47 クエスト:ブラキディアス討伐!①
紅葉達は、クエスト:ブラキディアスを倒しにある火山の近くまで来ていた。
「火山が近いから、ものすごく暑くない?」
「そうだね…」
「でも、これが逆に燃えるな」
「ラーガは、いろいろこういうなのに慣れているのでは?」
「ああ、よく妹と行ったものだよ。王宮にそういう依頼がくるからな」
「なるほどねー。まぁ、経験豊富なんだね」
紅葉達は、ハァハァと息をきらしながら、歩いていた。
今回は、火山も近いということもあり、村や町は近くにはなく、山の向かう側にあった。
そのため、装備もフル装備と、備えていた。
ドラゴンが相手なわけで、念のためではあった。
が、だが、その感じなブラキディアスは、出現しなかった。
「結構、探索もしたし、それに近く村とか町がないからって、いろいろアイテムを買って行ったけど、これの意味でしょ?」
「いや、ブラキディアスの出現は間違いないが…。そのうち、出現するに違いない!」
「ラーガの騎士の感か…」
「まぁ、でも安全な所で、休憩としようか。ブラキディアスは、簡単には倒せまい」
「そうだな。武器の手入れもしときたい」
「いつ出てきていいように、早めに休憩をとることにしようかな」
紅葉達は、安全な場所を見つけ、ブラキディアスの討伐に向けて、腹ごしらえをすることにした。
◇ ◇ ◇
紅葉達は、夕食を食べ、ブラキディアスに向けての作戦を立てていた。
「ブラキディアスはどう戦う?」
「ドラゴンか…。何属性にあたるか…」
「確か、火属性ではないかという情報を得ている」
「ラーガ、それはどこ情報なのか?」
「町を出る前に聞き込みをしていた。あのブラキディアスだからな。いろんな情報を入れてなければならないと思ってな」
「さすがだな」
「火属性ならば、水なら何とかなるか…?」
「だが、どういう強さなのか分からないのだから、ここは慎重に…」
「そうだな…」
紅葉達は、頭を悩ませていた。
どういう戦い方が、ブラディアス討伐できるのか…。
「とりあえず、様子見で一回実践してみてからでも遅くないのでは?」
「そうだな…。それから、作戦を立ててもいいかと私も思う」
「万が一の事があったらどうするんだ?」
「その時はその時だろう」
「今は、実践してみてからだ」
「まぁ、私が通信魔法で指示を出します!」
紅葉達は、ある程度の作戦を立て、この日は眠りについた。
◇ ◇ ◇
ブラキディアスの出現は、山のふもとにある場所に生息している。
紅葉達は、ブラキディアスの目撃場所に向かった。
通っている間、魔物がたくさん出現していたが、その都度倒して行った。
「たくさんアイテムを持ってきて正解だったな」
「今のでなんぼか、レベルが稼げるな」
「だげど、本当にこの山のふもとに生息しているのか?」
「ブラキディアスの時、戦いに慣れていればなんとかなるだろう…」
紅葉達は、少しずつブラキディアスの出現場所に近づいていた。
すると、ラーガは何か感じ取ったように、周りを警戒し始める。
「ラーガ?」
「何か、、、来る!」
「…っ!?」
「皆、周りを警戒して!」
――――――クリスタルシールド!!
紅葉は面のために強力的なシールドを出し、攻撃に備えた。
「上か!!」
「やばっ!」
「下がって!」
セラティナ、ロザ、クロナは、下がり様子を伺っていた。
ラーガは、ブラキディアスの攻撃を避けながら、向かって行った。
紅葉は、サポートに回る。
紅葉は、すかさず皆の攻撃力、防御力を上げた。
次々と、隙あらば攻撃を仕掛けていく。
「ロザ、援護を頼む!」
「ラーガ、わたくしも攻撃に行きます!」
ラーガ、クロナは、ブラキディアスに攻撃をした。
が、弾かれた。
「…っ!!」
「うわっ!」
二人は、ブラキディアスの尻尾の攻撃に飛ばされた。
「ラーガ、クロナ!」
紅葉は、落ちる寸前にエアロを出し、ダメージを半減した。
「二人とも大丈夫?」
「ありがとう…。紅葉…」
「くっそ!あいつ、硬い」
「ロザの銃が弾かれるなんて!」
セラティナ、ロザも攻撃をしたが、すぐに弾かれてしまった。
次の瞬間、ブラキディアスの攻撃がきた。
威力も強い。
「やばっ!」
紅葉達は、ブラキディアスの大きな攻撃に当たるかと思われた。
―――――クリスタル・シールド!!
ラーガは、シールドを作り、皆を守るが、簡単にシールドが崩れてしまった。
「ラーガ!」
「キャー!!」
紅葉達は、ブラディアスの攻撃に深手を負ってしまった。
「…くっ!」
「…」
紅葉達は、ボロボロになり横たわっていた。
ブラキディアスは、どこかへ飛び立っていった。
「ま…待って…」
紅葉は、ブラキディアスが飛び立つと同じように気絶をした。
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