エントス大陸36
ヌルは部屋の外に魔法を放つ。
<毒性の酸素>
<広域拡散>
<風圧>
<残留>
<夏の熱い部屋用のまほー>
毒性の酸素という魔法は有毒な酸素を生み出す。
普通にこの辺の全ての元素を酸素だけに変換する方法でもいいんだけどさ…。
どこの世界の魔法実験場でも酸素濃度測定器があるからねぇ。殺せずに異変を察知される可能性があるんだよ…。
残留はその通り毒が消えるまでの時間がとてつもなく長くなる。”NC”の1人に聞いてみたところこれを使うとカルシウムの寿命の半減期が八十千万億兆時間くらい(?????)になるらしい。
人間の寿命は3万日だから…70万時間くらいしかないからかなり伸びる。
そうだぞ!これを読んでいる時給1000円の君!70万時間しかない人生…健康寿命は52万時間くらい!その1時間を1000円で買い叩かれているんだ!30歳童貞の魔法使いの君の健康寿命は残り26万時間!そんな君の健康寿命の余命宣告してやろう。約10000日だ!分換算すると1500万分。おま、そんな貴重な時間をこんなゴミ小説に使うな!今すぐにF5を押せ!今すぐにだ!あ、F5は再読み込みか。
…おいF5連打すんな!F5アタックで訴えられるぞ!
“夏の熱い部屋用のまほー”は空気を高速循環させて換気可能な場所を全て潰す自作魔法だ。「あれれ〜?おかしいな〜?」と言う青い服を着て赤い蝶ネクタイを付けた小学生が主人公のアニメの撮影時、密室を作り出すバイトにも使った事がある。
そして毒酸素を広域拡散と風圧で周囲一体にばら撒く。
並風圧はクラス2の魔法だけど便利だぞ〜!
菌や毒、火や熱etcを広げる事が出来るぞ〜!
下位風圧なら棚の後ろの埃掃除にも使えちゃう〜!
なら広域拡散はなんだって?
例えるなら…
Q.物体Aが時速2キロで飛んでいます。その進行方向に向かってそれに時速80キロのパンチをすればどうなる?
A.物体Aが破壊される。
…違う!
出題者ヌルに1000LPのダメージ!残り7000LP
Q.壊れない物体Bが時速2キロで飛んでいます。その進行方向に向かってそれに時速80キロのパンチをすればどうなる?
A.時速2キロだと止まって落ちるから空振り。
……違う!!
出題者ヌルに1000LPのダメージ!残り6000LP
Q. 壊れない物体Bが時速2キロで飛んでいます。その進行方向に向かってそれに時速80キロのパンチをすればどうなる?(空気抵抗は存在しない物とする。)
A. 時速2キロだと重力で地面に落ちて摩擦で止まるから空振り。
………違う!!!
出題者ヌルに1000LPのダメージ!残り5000LP
Q. 壊れない物体Bが時速2キロ固定で飛んでいます。その進行方向に向かってそれに時速80キロのパンチをすればどうなる?(空気抵抗や重力、摩擦etcは存在しない物とする。)
A.etcの中に物体Bやパンチする人が含まれていると仮定すると何も起きない。
…………違う!!!!
出題者ヌルに1000LPのダメージ!残り4000LP
Q. 壊れない物体Bが時速2キロ固定で飛んでいます。その進行方向に向かってそれに時速80キロのパンチをすればどうなる?(空気抵抗や重力、摩擦は存在しない物とする。)
A.物体Bが全ての衝撃を吸収するくらい柔らかい物体の可能を仮定すると何も起きない。
……………違う!!!!!
出題者ヌルに1000LPのダメージ!残り3000LP
Q. 壊れなくてとても硬い物体Bが時速2キロ固定で飛んでいます。その進行方向に向かってそれに時速80キロのパンチをすればどうなる?(空気抵抗や重力、摩擦は存在しない物とする。)
A.パンチした拳がいたいいたいになる。
………………違う!!!!!!
出題者ヌルに1000LPのダメージ!残り2000LP
Q. 壊れなくてとても硬い物体Bが時速2キロ固定で飛んでいます。その進行方向に向かってそれに時速80キロのパンチをすれば物体Bはどうなる?(空気抵抗や重力、摩擦は存在しない物とする。)
A.時速2キロ固定で空気抵抗とか何も起きない。
出題者ヌルの1000LPのダメージ!残り1000LP
…………………トラップカード発動
自爆スイッチ!
ポチっ
出題者ヌル(LP1000)と回答者ヌル(LP8000)のLPは0になる!
引き分け!
どっか〜ん!
ヌルはヌルとヌルのああ言えばこう言う合戦は引き分けでした。
4人の聴覚は嗚咽音を…ん?嗚咽音じゃないぞ?
そして音が虚無に吸い込まれる。
「ヌっちゃん?何の毒にしたの?」
棚をどっかんどっかんやって探しているツェーンが聞く。
『致死量が無い自作超強力媚薬。うちらでも分子一粒で即限界突破アクメ』
ヌルはピンク色の瓶を見せる。
「えなにそれこわい」
『普通の人間だと世界3個分離れた所から1粒分の匂いを嗅いだだけで腹上死。腹の上じゃないけど。』
「それをどれくらい散布したの?」
『魔塔中に分子3粒分くらい。』
「ここにいる人大丈夫なん?」
『換気不可の魔法使ったから毒魔塔外とこの部屋に漏れてこない。』
「もしこの部屋になかったら?」
『媚薬浴びながら行く。』
「嫌(即答)」
「ヌッちゃん…それは…やだなぁ…」
「…2人きりならボクはいいよ?」
「え?」
「ヌルがさっきのような可愛いろりろりな姿になってくれるならいいよ〜!!猫耳や尻尾も付けてね〜!それでね〜縛ってね〜!」
『はいはい!10000財宝追加で媚薬の原子100粒のおまけ付きでニャンニャンしてあげるよ♡』
「うんー!何でだろねー。皆長生きすると多重人格や性的嗜好絶対生まれるよね?」
『そだね〜。しかも性的嗜好の方は大半がペドフィリアとニンフォフィリアとソフトSMの3段(?)!ソフトSMは嗜好では無いか。』
「ハードSM派にゃー!」
『ハードSMするん?』
「え?ダメ?」
『別に…いいけど…』
「いぇーい!」
『ツェー!うちの遺影用意しといて!あと棺桶と墓石も!R.I.Pって掘っといて!』
「ハーシュが生き返らせてくれるよ〜!」
『…酷ぇ』
「まぁ、楽しみにしてるよ!」
「…そこの猫ちゃん?ボクのヌルを誘わないでくれるかな?」
こちはツヴァイの精神に直接話しかける。
そしてツヴァイに手を触れ魔法を発動させる。
《fear》
《fear》
《fear》
《bottom heart pain》
《lies of heart》
<本能>
<不可視の心の束縛>
(んな…こいつ同時に究極魔法を2個以上やりやがった!最低でもこいつヌルと同等以上だ!てもこっちの弱点は肉体的ダメージだ…さっきヌルにやったpainをやられたならよく効いたよ…。こいつは相手の弱点の反対を突く才能があるのか?)
「なんで?」
「…」
<呪い>
こちはツヴァイに呪いを付与する。
<抵抗>
ツヴァイは呪いに対して抵抗する。
<拒絶>
こちはツヴァイの抵抗を拒絶する。
<切除>
ツヴァイは拒絶を切除し抹消する。
<復活>
こちは復活により拒絶が復活する。
<却下>
復活を強い魔力で潰して却下する。
《魔法封触》
<魔法絶対不明化>
使用者より実力が天と地程離れている対象者の魔法を完全に封じる究極魔法だ。ツヴァイはもう魔法を使えない。こちが解除するか死ぬまでは。だが不明化されたのでツヴァイは何の魔法が分からない。
<呪い>
<呪い返し>
_____ツヴァイはこちの呪いにかかった。