61 伝説の2人、再び現れる!
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致しますm(__)m
今年も無理なく投稿していこうと思いますので、楽しんで読んでください。
パウロンは、四天王のお城に来ていた。
「どちらに行かれていたのかと思いましたが、あの者に会っていらしのですか?」
「ロワール、一番危険な人物に会ってきた。あの黒いオーラを身にまとった者が、モミジの暗殺者か…。いい目をしていた」
「あの者には、近づかない方がいいですよ。一発でやられますよ?まぁ、あなた様ならなんとかできると思いますが…」
妙な雰囲気の中をノアがやってきた。
「お2人様、そろそろ支度をしないと…」
「分かっている!」
ロワールはスタスタと自分の部屋に戻る。
ノアは、パウロンに睨みつける。
(おぉ怖い顔をされること…)
パウロンは、ニコッと微笑みかけた。
「フン!」
(ロワールを侮辱するなんて!ロワールは、この魔族界で1番最強といわれる者よ?あんな、変人に負けるわけないじゃない!)
ノアのムスッとした顔をして自分の部屋に戻った。
◇ ◇ ◇
黒瀬は、パウロンの事を紅葉達に話した。
「そ、そんな…。パウロンどうして…」
ピーロンは、力が抜けたように椅子に座り込んだ。
「ピーロン、大丈夫?」
「大丈夫じゃないでしょ?」
「親友と呼べるものがあちら側についていれば誰でもがっかりはするだろう?」
そこに、さらに魔法通信があった。
それは、アヌビスだった。
サラは、魔界でも四天王のことを調べるようにアヌビスに命令していた。
「サラ様、緊急事態でございます」
「アヌビス、何か分かった?」
「はい。それが…」
「しもしも~」
と、割り込んでくるシルバーン。やけにテンションの高めで言った。
「やぁやぁ、ギルド:モミジの諸君!」
「用件は?」
「やーねぇ、そんなに怒らなくてもいいじゃないのよ」
「すみません。サラ様、本題ですが…」
「実はね、前の女の子が持っていたペンダントが関係のある物だったわ。しかも、それがないと六芒星が出来ないこともわかったの」
「なんですって!」
「やはりですか…。こちらの古代の本を片っ端から読んだものの何もあまり書かれていなかったのです」
「何者かが、本を持ち去ったか、あるいは…」
「燃やし、昔のことのを隠蔽しようとしたのかしら…」
「そんな!」
「通りで、本を読みあさってもないわけだ」
まだまだ、アヌビスは話を続ける。
「それに、あの鍵を重要視するのは、前にお会いしたメレストロ、ラグールが必要とのことです」
その言葉に、紅葉達は唖然とした。
「そうだったのですね。やはりあの2人がかかわっていたのですね。だから、あのとき何か言いかけたのでは…?」
「ん?」
「まぁお嬢様には分かるはずがありませんからね。知っていましたよ」
「うるさいわよ。黒瀬」
「君達、また喧嘩してるのかい?」
「お気になさらず、どうぞ続けてください」
「あんたね!」
と、紅葉の言葉そっちのけに話が進む。
「では、メレストロさんとラグールさんが関わっていたことだったのか」
「何かしら、知っていたのはそういうことか」
「メレストロさんやラグールさんを探しなければ、六芒星の陣は組めないという事なのか」
「その通りです!」
「おの2人どこでなにしているのだろうか…?」
「そうですよねー」
「こうしては居られない早くお2人を探しに行かなければ魔物がうじゃうじゃこちらの世界に入ってきてしまいます!」
「それは、大変ですね。で、どこをどう探すのですか?」
「それは、また国を訪れて…」
「それは時間かかるのでは?」
「だーかーら!それは、行ってみないと…」
「ギヤー!!」
セラティナが叫んだ。
「あ…あの…メ、メ」
セラティナは慌てて声にならない。
「どうしたのだ?」
「どうしたのでしょうねー」←棒読み(黒瀬)
紅葉達は、一斉に声のする方に向いた。
「え…」
「えーー!」
皆が驚きの声をあげた。
それもそうだ。先程、その2人のことを話していたばかりのメレストロ、ラグールが彼女たちの前に居たのだから。
「やぁ、お久しぶりだねー。ギルド:モミジ諸君!」
まだまだ続きます。




