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うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第2章
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39 黒瀬、本気を出す①

休みすぎましたね、、、すみませんm(__)m

 紅葉達が、ダンジョンに行って帰ってきた頃。

黒瀬は、ユーネリアと一緒にいた。


「紅葉さん!」

「えっ!?あっ!!ユーネリア!?どうして?」


 そこには、レギランスに連れ去られたユーネリアが黒瀬と一緒にいたのである。

それは、つい数時間前のことだった。





「さて、、、。困りましたねー。1人取り残されてしまいました。魔界ですからねー。そう簡単には、出ませんよね?ん?」


 黒瀬はブツブツ独り言を言いながら、考え事していると、ユーネリアが、女の人と歩いていた。

ユーネリアは、ちょうど、シェネルと一緒に、買い物に行ってその帰りだった。


「あれは、ユーネリア様ではございませんか!?ユーネリア様を助ければ、紅葉様に、なんとお褒めにー。気配を消して、、、後を追いましょう…」


黒瀬は、2人の後を追って、アジトらしき建物へと入って行った。



◇◇◇


(ここは、、、ラべリスタ様達のアジト、、、ですね)


「今日もたくさん買いました。シェネルさん、ありがとうございます」

「これくらいたやすい事だよ。ここは、魔界だからね。他の魔族にちょっかい出されるのが目に見えてるからね。ついて行って正解だったよ」

「いったん、お部屋に戻ります」

 

 ユーネリアは、自分の部屋やと戻っていく。


「さ・て・と…。おい!そこにいるのだろう?なぜ、執事がここにいるんだ?」

「気づいていましたか…。さすがですね」


黒瀬は、姿隠しを解き、ニヤリと笑う。


「気配を消したつもりだったのだろうが、それは甘くないか?ここは、魔界だよ?」

「知っていますよ。わたくしには、嫌な空間ですがね…」

「空気はまずいものだと思うけど、私には心地いい」

「すみませんが、ここに長居は無用です。ユーネリア様をお迎えに上がりました。わたくしの主様が、ユーネリア様のお友達ですので」

「返さない…と言ったら?」

「力づくで返していただきます!」

(無用な戦いは避けるべきでしょう。が、ここで実力を行使しなければなりません)


 黒瀬は、シェネルに攻撃を仕掛けた。


―――――シャドウ・クラッシュ!!


シェネルは、その攻撃をヒラリとかわす。


(やはり、簡単にかわされますね…。この方は、初めて戦いますね…。祠に現われた方とは、違いますね…。少し探りましょうか)


黒瀬は、シェネルの攻撃、スキルなどに気をつけながら、攻撃を仕掛けた。

また、シェネルは黒瀬の攻撃を簡単にかわしていく。


「さっきから、全然攻撃が当たっていないが、ちゃんと狙っているのか?」

「おかしいですねー。ちゃんと狙っているのですが、当たらないんですよねー。さて、どうしたものか…」


シェネルが、飛んで空中で体勢がたてれないとき、黒瀬はそこにナイフを投げつける。


(この男!よんでいたのか!?このままだとやばい!!)


 その時、黒瀬の攻撃を阻止した者がいた。


「なーに、楽しそうなことしてんの?シェネル姉さん」

「パラディス!!いつからそこに?」

「これはこれは、パラディス様」


黒瀬は、パラディスにお辞儀をし、挨拶をした。


「なんでお前がここにいんの?」

「パラディス、質問に答えなさいよ!いつから、いたの?」

「凄い音がしたなと思って出て来たら、そこに執事がいたから、今日そこはぶっ殺してやろうと思ってよ!!」


パラディスは、黒瀬に攻撃をしてきた。


「おらー!!」


連射をしてくる攻撃に、黒瀬はヒラリとかわしていく。


「お前のそのスカした顔が気にくわねーんだよ!!」

「何のことでしょう…?わたくしは、いつもこの顔していますよ?」

「それが、気にくわねーんだ!!それに、今日のお前の動きがいつも違う気がするんだけど?」

「そうですか?まぁ、強いて言えば、今回は本気でぶっ潰しに来ていますゆえ、覚悟してくださいね」


 黒瀬は、ニヤリと笑った。





「何を言って…」


パラディスが、黒瀬の言葉に戸惑ってる間に、黒瀬はパラディスの背後にいた。


「…っ!?」

(こいつ、今何を!!)

「パラディス様、後ろががら空きでございますよ?」


黒瀬は、パラディスの耳元で言うと、パラディスは驚き、後ろを振り向こうとした時、


―――――――シャドウ・クラッシュ!!


パラディスは、黒瀬の攻撃を受け、地面に叩きつけられた。


「ぐはっ!!」

「少々、大人げなかったでしょうか?ですが、お嬢様のためですので、すみませんが、子供だからと言って、手加減はできませんので、お許しください」


それを見ていたシェネルは、驚いていた。


(今、あいつ何をしたの?見えなかった…。あのパラディスが、背後をとられるなんて!?)

「くっ!な、何、調子こいてんだよ!!執事ーーーー!」


 パラディスは、黒瀬に向かっていくが、黒瀬には通用しない。

パラディスの攻撃が一切当たっていない。


「どうして…。どうして一回も俺の攻撃が当たらないんだ!!クソがぁぁぁ―!!」

「そんなに、当てつけでは、当たりませんよ?それに…」


黒瀬は、また、パラディスの背後に回り、耳元で囁いた。


「まだ、お分かりになりませんか?」

「な、、何を?」

「わたくしは、まだ本気を出していないのですよ?」

「っ!?」

(なっ!!祠の時は、当たっていたのに…。あの時は、ちゃんと攻撃も通っていたのに…。まさか!?)


 パラディスの表情が、変わった。


「やっと、お分かりになりましたでしょうか?」

「お前、あの祠の時は、本気は出していない。2分の1しか出していなかった。それに、あの女と仲間がいたから、守りつつ戦っていたから、本気ではなかった。と?」


黒瀬はニコリと笑いながら、拍手をした。


「ご名答です。少し、補足するとですね…」


そう言うと、黒瀬の表情が変わり、ニヤリと笑い、


「別に、あの時本気を出してもよかったのですが、、、。ただ、お嬢様にわたくしの本気を見せると、絶対に、『あなたが、本気を出したら、1人でも行けれるのではないか?』と。だから、あえてあの祠の時は、あまり本気を出していなかったのですよ。それに、あくまで、教育も兼ねていますので、教育もきちんとしていませんと、両親に怒られますゆえ」

「それは、知らねーよ!」

「あとですね。あんなところで、本気を出してしまいいますと、せっかくの祠が崩れてしまいますので」


パラディスは、黒瀬の言葉に唖然とした。


(あれで、本気ではなかった…。俺は、、、、、なめられていたのか…?こいつに?)

「さて、ここなら、本気で挑めそうです。お二人まとめてかかってきてもいいですよ?」

「クソッ!!これより、本気出すって…」

「パラディス…」

(こいつが、不気味な笑いをしたときは、終わりの時だ…。さっきから、こいつ笑ってるから、仕掛けてくる…)


 黒瀬は、手袋を黒に変えて戦闘モードに入った。


「さぁ、これより、レギランス狩りを致しましょう。全ては、お嬢様のために…」



読んでいただきありがとうございます。

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