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交流(2)

大変おまたせしました。m(_ _)m


更新頻度は月1でできればと思っているので、これからも本作をよろしくお願い致します。m(_ _)m


前回を読み直してから読むことをオススメします。(キャラブレ感が出てたらすみません)


「まさか、玲奈がそこまで言うなんて……」

「よっしー、恐ろしい子……!」


 玲奈さんの発言に驚くお二人。

 そのリアクションを知ってるってことは、意外とバラエティーに富んだ人達なのかもしれない。


「そうだよ〜。良一はすごいんだから! 歩きながら本読んでるのに全く人にぶつからないし、お母さんはギリ30代前半だし!」

「母のはべつに関係はないと思いま……」

「えっ⁉ よっしーのお母さん若っ⁉」

「よっしーって、義理の息子だったの⁉」


 喰い付いた!?

 しかも、母の年齢を聞いたときの玲奈さんと同じ反応してる。

 僕としては、前半部分に喰い付いてもらいたかった……。


「ううん。良一はちゃんと息子だよ」


 ちゃんと息子とは?


「できちゃった婚だったんだって。詳細は……話しても大丈夫?」

「いいですよ。それを理由に馬鹿にされても笑われても甘んじて受け入れます」

「二人なら大丈夫だよ」

「うん。うちら、生まれとか家庭環境とかで笑ったり馬鹿にするヤツは許せないタイプだから」


 真剣な顔つきだけど、本当なんだろうか?


「あっ、その顔は疑ってるでしょ!」

「はい」

「うわっ、正直!」

「罰を受ける覚悟はできてます」

「真剣な顔つきで言ってるけど……さっきのといい、よっしーって、Mなの?」

「私達って、そんなに悪いヤツに見える?」

「良一のギャルへの印象って、極端だよね」

「ギャルと直に接したのお二人が初めてだったんですから、仕方ないじゃないですか」

「えっ、良一、私は?」

「玲奈さんは、ギャルの皮を被った単なる美少女なので、ノーカンです」


 そう言うと、玲奈さんはものすごく嬉しそうな顔で、片倉さんと真辺さんの二人は呆然とした顔で、僕のことを見つめていた。

 ん? なんか、変なこと言った?

 そう思った矢先、玲奈さんがお二人に説明を始めた。


「言ってなかったけど、私がギャルになった経緯、良一に話してあるから」

「それにしたって、あんな言葉出てこないよ、ふつう」

「よっしーって、意外とそういうこと言えるタイプなんだ」

「そうなの! 良一って、無自覚でイケメン並みの対応力発揮させるんだよ!」

「えっ? ……あっ!」


 今更、自分が言った言葉がとても恥ずかしいことを言ってたことに気づいてしまった僕は、慌てて訂正の言葉を述べた。


「い、今のは、口が滑っただけで、心の中に留めておくつもりだったんです! 僕は決してキザじゃありません!」

「で、その後、それに気づいて慌てるところが可愛いんだよ!」

「うん。よっしーのことが大好きなのはわかったから、そろそろよっしーの家庭環境についての詳細話してよ」

「あっ、うん。そうだったね。じゃあ、話すね」


 僕の言葉は華麗にスルーされ、玲奈さんが僕の身の上話を始めるのだった。



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