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冒涜の神殺しの旅~空虚の心≠絶対無~  作者: 厨二病みたいなうわぁって思うようなの作ろうとしたら面白いかなと思ってみたけど自分のが酷すぎてやめた
第一章-エントス大陸{上}
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エントス大陸19

解放された”ヌル”に対して騎士2人がぺこぺこしている。


『はぁ…語弊…どころじゃなく言い方に陥れようとする悪意を感じたぞ…』


「…ふ」


『やっぱり悪意あったな!』


「で…実際にはベコと何があったんですか?」


サラミとハムは必死に考えたが何があったのか分からないらしい。


まぁ…あの言い方なら、普通はそれ以外に思い浮かぶのは皆無だろう。


『あーうん。とりあえず何事も起きていないよ。』


記憶操作系の魔法を本気で覚えたくなった。


『それで、金のスライムを売った店はどこですか?』


「あ、はい!確かこっちです!」


『た…確か?』


「え?いや、確実にこっちです…」


『良かったです』


“ヌル”は町を歩いていて気づいたことがある。

暴力行為が皆無なのだ。

しかも、さっきの2人と同じ、白い制服を着た騎士が多い。


『そういえば、ここで何があったんですか?前来た時は暴力沙汰が普通と言っていませんでしたか?』


ハムは言ってなかった気がする。

が、知っているという事はサラミが言ったのだろう。


「さっき騎士の方から聞いたのですが、ここの領主…インコ・ペン・テシア領主は捕まったようです。王様の命令でヴァイス家の白桜騎士団が制裁を与えたとたかなんとか…?それで今はここ、ビジャはヴァイス家の所有地らしいです。」


『ヴァイス家の方々は良い方みたいですね。さっきからよく見る白い制服を来た騎士達が白桜騎士団ですか?』


「いや、領主がゴミだったのかと…思います。それであの方々が白桜騎士団です。」


『周りに騎士の方々や救われた方がいるのにそんな事言っていいんですか?【ヴァイス家の方が有能なのではなく、領主が無能なだけ、ヴァイス家は普通だ。】と言っているような感じがしますよ。』


ハムは貴族が嫌いな為、領主をゴミと言ってしまったのだ。


「…そうですね。実は貴族があまり好きではなくて…」


周りの人に聞こえないように小声で話す。


『ですが確か…ノヴェシ王国ではダイヤモンド以上の冒険者の方が引退した時は最低でも準領主の爵位が確立されていますが?辞退するのですか?』


「え?」


『え?違いましたっけ…?実はうちはノヴェシ王国の人ではないのであまり覚えてなくて…』


「いや?”ヌル”さんが言ってる事はあってるぞ?ハムはまさか知らなかったのか?」


ハムは全く知らなかった。でも貴族が嫌いなだけで貴族になりたいか?と聞かれたら心が動く。実際少ないが良い貴族が居るのは確かだ。なら自分が良い貴族に…なれる自信はないが、悪い貴族になるつもりはない。なら…良いかも?贅沢はせずに…。いや、贅沢の誘惑に負ける可能性がある…。


「…わかりません。ですが僕は冒険者を辞めるつもりはないです。僕の夢は最高位の…アロス冒険者になる事ですから!」


『なら、ダイヤモンド冒険者の時に両腕両足を失って引退をしなければいけなくなった場合は?』


「それは…」


「”ヌル”さん!」


サラミが”ヌル”を睨む。


『…失言でしたね。』


“ヌル”は謝らない。『失言でしたね』と笑顔で言っただけだ。

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