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うちのドS執事は異世界でも超最強  作者: 真皓 心
第1章
17/79

17  ギルドハウスを建てる!(資金を貯める)①

 紅葉達は、【コバリの森】から、セントラルに帰ってきていた。

また、いつもの日常に戻る。


「お嬢様…。朝でございますよ?起きてください」

「ん…。もう、朝?」

「はい、もう朝でございますよ。そろそろ、起きてください。今日は、クエストを全部、引き受けるつもりで、クエストを探すのですから…」

「んー…。めんどくさいわねー」

「また、そのようなことを言ってますと、ウサバードの餌にしますよ?」

「もう、それはやめて(汗)思い出しただけで、吐き気が…」


紅葉は、口に手を押さえてそう言った。

黒瀬、紅葉は、食堂へとおりていくと、セラティナ達が朝食を食べていた。


「おはよう、紅葉」

「皆、おはよう。早いわね」

「昨日、聖が言っていた、謎の組織【レギランス】の事について話していたんだ」

「その事について、話さなければならない…。今後のためにもね」

「四天王をどうこう言う話の前に、レギランスの事だ。あいつら、いったい…何を考えているのか分からない」

「だが、私はラーナを殺したあの仮面のかぶった男をやる!それが、私の復讐だ」

「もう少し、情報を集めたほうがいいですね」

「じゃあ、じゃんじゃん、クエストを受けまくって、情報を集めましょう!」


 紅葉達は、朝食を済ませ、クエストの掲示板を見に行った。

また、いろんなクエストがあった。


「あっ!そうだ。思ったんだが…。ギルドハウスを作ると言っていたが、そろそろお金はどうなんだ?」

「あっ…。忘れていたわ。黒瀬、お金はどうなの?結構集まった?」

「ええ、集まりましたよ?こないだの緊急クエストで、ある程度は入りましたし。アナン様も、喜ばれていましたので」

「いつだったか、あと1000万と言っていたが…」

「余裕で、超えていてますよ?ただ、もう少し、お金を集めないと、お城のようなギルドハウスを作る!と、言っていましたが、土地を買ったり、いろいろと段取りがございますゆえ…」

「そうなんだ…」


 紅葉は、そう黒瀬に言われ、がっかりした。


「大丈夫でございますよ。全て、この黒瀬にお任せください」


 黒瀬は、ニコリと微笑む。

ピーロンが、黒瀬に恐る恐る聞く。


「ですが、どうするのですか?土地といっても交渉が…」

「えっ?もう、その土地というのは買ってあります。何年、お嬢様の執事をしているとお思いですか?

まず、土地を買うのに3000万、まぁ、これでも安いほうですが…。仕方なかったのです。それから、大工を雇うのに、100万…、ギルドハウスを作るのに、1億くらいになりましょう」

「…っ!?そ、そんなに…。聖さんは、サラッと、そういうことを言って凄いですね(汗)」

(ギルドハウスを作るだけで、1億って…。いったい、どういうギルドハウスを作ろうとしているのでしょう…。怖いですね…)


 ピーロンは、ニコニコ笑いながら、サラッと言う黒瀬に、恐ろしくなっていた。


「ギルドハウスは、黒瀬に任していれば、なんとかなるからいいとして…。問題は、クエストよ!」

「なんでもいいから、クエストを受けまくって、【レギランス】の情報と、四天王の情報を集めなければならい」

「だが、ラーガやサラの話を聞くと、四天王は、仮面をかぶっているが、レギランスは、仮面もかぶっていない…。両方の目的はなんだろうか?」

「まったく、違う目的ではないだろうか…。情報が少なすぎるのもある。目撃証言はたくさん取れているみたいだが…」


 皆がそう話していると、アナンが話し掛けてきた。


「皆さん、お揃いですか?」

「アナンさん、どうしたのですか?」

「いえ、黒瀬さんから、ギルドハウスの事を聞きまして…。黒瀬さん達が、居たので少しお話をと思いまして…」

「これはこれは、アナン様。こんにちは。どうされたのですか?」

「黒瀬さんにご用事がありましたので、よかったです。ギルドハウスを作る場所のことなんですが、今、皆さんがいる前で言ってもいいですか?」

「構いませんよ?いずれ、話さなければならないのですから」

「では」


 アナンは、次々とこれまでの段取りのことを言った。

黒瀬以外皆は唖然としていた。


「…」

「黒瀬…」

「紅葉の執事、ほんとに段取りがいいなぁー」


 黒瀬以外、紅葉達は、関心していた。

黒瀬は、紅葉達の所を向いて言った。


「そうですねー…。あと、100万ルピーほど集めれば、目標達成なのですが…」

「どんだけのギルドハウスを作ろうとしてるのよ(汗)」

「それは、皆様のお部屋を作ったり、あとは、キッチンは広いほうがいいので、キッチンは広めに、といろいろと、自分で図面を書いているのです」

「えー…(汗)ほんとに、聖は凄いな…」

「何から何まで全部しているのか?」

「ええ、図面と建設は、わたくしも手伝いますので」


 黒瀬は、ニッコリと笑って、そう言った。


「黒瀬ばかり大変だろうから、私達にも手伝わせてくれないだろうか?」

「いいですよ。ただ、まず、お金をもう少し集めないと、目標金額にはいってませんからね」

「分かった」

「じゃあ、まず、大金を手に入りそうなクエストに行きまくるわよー!」


 紅葉達は、クエストの掲示板を見に行った。


○スパイラクネ

○ケルベスロト

○ブラキディアス

○サーペースト

○マルウネドラ

○オーク

○ゴーレム

○クラーケケ


等々、クエストがあがっていた。


「じゃあ、全部クエスト受けに行きますか?」

「本気で、言ってる?」

「体、壊れるぞ?」

「回復薬を、たくさん持っていけば、なんとかなるさ」

「では、お嬢様。最初は、どのクエストから行きましょうか?」

「面倒なクエストから、やっていくか。それとも、やりやすいクエストから、やっていくか?皆、どう思う?」

「うーん。やりやすいのから行ったら、後々、やりやすいんじゃないか?面倒なのは、ゆっくりやっていた方がいいんじゃないか?」

「そうしようかな?」


 紅葉達は、倒しやすい魔物からクエストを受けることにした。

ますは、オークを倒しに行った。


○オークを討伐せよ!


 とある村、南南東にある【サーバーン村】に、紅葉達は来ていた。


「こんなところに、オークはいるのか?」

「ここに、間違いないとは思いますが?」

「何もないし…」


 紅葉達は、辺りを見渡した。

村の人々は、ずっと、紅葉達の事を見ていた。

それを見た黒瀬は、村の人々に優しく、


「村の方、安心してください。怪しいものではありません」


 村の人は、恐る恐る家から出てくる。


「あなた方は、どうして、こんな何もない村に、来て下さったのですか?」

「こちらに、【オークを倒せ!】とクエストがあがっていたので、来たんです」

「それはそれは…。では、あなた方は、冒険者なのですか?」

「そうです」

「ここらへんには、オークは出ないのでしょうか?」

「村の外れの砂漠に現れます。よく、通っているので、村の者が襲われているんです」

「分かりました。私達に任せてください。では、皆、仕事よ。さっそく、行くわよ!!」


 紅葉達は、村の住人から言われた、サーバーン村から離れた場所へと向かった。





 紅葉達は、【サーバーン村】から、南南東にあるオークが目撃されている場所に着いた。

凄い砂嵐がふいていた。


「こんなところに、ほんとにいるのか?」

「言われていた場所は、確かこの辺りなはずなんだが…」


 紅葉達は、辺りを警戒していた。

すると、サラが何か異変に気がついた。


「…っ!皆さん、下から何か来ます!」


 この言葉に、武器を構えた。


ーーーキュルル!


ーーーガルル!


 紅葉達は、一斉にその場を交わした。


「なっ!なぜ、ムラデーラとオークが、戦っているんだ?」

「何か、異変が起きているのか…?」

「黒瀬、ムカデーラは本来ならば、西に多く生息しているのに、どうして、東側にいるんだ?」

「それは、またの調査のときに、調べると致しましょう。今は、あの魔物達を討伐するのが先かと…」

「じゃあ、行くよ!」


 紅葉達は、2匹を倒しにいった。

2匹を倒した瞬間に、他の魔物も出てきた。

オーク、ムカデーラが次々と現れている。


「なんで、こんなにも魔物が?」

「倒すまでだ!怯むな!!」

「お嬢様!どこかに、親玉がいるに違いありません。」

「皆、黒瀬の援護を!」

「ロザ様、すみませんが、わたくしと、一緒に来てくださいませんか?」

「うん、いいよ」


 黒瀬、ロザは、敵に突っ込んでいった。

紅葉達は、遠距離から攻撃をしている。

黒瀬、ロザは、交わしながら攻撃をしていた。

上からみると、赤く光っている目をしたオークがいた。

そのオークが、リーダー的存在なんだろう。

黒瀬は、ロザに合図をした。


(あれだな)

ーーーパン!


 ロザは、そのオークをよく狙って、銃をうった。

オークは倒れた。

その他のオークも、紅葉達によって倒された。

あとは、ムカデーラの群れを倒すだけになった。

その後は、瞬殺で倒すことができた。


◎オークを討伐せよ!(ついでにムラデーラを倒す)

→討伐完了





 紅葉達は、サーバーン村に戻り、討伐ができた事を知らせに行った。


「冒険者の皆さん、本当にありがとうございました」

「いえ、礼には及びません。また、いつでも言ってください」

「あのー…。すみませんが、少しお尋ねしたいのですが…。ここ最近、怪しい人達を目撃したことはありませんか?」


 村の人達は、皆、顔を見合って首を傾げていた。


「すみません…。そのようなお方は見たことがありません。お役に立てず…」

「いやっ。いいんです。ありがとうございました」


 紅葉達は、サーバーン村を後にした。

評価、ブックマークしてくださり、ありがとうございます。

また、誤字・脱字があればお願いします。

まだまだ、頑張って書きます。

楽しんで読んでくださると幸いです。


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