エントス大陸31
『とりあえず侵入する的な感じでいい?』
「そだね」
『じゃあ近接武器の方がいいかな?』
「ねぇ、ヌっちゃん。僕は妖術師とか仙術師とかだからさ、妖術なら使っていいよね?」
妖術師は妖力を使う魔法職だ。魔法職によっても魔法の発動に使う物が違う。使う物で有名なのは魔力、神通力、マナの3種だ。
しかし例外がある。
手品師は魔法を使わずに手品を使う魔法職だ。唯一、魔力や神通力などを使わない魔法職というのが特徴的だ。長期戦向き。
…魔術師、魔法士、魔導士、奇術師、妖術師、手品師、幻術師、星術師とか仙術師、聖術師とかまぁ、いろいろある。
『だめ。世界ぶっ飛ぶから。バレちゃう。』
「ちぇ、」
「…ボクはこれでいい…」
こちは銃剣を見せる。
『わ!お前も来んのかよ!』
「銃剣とか珍し」
「…銃剣じゃなくて銃に…槍の先を…無理矢理つけただけ…」
「草」
「…昔は槍に斧と鎌をつけたやつ…遠距離弱いからって…変えた。」
『ハルバードみたいなやつ?』
「みたいというかもろにハルバードじゃね?」
『確蟹』
ヌルは確と描かれた蟹を出す。
「ハルバードって何?」
『んー。ツェーには方天画戟って言えば分かるかな?』
「なるほど〜。了解」
『で?作戦は?』
「僕が特殊交配をして更に身体能力、知能が上げた人頭独角烏烟獣にニトロを500ガロンくらい飲ませて城に突っ込ませる?人以外修復すればいい。」
『却下。可哀想。』
「なら僕が特殊交配をして更に身体能力、知能が上げた人頭火眼金睛獣の眼球に導火線を刺して爆弾を取り付けて城に突っ込ませる?これも人以外修復すればいい。」
『実際に目が燃えてる訳じゃないじゃん。燃えてるような目なだけで。』
「じゃあ、目燃やす?」
『可哀想。あの聖遺物持ってくるぞ。えっと…照妖鏡か』
「僕より君が先に使うべきじゃない?」
「なぁ、普通に絶対透明化使えば良くね?」
ツェーンとヌルはお互いの顔を見る。
そして2.5頭身の猫の方を向く。
『お前天才!』