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冒涜の神殺しの旅~空虚の心≠絶対無~  作者: 厨二病みたいなうわぁって思うようなの作ろうとしたら面白いかなと思ってみたけど自分のが酷すぎてやめた
第一章-エントス大陸{上}
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エントス大陸26

4人で宿の近くにある公衆浴場に黒鉄貨5枚とタオル…薄いコットンモドキ重ねたトアーリャという物だが。

そして石鹸…シャボンフィーギョという実だ。


そして入場料1人鉄貨750枚だったので黒鉄貨が2枚余ってしまったが…風呂上がりに牛乳でも買う事にした。


『鉄貨3000枚払ったら無料でお風呂に入れるんですね』


「払ってるじゃないですか!」


「いや、()()()じゃなくて()()()が3000枚だから、お風呂に無料で入れると言っていいのかも…?」


「たしかに…?」


『あ、言ってみたい言葉TOP100000の物を言っただけなので、そんな真面目に考えなくても…』


「でもこれ考えるべき議題ですよ?」


とサラミが笑いながら言う。


『哲学のように答えが永遠に出ませんよ。』


「それもそうですね!」


「答え出ると思いますが…」











…男湯と女湯がある。

目の前に異性が入るな入ると殺すぞ。という張り紙がある。

“ヌル”は、いまの体は見た目だけ男なだけで…別に…え?

女だった事もある。というか今までの自分の半分が女だ。


…オーラを放つおかしいくらいムキムキのお婆さんが張り紙の前に立っている。(“ヌル”なら余裕で勝てるが)




え?今の体は男…見た目だけだけど。うん。分からん。


そして”ヌル”の広い視界が後ろにも張り紙があるのに気がついた。


混浴あります。


おー!これなら男でも女でも入れ…着替えは男湯か女湯の中にある場所使わないと…。え?この見た目で女体化するのは不味いから男体化して入る?え?


そして困っている人がもう1人

こちだ。


実はこちの被っている側頭部に猫耳がある系の猫耳フード…その中に側頭部から生えてる角を隠しているのだ。φ30くらいの黒い山羊の角みたいな角だ。


猫耳フード付きコートをを付けたまま入るのは不味い事はバカでもわかる。

全裸で入る事とムキムキのお婆さん野横にある張り紙に書いてある。


なら魔法で角を隠せって?

視覚的には隠せても角から発生する強力なエナジーまではこちの能力では無効化できない。

このエナジーは一般的な人間が即死…魂ごと破壊してしまう。…距離は半径宇宙20個分だ。


この猫耳フード付きコートに付与されている魔法のおかげでそのエナジーが出てない。

横にある椅子が並んでいる部屋…休憩スペースが目に入った。

(…お風呂入らなくても…魔法で…体を綺麗にすれば…)


こちは入らないことにした。






3人は更衣室で服を脱ぐ。


ハムは長ズボンの匂いを嗅ぐ。…血の匂い…。

思い出してしまった。忘れろ自分!仕方がなかったんだ…。

ハムは深呼吸をする。

そしてサラミを見r…

ハムの視界にサラミの下半身が入った。

でっkka!!

自分のを見る。

…うん。まぁ、多分普通だ。

そして”ヌル”のもついつい見たくなる。

“ヌル”は下半身にタオルを巻いている。


『じゃあ、入りますか?』


その時。全裸で入る事と書いてある張り紙を持ってムキムキお婆さんが入ってきた。そして”ヌル”の背中にその張り紙を貼り付けて出て行った。


『え?なに?透視?』


“ヌル”はタオルを外す。

…N O T F O U N D

0.001秒で404回見たが無い。


うん。きっと幻覚だ。

うん。きっとそうだ。


浴槽に入る前に石鹸を体につけて、お湯を桶ですくって浴びる。

ハムは特に足を洗う。血の匂いを落とすために。


そして3人でお風呂に入る。

飛び込み禁止と書いたカビが生えた張り札があるから飛び込まない。


あったかい…。気持ちいい…。

普通の家は風呂が滅多にない。

風呂がある家は貴族と裕福な家と浴場を運営する人だけだ。


だからこうやってお風呂に入るのは久々だ。

川の水で体を洗うのは地獄だ。

特に今は冬だから。…その冬に半袖半ズボンを履いているサラミは寒くないのだろうか?



…“ヌル”は天眼通(クレアボイヤンス)を使う。

そして目が金と薄い緑が混ざったような色になる

《よかったぁ〜…使えるようになってる。あ。》


薄いピンク色の目になっているこちと目が合った。


天眼(クレアボイヤント)の効果の1つに透視がある。その上位互換的な物である天眼通(クレアボイヤンス)ももちろん透視が出来る。フロレスタ森林の中でこちの服の中を見たのもこれだ。


《透視能力のあるピンク色の眼術なんてあったかな〜?透視が出来るのは

天眼(金色)と上位互換である仏眼(青色)天眼通(金色に薄い緑色)。上位の魔眼関連(赤色)くらいかな?あ、あと普通に透視眼系統(無色)もあるか。

…今度、うちの部屋に来てもらった時に聞くか。

というか透視対策してないんだ…覗き見し放題じゃん。》

女湯を見て思う。だけどしない。男の裸も女の裸も見飽きているからだ。まぁ、三大欲求は人間(お前人間なのか)だからあるよ。睡眠欲…寝てなくても常に満たされる。食欲…食べなくても常に満腹。性欲…分身体と違う性別になって()()()()という方法がある。最低でも10の20乗ある自分の姿の好きな年齢とできるんだ。うちは男ならイケメンで女なら美人だぞ〜!…三大欲求さ、他の二つは自動で達成されるから残りの1つ…性欲しかなくね?え?うちの三大欲求性欲と性欲と性欲なの!?え?これじゃああの頭99.99%性欲のあいつと同じじゃん!?

…なんか。こちにまたジト〜っとした目で見つめられてる。


『ちょっと!その軽蔑するような目やめて!?』


こちの精神に話しかける。


「…いや… 天眼通(クレアボイヤンス)使って…女湯見てたから…」


『うん。見てたけど。』


「…うわ」


『うわとは何だうわとは!うちは男でもあり女でもあるんだぞ!しかもお前は女だろう!なのに男湯を見てただろ?』


「…え。違う…君を見てたの」


『そっちの方がうわぁだわ!』


「…なんで」


『なんで!?』


「…うん」


『えぇ…?まぁ、いいや。今夜うちの部屋に連れてくから。この前言ってたでしょ?』


「…うん、分かった」


通信が切れた。


…不快なお湯だ。

川の水をあっためただけの汚い水だ。まるで聖水と呼ばれている汚水のように。


『サラミさん。ハムさん。そろそろ出ますか?』


サラミとハムは気持ちいいからもうちょっと入っていたかった。それを察した”ヌル”は


『ならうちは先に出るのでお二人はゆっくりしていてください。』


「あ!はい!」


ハムはあのフロレスタ森林で見た”ヌル”の顔が本当に冗談かと感じてしまうくらい優しい。本当に演技だったのか?









タオルを使わずに間違えて自分の肉を灰にしないように魔法で瞬間乾燥させる。そして休憩スペースへ向かう。


『やぁ、こち』


「…ん」


灰色の目に戻っているこちが無愛想に返事をする。


『なぁ、さっきの目何だ?ピンク色のやつ』


「…破局眼(カタストロフィーアイ)。魔眼の一種。」


『魔眼って全部赤いんじゃないのか?』


「…ベースは赤だけど…感情によって色が変わる。赤は…通常で…瞳孔が縦に長細いと殺意や敵意…。…君との戦いで使ったのも破局眼(カタストロフィーアイ)


『なるほど!魔獣人と同じなのか。確かに敵意を向けられる事しかしてないな。…じゃあ、あのとき殺意か敵意を向けられたのかよ』


「…君も殺意あった」


『あは!楽しすぎてさ!でも眼術はあまり使わないほうがいいぞ。』


「…なんで」


『生命力を使いすぎると髪の色や艶が失われるように、眼術を使いすぎると目の色が失われるからな』


「…へー…。…ボクの髪と目、色、失われてきてる…?寿命?」


こちは銀色の髪と灰色の目を指で指す。


『うん、髪の色は失われてるけど艶があるからただの魔力使いすぎだね。目は…そうかも。』


「…色なくなると悪い事ある?」


『髪は一歩間違えると年寄りに、目は白内障になる確率が0.0000000001%高くなるのと、視力がなくなる。』


「…視力魔法で治せる…?」


『無理。サークル(魔導コア)のように壊れたら直すことが出来ない。まぁ、サークルは力を付け直せば新しいのを作れるし、他の人に授受する究極魔法もあるからサークルが壊れるのよりも厄介かも。』


「…なら、これなら…?」


こちが片目だけピンク色の目にする。


『すげぇ!!器用だな!!』


「…これなら目複製すれば治る。」


『そ、そうだね…』


“ヌル”は片目だけ眼術を発動させようと試みて両目で発動させている。


「…色を戻す方法ない…?」


『ないけど、目はカラコン、髪は伸びるならウィッグ、伸びないなら染めるとかだね。君は髪伸びる?』


「…伸びないけど…魔法でいくらでも伸ばせる」


『なら、今夜うちの部屋に来たら染毛料とカラコンあげるよ。1億色以上の染毛料と20億種類のカラコンがあるからさ。あ…カラコンのサイズ…合わないかも…まぁ、それは魔法でどうにか出来るし。』


「… カラコンって何?…カラーコンプレックス?」


『カラーコンタクトレンズの略。ロリコン、ショタコン、マザコン、シスコンとかの仲間じゃないからね?』


「…カラーコンタクトレンズってなぁに…?」


『目に色や模様を魔法使わずに自由に変えられる物。う〜ん…見せた方がいいかな?』


“ヌル”は目からカラーコンタクトを取った。


『これがカラコン。』


「…わ…黒目が取れた。」


『よく見て』


“ヌル”の灰色の目と取れた黒目を見る。


「…黒目が描かれた…ガラス?」


『まぁ…そんな感じ。ちょっと痛いけど。』


「…痛いならいい』


『そう?』


“ヌル”はカラコンを目に戻す。


『おっと、彼らが風呂から上がるまで君と卓球とかでもやってようと思ったけど…出てきちゃったね。』


「…そうだね」









「ベコ!”ヌル”さん!牛乳買ってきましたよ!」


サラミが牛乳を一気飲みする。


「プハー!風呂上がりの川でキンキン冷やされた牛乳はうめぇや!」


“ヌル”は一口で牛乳を飲む


《…不味い牛乳だな》


『じゃあ、宿に戻りますか?』


「そうしましょうか。」















「風呂上がりの外寒っ!」


「サラミ…風呂上がりの冬の夜に半袖半ズボンは…」

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