抵は乗り気でない。だが最近、新たな腹癒せを思い付いた。

今日も無理矢理布団に潜り込んだ鏡花は、その長髪の大半をベッドの外に投げ出していた。自分の頭皮を水源として、床に向かって滝を作る。その髪を掻き上げる様にして手前に寄せると、サラサラとした手触りと、僅かながら蜜の匂いがする。

「……痒い」

女特有の髪の手触り。そして特定不可能な蜜の匂い。其れに惹かれて指全体に巻き付けて顔に寄せる。やはり甘い。この間、此奴が言ったように、俺は此奴の髪が好きなのかも知れない。

そう思うと枷が外れて、欲望に従いたくなった。

手に巻き付けた髪をそのままに、自分の元へ引き寄せる。そうしてそのまま顔を埋めた。広がるのはやはりみつの匂い。

「髪の匂いが好きなの?」

そうかもな。

「風呂上がりはもっと強いよ」

へぇ。初耳。

「一緒にバスタオルの中入る?」

「やっぱ色狂犬鏡花だな」

盛り着いてんな。今の此奴。

瑠衣って人間が好き。とは何度も出た回答。

精神面だけでなく、肉体的にも好き。

だから*歪んでいるとはいえ、触るのは好き。

※鏡花限定で、体を座布団代わりにしたりとか、頬っぺた抓ったりとかね。


でも積極的に好きなのは髪じゃないかな。

返事をする気がない時、座布団してたら、ワサワサと髪撫でてるし。


添い寝を嫌がるのは、結構しつこく構って来るから。あと面倒な会話。

盛り着いてるからもう本当に面倒臭い。

ベタベタ触ってくるし。


其れでもまぁ髪触らせて貰えるから許してそう。

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