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うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第1章
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04  クエスト・ドラゴンを倒せ!

ラーガは何やら気になっている様子。

 紅葉たちは、【エンゼルタウン】に来ていた。

何しろここエンゼルタウンには、山の山頂に【ブラキディアス】という竜が住んでいた。

街の人たちは、怯えながら住んでいた。

ギルドにクエストが来ていた為、長旅の末、来ていた。


「ってことで、作戦は以上ね。」


「絶対にあの竜を倒す!」


「では、山頂に向かいましょう。」


また、作戦を立て山頂へと紅葉たちは目指した。





―――――紅葉たちは、山頂付近に来ていた。


「サンダー・トルネード!!」


「ファイヤー・アロー!!」


「ふん!」


いろんな魔物を倒して、山頂へと登る。


「少しは、レベルがあがったらいいんだけどなぁー…。」


「これくらいのことで、あまりレベルが上がるとは思いませんが…。山頂に住む竜を倒すと、経験値がたくさんもらえるかと思いますが…。」


「そうだよねー…(汗)10なんぼほどしかもらえてないかも…。」


「でも、少しずつ魔物を倒しつつ上げると、レベルも少しずつだけど、上がるとは思うけど。」


「そうだね。ボスを目指して、攻略しないといけない。頑張らなくちゃ!」


 そう紅葉が言うと、黒瀬が水を指すように言う。


「お嬢様、頑張るのは評価致しましょう。ただ、どんくさい、天然。おバカとどアホなところがありますので、お気をつけてくださいませ。」


「いちいち、うっさい執事ね!」


「まぁまぁお2人さん、喧嘩はせずに、今は作戦を遂行しましょう。」


と、ピーロンが2人の間に入る。

紅葉は、少し頬を膨らませていたが、山の山頂を見る。



◇  ◇  ◇



――――――山の山頂。


4人は、山頂に着いた。

だいぶ、レベルも上がっている。


==================================

 クレハ

✳職業︰白魔導士

✳Lv︰30

✳HP︰3500

✳戦力︰2500

✳攻撃力︰2500

✳魔法力︰3500

✳防御力︰1500

✳回復力︰1500

✳命中︰1000

===================================


===================================

 ヒジリ

✳職業︰暗殺者アサシン

✳Lv︰48

✳HP︰5500

✳戦力︰6000

✳攻撃力︰5000

✳魔法力︰4500

✳防御力︰3500

✳回復力︰1000

✳命中︰2000

====================================


====================================

 セラティナ

✳職業︰弓使い(アーチャー)

✳種族︰エルフ

✳Lv︰30

✳HP︰3500

✳戦力︰4000

✳攻撃力︰4500

✳防御力︰3000

✳回復力︰2000

✳命中︰2000

=====================================


 紅葉は、黒瀬のステータスを見て、びっくりしていた。


「黒瀬のステータス…どういうこと?」

「これは、コツコツと、クエストをしたおかげということになりますかね。お嬢様みたいに、遊んでいたわけではないのですから。」

「おー、私だって遊んでいたわけでもないし!」


 紅葉は、意地を張ってそう言った。

4人は周りを見て、竜を探していた。

すると、黒瀬は何か感じたのか、急に、


「じっとしてください。何か来ます。」

「あぁ…。」


 黒瀬とセラティナは武器を構えていた。

 すると、頭上を大きな竜が飛んでいった。


―――――――ガルル…。


「大きい…。」

「お嬢様!!ひるまないでください。」

「分かってるわよ!みんな行くよ!」


 黒瀬、ピーロンは、ブラキディアスに向かって行った。

セラティナは、岩の上に飛び移り、黒瀬たちを援護していた。紅葉は、一番後ろで黒瀬たちの攻撃力、防御力を上げつつ、援護をしていた。


「ファイヤー・アロー!!」

「シャドウ・シュラッシュ!」

「みんな!!一旦下がってー!バリア・シルード!!」


紅葉は、大きなバリアを出した。


(この竜…。攻撃が強い!)


「お嬢様!大丈夫です。わたくしが、このドラゴンを倒してご覧に入れましょう。」


と言い、1人飛び出して行った。


「く、黒瀬!」

「私たちは、黒瀬の援護だ!」

「う、うん!」


 黒瀬は、ドラゴンの攻撃をヒラリとかわす。

攻撃がもう少しで、当たりそうな時に、ギリギリのところでも一瞬でかわす。


「まじかよ!?」

「黒瀬は、前からあーいうところがあるのよ。」

「だから、1人でも大丈夫だと言ったのか?通りで自信満々に言ったなと思ったんだよ…(汗)これ、私らいるか?」

「ほとんど、用無しですけど…。でも、援護くらいは出来ますしねー。」

「フンッ!!はー!」


 黒瀬は、技を繰り返していた。

ドラゴンは、ヒラリヒラリとかわす黒瀬に対して、怒っているかのように思えた。


―――――ガルル。


「まだまだ行きますよー!!」

「黒瀬…。鬼だな…。」

「まぁ、あれがあいつなんだよ…。」

「本性を現したか?」


 黒瀬の攻撃ぶりを見ていた紅葉たちは、少し呆れてみていた。


「これで終わりだー!!」


黒瀬は大技を出した瞬間、ドラゴンは最後の力を振り絞ったのか、黒瀬を狙ったのではなく、紅葉を狙った。


「なんで!?」

「お嬢様!!」

「紅葉!」


その時、


「サンダー・シールド!!」

「あなたは!?」


 1人の女の騎士がそこにいた。


「間に合ってよかった。」

「ラーガ!どうして?」

「なんとなく気になってはいたんだ…。」


ドラゴンの攻撃を防御しつつも、そう言った。


 数時間前に、ラーガは紅葉たちの動きを見ていたのだ。

 そして、ここ、山頂にまで追ってきていた。


「ラーガ、やっぱり私達の仲間になりたいんじゃないの?」

「そんなこと…。」


 ラーガは、ドラゴンの攻撃をはね返し、とどめを刺した。


ガルルーー。


「お嬢様、申し訳ございませんでした。」


 颯爽と黒瀬は紅葉のところへ来て、深々と頭を下げた。


「大丈夫よ。」

「ラーガ様、またお嬢様を助けて頂きありがとうございます。」

「ああ…。」

「ラーガ様が居れば、危ないところでもこのおドジで、ドアホーなお嬢様を守ってくださるとありがたいのですが…。」

「だが…、私には…。君たちを守る価値などない…。」

「妹さんのことですか?」

「…。執事、君にはなんでもお見通しなんだな…。

私には、双子妹がいたんだ。」


と、ラーガは話を続けた。



◇  ◇  ◇



それは、今から5年前のことだった。


ラーガの過去が明らかに!

誤字・脱字等あればお願いします。


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