エントス大陸45
イストは分身体ヌルが言ったコンサート会場的な場所についた。
サイリウムを両手に振ってる人達が沢山いる。
だがイストの感知能力でヌルはすぐ見つかる。
「み〜たんみ〜たんみーにゃんにゃん!!!すっごくすっごくかわいいみぃ…nya…n…nyan………
ヌルは背筋が凍る(デジャヴ)
なんか嫌な予感がする。
「ヌル…。」
「あー。どうもこんにちははじめましてごめんなさい」
「何。」
「いやほんとにごめんなさい」
「ヌル氏一体どうしたでござるか?」
ヌルの隣にいる…なんな白いピッタリのTシャツ一枚汗がかなり染み込んでいてで腕毛や胸毛が見えていて腹がかなり出ていて背が160後半~170前半くらいでなんかハァハァ言ってて近くにいるだけで湿度半端なくて汗が蒸発していて目に見えるくらいで髪が少し寂しげでメガネ外したらかわいい系の人がつけてそうななんかレンズくるくる丸メガネを付けていて涎が少し贅肉出てきた二、三重の顎に…あーもう!とにかく重度のオタクといえばという典型的なイメージの豚がいる。
「あー。なんでもないよ」
「誰。これ。」
「ヘルケっていう同担だよ!仕事しながら在宅でライブ観てる時とかも一緒に…
イストがうわぁとしたような汚物を見るような軽蔑した目でヌルを見る。鼻より上に影ができているような顔だ。
「ヌル氏はファンクラブの会員番号1番なんでごさるよ!」
「とにかく最古参なんだよ!せめてライブ最後まで見させて!」
最古参って言っても1万年程度だけど。
「は。無意味。あれ。中の人。別。中の人。不細工。率。高」
「きっと可愛くて優しいよ!」
「そ、そうでござるよ!」
「は。可愛い。訳。無い。」
「なんでそんなことわかるんだよ!」
「だがら素人は困るでごz…
イストは僅かに殺気を放つ。
「可愛い。なら。本人。舞台。立つ。」
「でも実際優しいぞ!」
「とっても優しいでごさる!」
「優しい。訳。無い。優しい。なら。あれ。しない。」
イストは3Dプロジェクターで映し出されている二次元のモノを指差す。意図はよくわからない
「優しい。なら。会員1番。覚える。しかも。金。とらない。グッズ。法外値。原材料。三桁。お前。葱。持った。鴨。」
「まぁ、確かに歌がすきでもなんでもないのにこんなことやってるんだから仕事…収入源としか見ていないかもしれない。けどスパチャ(物理)を推し…いや嫁に投げる事自体が至福なのだ!だからいいのだ!」
「投げて。何も。言われない。なのに。何故。」
「かわいいからだよ!」
「そうでござるよ!」
「どうせ。恋人。ホスト。愛人。に。流れる。」
「そんなことないよ!!!」
「ありえないでごさるよ!」
「ヌル。呆れた。財宝数兆。一人。使えない。」
「ガチ恋…いや、両想いしただけで何故呆れられるんだ!だったら確かめてみようじゃないか!」
ヌルは魔法を発動して…その瞬間崩れ落ちる。
「わ…私の…癒しが…」
ガクッ
「ヌルの。別人格。言った。事。言った。だけ。」
イストも魔法で見てみた。顔はまあまあだが、
今までバレなかったのが不思議なくらいの男狂いだ。
ファンは汚いゴミ扱い。超見下し。
金もっとだせオタク。働いてるならもっと出せるあ、ニートかw。etcetc
「ヌ…ヌル氏…どうしたでごさる!?」
イストにより精神的ダメージを与えられたヌルは自滅した。
しかもイストと戦闘をしていたのは分身体だから知らなかったという。
パニック障害や自傷行為、PTSDなど再発しないと良いが。
イストはヌルをヒョイっと持つ。
180cm台と150cm台…立場が逆ならまだ納得できる風景だろう。
イストは3Dプロジェクターに映し出されているモノを見る。
アレ。可愛いか?
イストは自分がそこまでかわいいとは思って無い。
(ともだちにイメージで書いてもらったイラストは結構かわいいぞ?まぁ、設定に組み込む訳ではないが。by???)
だがアレよりは間違いなくかわいいと思う。
というか”NC”の女性陣はかなりいろんなかわいい人達が沢山いる。
でも人によってかわいいと思うタイプなどは違うからアレが100歩譲ってヌルのタイプなら中の人を応援するのではなく、絵師を応援すべきだと思う。
それでも…まぁ、本人が喜んでるなら…うん。
声優と3Dプロジェクタに映し出されているモノを応援してるようなものか。(二次元の世界で3Dは七不思議だが)
ちなみにヌルは”NC”の中で(特に女性陣には)かなり人気が高い。
優しい。犬みたい(この姿では想像出来ないが)。強い。魔力の量に底が見えないetcだ。
大半…というか全員が姿を自由に変えられるから姿ではなく中身が評価される。どんな見た目でもOKだ。
大半が魔族だから魔力が多ければ性格もどうでもいい(性格が良くなければ食べるだけだから)
しかも”NC”にいるメンバーの大半はヌルによって命、精神的になど助けられ来た者たちだ。
ヌルは”NC”に来た記念に光を放つ宝石が付けられた武器と光を纏った武器をプレゼントするのだ。(なにかわいそうな子たちに戦わせようとしてるんだよ)
光を纏ったりする武器はヌル以外は絶対に作る事が出来ない。
ヌルしかできない特殊なエンチャントをしてるからだ。
え?うちの100年分の努力が本体の娯楽で一瞬で終わったんだけど by操作していた分身体
P.S. 分身体の分身体からしたら分身体が本体なの。