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冒涜の神殺しの旅~空虚の心≠絶対無~  作者: 厨二病みたいなうわぁって思うようなの作ろうとしたら面白いかなと思ってみたけど自分のが酷すぎてやめた
第三章-暗界{上-前}
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暗界21

レイは少し歩いて分かった。

まず、歩いている人に触れることができない。

霊かのように、普通に、目だけに映しているだけかのように。

あと、こんこんうるさい。

ノイズ。

(一話前適当すぎる…)

そして、レイはしばらく彷徨う。

露店だらけで、人もたくさん

しゃーない。他の人と会話できないんだから。(人じゃないけど)

そして、いかにもインチキくさい占い師の館のような、紫テントみたいな。

そんなお店から、狐のお面で顔を隠してる。

誰かを手招きしているが、レイではないだろう。

普通に通り過ぎようとする。


「…”かわいそうなぞう”という話をご存知かい?」


レイはどう考えても自分に話しかけられたのがわかる。何故かは分からないが。

レイは止まる。


「争いの中、猛獣の檻が空襲で壊れて被害が出ないように、猛獣を殺すことになったんだ。だけど、象は殺すのが大変で、餓死させることになったんだ。けど、糞尿の世話はしようということで、まいにち、象の糞尿の世話をする飼育員は、その象の檻の中に入るんだ。象は腹が減っていて、飼育員に芸をするんだ。まいにちまいにち。餌を貰う為に。まいにちまいにち、だ。だが、飼育員は餌をあげるなと、その国の指導者に言われていたんだ。そして、争いが終わった。争いが終わった日に、嬉々として飼育員が餌と水をあげに行くんだ。だけど…死んでいた。争いが終わった日に死んだのさ。」


「…?」


レイはだから何ってなる。


「この象は死んだ。この象が死んだ理由に関しては誰が悪いのかね?利益のためだけに戦争を起こした戦争の首謀者?国民を守る為に猛獣を殺す命令を出した指導者?我が身可愛さに餌をあげなかった飼育員?」


「戦争首謀者」


「本当に?」


「それより…


「じゃあ、拷問ショーや決闘ショー、スナッフフィルムは好きかい?」


「いや、あんなの金持ちの快楽だろ、好きではないし、嫌いでもない。」


「…普通は非難する。そうだ。そうにきまっている。…人じゃなく、犬や牛の場合は?」


「どうでもいい」


「…。」


「…。」


「おいで、」


狐の仮面を被った人形が手招きする。

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