表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第2章
49/79

番外編:ロザの日常

 ロザの一日は、銃の手入れから始まる。

ロザの愛銃【M19】。あともう一機ある。

いつ、何時も、いかなる時も、襲われた時、対処ができるように、いつも手入れをしている。

その他にも、狙撃銃、遠距離も得意とする。小銃ライフルは2機持っている。

四機も朝食を済ませると、手入れに入る。

これが、ロザの一日のルーティーンだ。


「今日も素晴らしいよ。手入れをしとかないと、詰まったり、暴発とかもしたらいけないからね」


ロザは、ウキウキしながら、愛銃を眺める。


「よし、ピカピカに磨いた。これで、いつ旅に出ても、依頼が来ても、すぐにいける。僕の銃は最高にいい」


と、頬すりをする。


 ロザが、部屋から出ると、ラーガがどこかに行こうとしていた。


「やぁ、ロザ。銃の手入れが終わったのか?」

「うん。ラーガはどこかに行くの?」

「ああ、少しでもお金を貯めておこうと思ってね。だから、いいクエストがあれば、クエストに。ダンジョンがあればダンジョンにいこうかと思う」

「そうなのか。じゃあ、僕も一緒に行くよ」

「えっ??」


(珍しい…。いつもなら、めんどくさそうに言ってるのに。そうか。今日は、愛銃を気が済むまで、メンテナンスができたということか)


「一緒に行こう」


 ロザとラーガは、さっそく町のギルドハウスに向かう。


◇ ◇ ◇


 二人は、ギルドハウスに着いて、クエスト、ダンジョンを探す。


・ダンジョン30層、20層に巨大な魔獣!

・オーク大量発生!

・クラーケケ大量発生!

・スパイラクネの討伐

・ゴーレムとゴブリンの討伐


等々、ざっと数えただけで、30~40ものクエスト、ダンジョンの依頼がある。


「どれにする?」

「ロザは、どれがいい?」

「僕は、自分達のギルドハウスから近い場所なら、どこでもいいよ」

(やっぱり、いつものロザだ…)

「そうだなぁ…。大量発生はどうだ?ロザがいれば、遠距離でも、広範囲に攻撃ができるし、報酬金も二つとも同じだし、二人で一石二鳥だ。どうだ?」

「うむ。そうしようか…。僕も少しは、実力、スキル、レベルを上げたいからね」

「決まりだな」


 二人は、

・オーク大量発生!

・クラーケケ大量発生!


の依頼を引き受けた。


「二つとも同じ地域だ。急ぐとするか」

「僕も少し弾を買っておくとしよう」

「うん、分かった。じゃあ、あの大きな噴水のところで待ち合わせということで」

「うむ」


 ロザは、さっそく弾の買いに行った。

【シャカ】という銃のことなら何でも売っている。


「いらっしゃい!あっ!ロザさん、今日もいいのが入ってるよ」

「どうも。弾1000、小銃ライフル、狙撃銃用の弾。あと、火薬もなんぼかいただくよ」

「わかった。すぐ用意するよ。クエストにでも行くのか?」

「ああ、、まぁ」


 亭主は、弾の準備に取り掛かる。その間、ロザは、店においてある銃を見ていた。


(そろそろ、新しい銃が欲しいなぁ…)


と、思いながら銃を眺めていると、


「ロザさん、できたよ」

「うむ、ありがとう」

「金額が、15,000ルピになります」


 ロザは、代金を払うと、ラーガと待ち合わせの場所に行った。

噴水の近くまで来たとき、ラーガはもうそこにいた。


(少し早くないか?)


と、思ったが、あまりロザは気にしなかった。


「ロザ、買い物はできたか?」

「ああ、なんとか」

「じゃあ、クエストに行こう」


 ロザ、ラーガは、村へと向かった。


◇ 




 町から、西にある村に着いた。


「ここか?」

「ああ、ここが【エイスランド】だ」

「意外に海と山が、近いんだな」

「ここは、結構盛んになっているみたいだな」


 周りを見ると、屋台がたくさんあった。

薬草や野菜、新鮮な魚などがたくさん並べられていた。

ロザ、ラーガは、村長に話を聞いた。


「この村は、魔物がたくさん出てきていると、聞いていますが、村をみると、結構盛んになっていますが、本当にここが依頼があった場所なんですか?」

「ええ、なんとか魔物を潜りぬけて、あれだけのものを取って来れたのです。それから、他の村からのおすそ分けなどで、売っているものですから…」

「そうだったのですか」

「さっさと、魔物を討伐して帰りたいのだが…」

「ロザ…。やっぱりか…」


 ロザの面倒くさそうに言っている横でラーガは、苦笑いをしていた。

村長に、魔物が大量発生している場所を教えてもらい、ロザ、ラーガは討伐の作戦を立てた。


〇オーク大量発生!→クエスト開始!!


 オークは、主に夜中に出てくるらしい。

二人は夜中まで待っていた。

ロザは、いつでも撃てれるように、再度、弾の確認をした。


(魔物は、僕が全部倒してやる!!5分…いや、1分で仕留めてやる!)


 ロザは、銃を構えた。


 ―――――そして、戦いの時。


〇オーク大量発生!!


 森の奥深くから、足音がたくさん聞こえてきた。

オークの群れだ。


「来たな…」


 茂みに隠れていた。

ラーガは、そう呟くと、ロザに光の合図を送った。

その光を合図に、ロザは銃をぶっ放す。


「1匹残らず、倒してやる!!少しでも早く、魔王…四天王を倒す。。。あの仮面の男は許さない…」


 ロザは、爆弾などを大きな銃で撃って、オークを倒していく。

また、オークも攻撃をしかけてくる。

そこをラーガが倒していくという戦法だ。

ロザは、遠距離が得意とする。漏れは、ないように広範囲に見れるように、建物、一番高い木などに登って見渡す。

たくさんのオークを倒していくラーガ、ロザだったが、ラーガがオーク達に、囲まれていた。


「いつの間に…。誘導されていたか…。不覚だな。だが…」

「そこで終わるラーガではない」

「私は、こっちの方が燃える方だからな。逆に、嬉しいよ」

「ラーガの動きに合わせて、ぶっ放すだけ。ラーガ、君の背中は、僕が預かるさ。だから、思う存分、動いて、切って、切って切りまくるといいよ」


 ラーガが、一匹のオークに背後から、襲われそうになった時、パーンとオークを一発で仕留めた。


「ロザ、ロザが私と気が合うのは、嬉しいよ。今まで1人で戦ってきたからな。旅も一人きりだった。でも、今は違う。仲間も、そして、ロザもいてくれる。だから、安心して背中を任せられる!」


 二人は、次々とオークを倒していった。


――――そして、明け方にはいなくなった。


◎オーク大量発生!!

→討伐完了!


と共に、海にはクラーケケが、大量発生していた。


〇クラーケケ大量発生!!


 すぐに、次のクエストが始まった。


「ポーションを大量に持ってきといて正解だったな。ほら、ロザ、ポーションだ」

「僕もポーションはあるから大丈夫だ。それに、ラーガみたいに体力の消耗していないからね」

「そうか。大丈夫ならいいんだ。さて…。クラーケケを相手にどう戦うかだな…」

「陸に上がってくれたらありがたいんだけどな」

「あっ!いい事を思いついた」

「ん?なんだ?」

「倒したオークをなんぼか陸において、誘い込めばいいのではないか?」

「それって…。いいのか?」

「討伐が完了すればこっちのもんさ。僕は、さっさと終わらせて早く帰りたいからね」

「分かったよ」


 ラーガは、岸に先程倒したオークをおいた。

すると、クラーケケが姿を現した。

おいて

いるオークを食べていた。


「食べてる…」


 ラーガがびっくりしていると、何も動じてないロザは、


「オークがたくさんこちらに来ていたのは、クラーケケから逃れていたのではないか?」

「なるほどな…。よし!!倒して、村の者にイカ焼きをごちそうするか!」


 ラーガは、クラーケケに攻撃をしかける。

クラーケケは、ラーガの姿を見ると、触手で攻撃をしてくる。

それを、ラーガは切っていく。


「刻んで、食べやすくしてやる!!」

「そっちか…。まぁ、僕は早く帰れるなら、どうでもいいけど」


 二人はクラーケケの攻撃をかわしつつ、ダメージを与えていた。

たいぶ、ダメージを与えたことで、クラーケケがひるんだ。


「ラーガ、今だ!!」

「はぁー!!」


 一撃を与えた。


―――――ギューギュ―キー!!


 クラーケケは、もがき苦しんでその場に倒れた。


「ふぅー。やっと、倒したな…」

「うむ。早く帰ろう」

「分かったって」


 朝日が昇るのを見ていた。


「朝が来たな…」

「長い夜だったよ」


◎クラーケケ大量発生!!

→討伐完了!!


 二人は村と帰り、報告をした。

村人達は、最初は驚いていたが、歓声が湧いた。

その日の昼食になった。


 村長が、二人にお礼を言った。


「本当にありがとうございました。報酬金をどうぞ」

「あっ!ありがとうございます。帰ってすぐに、ギルドハウスの案内人に伝えときます」

「また、何かあれば僕達に言うといい。すぐに討伐に行く!」

「はい。ありがとうございます」


 そういうと、村長は去って行った。


「あれ?珍しいな」

「ん?何が?」

「えっ?いや、だって、いつもなら、すぐにクエストが終わったら、さっそうと帰るロザじゃないか」

「あー。それは、僕の気分かな」

「気分なのか…」

「でも、ここは心地良いからかな…。もっといたくなってしまう」

「うん。また、来よう」


 ロザとラーガは、町へと帰って行った。

読んでいただきありがとうございます(_ _)

番外編まだまだ続きますので、お付き合いいただけたらと思います。

よかったら、ブックマ、評価☆→★にお願いします!

また、その後も日常をお楽しみください(_ _)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ