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暗界25
レイは少し歩いて分かった。
まず、歩いている人に触れることができない。
霊かのように、普通に、目だけに映しているだけかのように。
あと、こんこんうるさい。
ノイズ。
(一話前適当すぎる…)
そして、レイはしばらく彷徨う。
露店だらけで、人もたくさん
しゃーない。他の人と会話できないんだから。(人じゃないけど)
そして、いかにもインチキくさい占い師の館のような、紫テントみたいな。
そんなお店から、狐のお面で顔を隠してる。
誰かを手招きしているが、レイではないだろう。
普通に通り過ぎようとする。
「…”人豚の刑”というのをご存知かい?」
レイはどう考えても自分に話しかけられたのがわかる。何故かは分からないが。
レイは止まる。
「まず、お前の手足を切り落として、と目玉と鼻をくり抜いて、ボットン便所のような、糞尿が溜め込まれているところに、落とすのさ。」