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うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第1章
22/79

番外編:黒瀬の日常

ちょっと遊び心を添えて…

 黒瀬の日常は、紅葉達の朝食を作るところから始まる。

まず、5時頃には支度をし、キッチンに向かう。

その頃に、ピーロンと出くわす。


「おはようございます。ピーロン様」

「おはようございます。聖さん。朝食を作るのをお手伝いしますよ?」

「これはこれは、ありがとうございます。助かります」


 2人はキッチンへと向かう。

朝食が出来た後は、食卓へと運ぶ。

ちょうど、その頃には、セラティナやサラ、ラーガが起きてくる。

終わった頃には、ロザが眠たそうに起きてくる。

食べている頃に、黒瀬は紅葉を起こしに行く。


「お嬢様、起きてください。朝でございますよ?」

「んー…」


紅葉は寝返りをしながら、また、寝ている。


(全く…。お嬢様は、そういうところが…たまらなく、いじめたくなるのですよ?)


黒瀬は、ソーっと紅葉の耳元で、優しく囁く。


「お嬢様?起きないと…。襲いますよ?」

「ん!?」


 その言葉に、いつも紅葉は飛び起きる。

それを見て、楽しむ黒瀬。

いつも、それを見て、ニヤニヤしている。


「い、今…黒瀬、なんて言った?」

「何も言っていませんよ?ただ、早く起きないと、クロナ様に襲われますよ?って言ったんですよ?」

「わたくしを呼びましたか?」


 どこからともなくクロナが覗いてくる。


「うわっ!出たっ!」

「そんな…。お化けが出てきたみたいに言わないほしいですわね…」


 少し、シュンとしているクロナはそう言って、クローゼットに手をかける。

そこに、透かさず黒瀬は、クロナの手にフォークを押し当てる。


「んぎゃー!!」

「クロナ様?何をしてらっしゃるのですか?」


 痛みに耐えながら、もがき苦しむクロナを見て、ニヤリと笑う黒瀬。

それを紅葉は、朝から何を見せられているのだろう…と思いつつ、服に着替える。

その間に、2人は武器の投げ合いが始まる。


「全く黒瀬様は、紅葉様にくっつきすぎるのではございませんか?」

「わたくしは、あくまで、紅葉お嬢様の執事ですので…。お傍についているのは、あたりまえですよ」

「そんなのは、わたくしが許しませんわ!」


 黒瀬は、クロナの攻撃をヒラリヒラリと交わしていく。

そして、決着がつく。

クロナは、黒瀬が仕掛けている罠にはまる。

今日は、網に引っかかった。


「っ!」

「これで、懲りたでしょう?」

「こんなの反則ですわ!!ちょっと!待ってください。黒瀬様ー!?」


 黒瀬は、スタスタとその場から立ち去る。

その後は、紅葉に朝食を持っていく。

食べ終わった後は、片付けをして、ダンジョンやクエストに向かう。

何もないときは、町へと買い物に出たり、クエストの情報集め、図書館に行き、いろいろと調べ物をする。

執事の仕事はまだまだある。

昼食の準備、紅葉達のスケジュールの把握をその都度確認する。


(今日は、ラーガ様とロザ様がクエストに行っていますね。あのお2人は、本当に仲がいいですね)


1人、クスリと笑いながら、お茶を飲んでいる。

 

休憩は、きちんととる。

10時頃、15時頃とティータイムを取る。


「さてと、キリがよいので…。休憩を取りましょう…」

(このお菓子はお嬢様が好みそうですね…。今日は、特に何もありませんから、お菓子作りをすると致しましょう)


 その日は、何も予定を入れてはいなかった。

その時は、お菓子を作ったり、紅葉の衣類の洗濯物等している。


「お嬢様、少し最近、お太りなったように思います。ですが、指摘をすると、いろんな物が飛んできますからね…。あれでも、一応、気にするようなので、今日の夕食は、カロリーを落とすようなメニューに致しましょう」


 18時頃になると、紅葉達がギルドハウスに帰ってくる。

それまでに、夕食の準備に取り掛かる。

簡単な物、かつ、見栄えもいい物を作る。

キッチンに、ピーロンが顔を出す。


「聖さん、いつもお早いですね。わたくしも、何か手伝いますね」


 黒瀬とピーロンが、夕食を作っていると、ラーガ達が帰ってくる。

入浴したり、剣の稽古をしたりと皆、好きなことをしている。

夕食の準備ができた。


 食卓へと運び、皆で楽しく夕食を食べる。

皆が、寝静まった頃に、黒瀬は自分の時間を作る。

入浴したり、いろいろと身の回りの事をして、1日が終わる。


黒瀬の日常を書いてみました。

だいぶ、走り書きをしているので、変化と思います…。

楽しんで読んでください。


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