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うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第3章
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52 レアもの①

紅葉達は、鉱山を結構歩いていた。


「少し休憩しない?」

「鉱山は結構きつい」

「かなり歩いたからな」

「少しこの辺りで休みましょうか」


 黒瀬は、さっとレジャーシートを出し、お茶の準備をした。


「本当にあなたがいたら、飽きないわ」

「それは、ありがとうございます」

「出でよ、アヌビス!」


――――ボン!


「お呼びですか?主様」

「この辺りを監視してほしい」

「仰せのままに」


 アヌビスは、鉱山の辺りを魔物を探しに行った。


「サラ様、お茶をどうぞ」

「ありがとう」


 紅葉達は、しばしの休息をした。


 黒瀬は、警戒を怠らない。

すぐに、戦闘に入れるようにしている。

紅葉も休憩を取りつつ、魔法で結界をはっていた。

紅葉達、皆は休憩をとりながら、警戒をしていた。

魔物の出現する場所には、すでに入っているからだ。

いつ魔物が出てきてもおかしくない。


「いつでも、魔物が出てきても大丈夫。十分、準備はできている」

「あぁ。だが、なかなか出てこないな…」

「地下にいるのでは?魔物は確か…。ノギスとウェザーウルフでしょう?」

「そうだね」

「すぐに決着がつけばいいけどなぁ」

「大丈夫ですよ」


 黒瀬は、ニッコリと笑い、


「皆様は、確実に強くなっています。たくさんクエストを達成してきているので」

「そうだな。黒瀬に並べるように。少しでも黒瀬の手助けができるように強くなったのだから」

「今まで、頑張ってきたのだから」

「どんな魔物でも倒せるように。そして、四天王を倒せるように」


 いつか、四天王に会って、戦えるようにレベル上げて、経験を積んで強くなって、元の世界に戻れるように紅葉はずっと頑張っていた。

今回も、強い魔物だろう。手抜きはできない。

最悪の想定を常にしておく。

どんな対策をすればいいのかを相手を見て模索するように。

クエストを積んで、そういうふうにできるようにしている。

 白魔道士の役目は、サポーター、魔物でどういうところが弱点なのかを探す。等などいろんな役割がある。

 黒瀬、クロナ、ラーガを前方に、サポート、援護は紅葉、サラ、ロザが後方。

だいぶ、良いチームになっている。

まとまりもある。

皆で、クエストをやってやってやりまくり、ダメな所、ここはどうするか等話し合い、また、クエストを行う。

これをずっと続けてきた。

だから、まとまりも出てきたと思う。


「よし!ハギスを倒せた」

「だいぶ、休むことなく攻撃がスムーズにできてきたと思う」

「皆様、良い動きが出来ていますよ」


 黒瀬がそう言い微笑む。


「…」

「ロザ?どうしたの?」


 ロザの表情があまり良くなかった。

それは、黒瀬も同じだった。


「ロザ様も思いましたか?」

「うん。ハギスを倒したのはいいが、もう1匹いる」

「もう1匹…」


 紅葉達は、周りを警戒した。


(どこにもう1匹いるの!?)


 見渡すが周囲には魔物すらいなかった。

だが、ロザと黒瀬は警戒している。


「変な感じの物がいる」

「まだ、感じる。なんか、たくさんの魔物がいるような感じがします」

「そう。なんか重なってて…。よく分からない」


(何?その物…。魔物なの?)


 すると、下から突き抜けるような地響きがしてきた。


ゴゴゴー!!


「何!?」

「これは…」


 大きなマグマタートルが現われた。


「マ!」

「マグマタートル!?」


 火山からは、サーポパードが現われた。


「なんだ!この盛りだくさんな魔物は!!」

「これは…」

「やばくない?」

「マグマタートルは、めったに巡り合わないよ?」

「これは、レアもの勢ぞろいだ」

「皆、行くよ!」


 紅葉達は、戦闘態勢に入った。




まだまだ続きます。

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