1話 疲れた時に勢いで書いた話
ペルブレ執筆に疲れた時に適当に書いた。
後悔はしてない………訳が無い
「さて、ここでボクはみんなに聞きたいことがある」
「僕もです」
学校の校門の前で、僕とセンパイは、途中でセンパイが捕獲した斬三矢永遠先輩との3人でいた。
僕達は学校に遅れたわけでもないし、敷地内には入ることが出来る。しかし、ここで大きな問題が僕達に立ちはだかる。
「......召喚キターーー!!!」
「きらりセンパイ、喜ぶのはいいですけど、校舎ないのは困ります」
僕の言う通り、校舎がなくなっていた。幸い、本校は地下室が存在しなかったため、大きな穴が開くなんて事はおこっていないだろう。
多少の危険性があることは仕方ないと思う。
「行きますか......」
「その方が良さそうだね」
ここで初めて斬三矢先輩が口を開いた。爽やかな声でありながら、服装がすべてを残念なものにしている。
まず、下から、
下駄(裸足)、褌、タンクトップ(謎の腹巻き付き)、シルクハット。
一言いおう。
超変人である。警察に見つかったら職質は確定的だ。
「ゼロ、これについて君はどう思う?」
きらりセンパイが言う、ゼロとは斬三矢先輩の事だ。なんでゼロなのかはよく分からない。さっきあった時にはサードと呼んでいた筈なのに......。
「まぁ......8割方異世界に召喚されたと考えるべきだと思うね。つまり、学校に遅刻しそうになった俺達が悪いわけだな」
センパイ。確かにその通りですけど、そこドヤ顔するところじゃないと思うんですけど。
遅刻してますよ?僕達。
「太郎、細かい事はいいんだよ。問題は生きるか死ぬかだ」
センパイのいう事は僕の低脳じゃ理解出来ない。
「.........え?」
後ろから声が聞こえた。ついでに何かがボトッと落ちた音もした。
僕が振り返ると、そこには1人の先生がいた。
「恭子先生......?」
彼女の名は中田恭子。今年で29歳になった崖っぷち独身女性である。
容姿は高校生である僕から見ても綺麗な女性だ。別に太っているわけでもない。むしろスタイルも良い方だ。では、何故彼女は未だ独身なのか。その理由は歴然としていた。
「えっと......なんで学校がないの?もしかして経営難で取り壊された?......いや、1日で学校が取り壊すのはまず不可能よね。では何故?あっ、まさか例の神隠し事件!?早く校長先生に連絡しなくちゃ!あっ!校長先生の電話番号知らないか......えー、理事長の電話番号も知らないし......どーしたらいいの!?あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛!!!」
......まあ、言葉で言わずともわかるだろう。
「先生!落ち着いて下さい!」
斬三矢先輩がそう言って、先生の近くに行って、声をかけた。
先生はやがて過呼吸になり始めて、足に力が入らず遂に足をついてしまう。
「深呼吸です、先生。こうですよ。ヒッ、ヒッ、フゥー」
「先輩、それ違います」