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冒涜の神殺しの旅~空虚の心≠絶対無~  作者: 厨二病みたいなうわぁって思うようなの作ろうとしたら面白いかなと思ってみたけど自分のが酷すぎてやめた
第一章-エントス大陸{上}
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エントス大陸10

「”ヌル”さん、冒険者組合に依頼を出すと手数料などが必要になるので、依頼を出さなくても…」


『別にいいですよ?手数料と言っても10%くらいでしょう?それに、依頼を出さなければ貴方達のアイアン冒険者になってからの初仕事が…』


“ヌル”さんは僕達に気を遣ってくれたのか?


「そうですか。ありがとうございます!」


ビジャまでの護衛依頼ということで”ヌル”さんは黒鉄貨を1枚と手数料の鉄貨10枚を払った。

サラミとベコは依頼が張り出されるボードの前で待機している。


『思ったより手数料が安いですね。』


「冒険者組合は依頼された内容、モンスターの数、強さなどを調べてくれます。なので、調べる事がない護衛依頼などは手数料が少ないんです。モンスターの群れの討伐依頼とかだと手数料が200%する事もあるとか…」


『依頼者が冒険者を狙った野盗だったらどうするんですか?仲間の場所に誘導して装備などを奪おうと考える人は居そうですが。』


「それは…えっと…冒険者組合の顔に泥を塗るような事なので…冒険者組合を敵に回したい人はいないと思います…?」


『冒険者組合の顔に泥を塗る目的でそれをする人は居ないんですか?冒険者組合は世界中にあるので野盗などから恨まれてる可能性などは?傭兵達が自分達に仕事が来ないから冒険者組合の信頼性を落として自分達の仕事を増やそうと考える馬鹿は何人か居そうですが?受付の人達は見たところ一番能力が高い人でも高位観察眼ハイオブザベイションアイが使える程度なので上位観察妨害グレーターサボタージュ種族偽造スピーシーズカモフラージュを使える魔族が高位の冒険者を一体ずつ狩ろうと考える事は?それら全てが起きないようになっているんですか?調べずに分かるんですか?私が依頼した内容はもう張り出されていますが?』


「えっと…」


何も言えない。よく考えたら護衛依頼はガバガバだ。いや…よく考えなくても分かる。何故気づかなかったんだろう。


『それに、この方法を使えば簡単に依頼をこなす事ができ、冒険者のランクを買うような事もできてしまいますね。』


確かにそうだ。高い金額を出せば仕事をしてくれる冒険者が早く見つかるだけで、護衛を依頼するのに必要な金額は黒鉄貨1枚からだ。手数料を1%だと考えると10鉄貨で1回の護衛依頼を達成する事が出来てしまう。


「”ヌル”さん、依頼を承ったヴァーテックスです!ははっ」


サラミがアイアン冒険者になって決めた冒険者チーム名を言いながら戻ってくる。


『では、ビジャとかいう場所に行きましょうか!よろしくお願いします。ヴァーテックスの皆様。』

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