表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/16

第八話 和議

めちゃくちゃ短いです。



数日前まできていた使用人の服にそでを通す。

なんだかとっても久しぶりに着た気分だ。つい何日か礼服を着てたから奇妙な感じがする。



ヘイロネアからの使者が到着して、二日目の朝。長旅で疲れているだろうということでゆっくりと休んでもらってから話し合いをするとのことだ。

話によると、八人が使者と共に着たそうで、一人が十四、五歳の少女だという以外はごつい男ばかりだという。しかもかなり大柄な態度のようで、こちらの食べ物を一切食べようとせず、自分たちが連れてきた使用人以外は部屋にも入れないという。

ここまで徹底的だと逆にすごいわ、ヘイロネア。





今日はその中の三人と話合う日だ。私は飲み物を用意したりするために早めに部屋に入って待機する。

まぁ、用意したってヘイロネアの人たちは飲んだりしないのだろうけど。


用意が終わってしばらくしてアーシャルバーと宰相、参謀の一人が入ってきた。


「・・・本当にお前という娘は・・・とんでもないの。敵と向かい合うのだから危険じゃというのに。」


アーシャルバーはやんちゃすぎる孫を持った爺さんのように溜息を吐く。


「お褒めにあずかり光栄です。何かあったら私の知識をお貸しいたします。」


「ほめとらん!!」


「ハハハハ、ホントに肝の据わった女性ですね。」


「笑いごとではないわい、宰相。私は心配して居るのじゃ。」


そんなやり取りをしながら椅子に座る三人。

話し合いの時間まで、あと十分。










「ヘイロネア国の皆様到着いたしました!!!」


扉の前から兵士の声が聞こえた。

談笑していた三人が、顔をキッと引き締め立ち上がる。

私は、その三人の後ろの壁際に立って両手を前で組んで少し俯く。


「お通ししてさしあげろ。」


「ハッ!!」


扉が開かれゆっくりとした足取りの靴音が複数聞こえてくる。

どんな顔なのか気になって、うつ向かせていた顔を少しあげて見てみる。





言葉を失った。






「嘘・・・・・・。」




ぽつりと小さな声でつぶやいた声は静かな部屋では、思いのほか響いたようだ。

扉の一番前にいた人物と目が合う。その瞳が大きく見開かれた。






「・・・・・・・高田」











「武藤君・・・・・・・」

皆さんわかってましたよね。

こんなにわかりやすいことをもったいつけて長く書いてすみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ