67 破壊神:ビシュヌ⑤
たいぶ空いてしまい、申し訳ないですm(__)m
書けれる時に書いてあげようと思っています。
一方の紅葉、黒瀬は、異世界に現われたビシュヌに挑んでいた。
「やっぱり固いなぁ…」
「全然こっちの攻撃がきいていないようだ」
「どこかに弱点があるはず…」
すると、魔界でノアと戦っていたアヌビスから通信魔法で連絡がきた。
『サラ様。こちらは、少々手こずりましたが片付けました。そちらは、どういう状況ですか?』
「アヌビスか。こっちは、ビシュヌの弱点が分からない状況であらゆる手を使っているが、なかなか攻撃が通らないのよ」
『そうですか。分かりました。急ぎ、そちらに向かいます』
「別の人達がいたのではなかったの?」
『レギランスの方々は、こちらで深手をおっていますので…』
「わかったわ。とりあえず、一緒にこっちにきてくれない?一緒に回復魔法で回復させてあげるから」
『分かりました。速攻で向かいます』
(あのアヌビスが、レギランスの人達も深手を…。どれだけ強い相手と戦ったの?まさか四天王の1人と…?)
サラは、嫌な予感はしていた。
「サラ様、急ぎやって参りました」
「早っ!?」
「こちらの方達が深手負っておりますので、2人を早く回復させてやってください!」
「分かった!黒瀬、ごめん。回復魔法でとりあえず治療するわ」
「分かりました。サラマンダー様を借りてもよろしいですか?」
「ええ、いいわよ。サラマンダー、お願いね」
サラは、転移魔法で地上へと戻り、3人を回復魔法を急ぎでかけた。
「サラ、私も一緒にかけるわ。2人の方が早く回復するから」
「お願い!」
シルバーンの方は、ヤケド、肋骨が何本か折れていた。
イノンは、傷を負っていたが、命には別状はなかった。
2人で回復魔法をしてため早く治療は終わった。
「ん?紅葉…。どうしてここに?」
「ここは、異世界にきてるからだよ。3人が深手を負っているって聞いて急いできたの。そしたら、サラだけ、回復魔法をかけていたから私もと思って」
「そうだったんだ。ありがとう」
「サラ様、紅葉様、ありがとございます」
アヌビスは、2人に深々と頭を下げた。
「いいよ、そんなの。だって、主が仲間を助けるのが当たり前だし。こっちの方こそありがとうだよ」
「そうだよ、アヌビスが無事でよかったよ」
「サラ様、紅葉様。ありがとうございます」
それを微笑ましく、イノンとシルバーンは見ていた。
そして、黒瀬がビシュヌと交戦を見ていた。
「あれは、やばいわね」
「ええ、破壊神:ビシュヌ。魔物の中で絶対的な存在だもの」
「皆で、頑張って立ち向かえば絶対に倒せるよ!」
紅葉は、真剣な顔して言った。
だが、他の人は険しい顔をして、
「でも、あんなのに勝てるの?未だに、まだ弱点や攻撃をして得た者はないのよ」
「でも、あれ(ビシュヌ)を倒さないと異世界の者達が、全部なくってしまうのよ!そんなの嫌じゃない!」
「紅葉…。分かったわ!」
「せっかく、戦えるまでに回復魔法をかけてもらったし。また、頑張って戦おうじゃないの!」
シルバーンは、立ち上がりそう言った。
紅葉達は、ビシュヌに攻撃を続けていた。
命中はしているが、未だに弱点は見つからない。
紅葉達の体力の消耗、魔力を消耗していた。
「それじゃあ、こっちが倒れてしまう!」
「早く弱点を探さないといけない」
「こっちは、探っているが全然見つからない。しかも、隙がない」
「くそっ、どうしたら…」
すると、ビシュヌの口から巨大な闇の光線を放とうとしていた。
「あれは、やばいぞ!」
「お嬢様は、早くシールドを張ってください!」
「分かったわ!ラーガ、私と一緒にシールドを張ってほしいの!」
「分かった。ロザ、こっちに!」
「了解した」
紅葉とラーガのシールドを張る準備をする。
皆は急ぎ、紅葉とラーガの元に集まる。
ビシュヌは、闇の光線を放つ。
「ホリーシールド!」
「ホーリーミラージュ!」
2人は二重にシールドをつけた。ビシュヌの攻撃は、2人のシールドに打ち消された。
「結構、強力な攻撃だな…。紅葉なしでは、防げたのか分からない」
「強い。やっぱり、破壊神:ビシュヌの力なの?」
2人は、少し魔力を消耗したが、特には問題はなかった。
「まぁ、力をこれまでつけてきたのだ。だから、そう簡単に倒れるものか!」
「なめるなよ」
「わたくしならば、こんな魔物を倒してやりますわ!」
クロナは、突然飛び出して行ってしまった。
クロナは、連続でビシュヌに攻撃をしまくっていた。
「主人をなめるのは許さないわ!」
「クロナ…。前から思っていたけど、本当に改めて思うけど、強い種族なのね」
「まぁ、あの子魔族だからね」
「それより、私達も」
ラーガ、ロザ、セラティナは攻撃をしかける。
サラは、サラマンダーやウンディーネ等、あらゆる精霊を出して、攻撃を指示していた。
ロザは、いつもの遠距離型の銃ではなく、短距離型の銃を持ち、撃ちまくっていた。
銃の弾は、ありたっけ持ってきていたため、尽きることはない。
そして、いつしか、手に入れた弾を作れる魔物と契約したため、弾を尽きることはない。
その話は、また今度の話で紹介しようかと思う。詳しい事は後ほど…。
ラーガは、新しい技もたくさん覚えている。
ロザとのクエストでレベルアップもあり、どんどん増えていった。
セラティナは、いつも強い魔物がかれるようなクエストばかり狩っていた。
そのため、素早さも上がり、レベルアップもはかどりもあった。
「ファイアーアローシャワー!ホリーシャワー!」
セラティナは連続で技を放った。
「連続で演唱ができるようになったの?」
「えっ!?ええ。そうだけど、だってこの日のために準備をしていた部分もあるから」
「それは、皆一緒なんだよね」
「だって、紅葉や、レギランスの奴らのためでもある」
「この破壊神:ビシュヌを倒さないと!」
「そのためには、私の力が必要ですね!」
「その声は!?」
紅葉が振り向くと、ユーネリアがいた。
ユーネリアは砦で、身を隠していたが、破壊神:ビシュヌが現われたため、封印のためクロナを向かわせていた。
「てか、今気づいたけどクロナはいつから居たんだ?」
「さっきですね。クロナが飛び出したあまりくらいですかね」
(少し前の話ではないか!)
「いやー。行ったはずのクロナがどうしているのかなぁと思っていたけど、触れないでいたのですよ」
紅葉の後ろで、黒瀬が満面の笑みで言った。
「それを早く言いなさいよ!」
「紅葉!あいつは、五行属性を掛け合わせた攻撃を一緒にしなければ攻撃は弾かれます。そして、怯み、落ち着いたところを封印の陣で破壊神:ビシュヌを倒すのです」
「五行属性を…。誰かいないのかしら?」
「だから、僕たちがいるじゃんか」
「あなた方は…」
紅葉が驚いて言った。
「メレストロ、ラグール!」
「やぁ、楽しいそうなお祭りをしているね」
「どっこからどう見たらお祭りだと思っているのよ!」
「こっちは大変なんだから!」
「傷もたくさんだし。魔力もそこそこでやばいと?」
「はい」
ラグールは、魔法陣を出して、回復魔法を皆にかけた。
「えっ!?魔法が力が…」
「回復した。しかも、逆にまたぐーんと上がった感じがする。力が沸き上がってくるようだ!」
「ラーガ、待って。突っ込むと危ないよ?」
ワクワクのあまりラーガは、ビシュヌを攻撃をしようとしていたが、それをロザが全力で止めていた。
「ロザ、離せ!」今なんだ!今、攻撃を!」
「だから、今ユーネリアが言ったばっかじゃないか!」
「あっ!」
ラーガは、恥ずかしそうに我に戻った。
◇◇◇
紅葉達は、改めて作戦をたてた。
「よし!皆いくよ」
「私は、魔法通信で、全国王に聞こえるように準備はしているから」
「最終決戦だ!」
まだまだ続きます。
誤字・脱字があればお願いします。
楽しんで読んでいただきありがとうございます(*^^*)
これからも頑張って書きます。