表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第3章
76/79

71 決戦!④

「まだまだ甘いですよ?そんなことをしたら、隙ありでやられていますね」


 黒瀬は、ラジリスタの剣に乗り、ニヤリと笑い、剣とナイフで打ち合っている中、その様子を見ていたレギランスの皆は唖然としていた。

レギランスの皆でかかって行っても立ちできなかったからである。


「こんな奴に勝とうとしていたのか?」

「それは、何が何でも無理だろ…」

「可能性があるんなら、ルトが適正だろうよ」

「何を言ってらっしゃるのですか?あの方の戦い方を見ていましたが、他のところにまで目をやっているのですよ?私には、できません。目の前の敵で手一杯です」

「そう思うルトが言っていることは、本当に凄いんだな」


 圧倒的に、無理だと思っているレギランスの皆を励ますように、紅葉達が様子を見に来た。


「黒瀬は、私の執事だから、執事たるもの常に周りに気を配り、気にしているという事、これに私はどんなに救われた事か…」


(現実世界で、あるお披露目があるときに階段を降りている時に、ドレスが長くて、ヒールに引っかかってこけそうになった時に、手を持ってもらったし。あの時は、本当に恥ずかしくなったけど、黒瀬がカバーしてくれたから、こけそうになった事をごまかしができたと言っても過言ではないし…。あとで、めっちゃ言われたけど)


と、思い出して、異世界でも、いろいろと助けてもらったしと思っている。


「だから、黒瀬に修行をつけてもらってよかったね。でも、覚悟しておいたほうがいいですよ」

と、死んだような目をしている紅葉達をみて、嫌な予感をしたレギランスの皆だった。

(クソ…。隙ができそうでできないというかこいつ全部できているだろう…)


と絶望するラジリスタだった。


◇◇◇


 そして、長い月日を修行にあてた結果が、今日になる。


(修行していなかったら、ロワールとやりあっていなかっただろう…。以前の俺は、すぐにやられていただろうな。黒瀬のおかげで強くなった。レギランスの皆も四天王相手になるように頑張ったんだから、皆、他の四天王頼んだぞ!)


「やれやれ。なかなかやるね。でも、俺をなめるなよ…」


ロワールは、魔力を上げた。魔物に変化していた。


「この姿で、戦うのはいつ以来かな…。もう、手加減はしないから、覚悟しろ」


ロワールは、魔法を放ってきた。

先程の魔力よりは桁外れだった。


「なっ!あぶな…。あれ喰らったらひとたまりもないぞ!」

「大丈夫ですよ」


ニコニコ顔の黒瀬は、ラジリスタに言うと一人ロワールに攻撃を仕掛けた。


「黒瀬!」


「サイレント・ウォール!」

「続けて、アサシンズ・スネーク!」


「なんだ、あの技は!」


 逃げるロワールを追いかける黒瀬の技は、槍のようだった。


(アサシンズ・スネイク。蛇のように敵を追いかけて攻撃をする。新しい技。暗殺者アサシンの技はいろいろあって面白い。スキルのレベルを上げることによって、技も強くなるのは、当たり前の事だけど、技を進化することが楽しいし、たくさんの魔物を倒しすぎて、いつの間にか技のレベルが上がりすぎて、Maxになっているし。次々に得とくができて楽しいですからね。それに、お嬢様が何をしているかサイレントスキルがあるだけで、監視がいきわたりますしね。仕事が楽になったし。暗殺者アサシン様様だな)


「黒瀬、顔が腹黒のようだぞ」


危ないようなニヤニヤ顔をしている黒瀬を見て、冷めたような目をしているラジリスタがいた。


「どうされたのです?」

「黒瀬、本当に何者なんだ?時々、お前のことが怖くなるぞ…。実際に戦ってみて分かったが、本当にモミジには喧嘩を売らないことだなと思ったよ」

「紅葉様がお強いですからね」


(どんなけ、お嬢様思いなんだよ…)


ニコッと自慢げに言っている黒瀬を見るラジリスタは、心の中で思うでした。


(絶対、ドSだろ!)


と。

まだまだ続きます。

楽しんでお読みください(*^^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ