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異世界でも超能力で無双する  作者: 零門 十洲
異世界召喚の前に
4/14

女神による質問コーナーと召喚再開

 今回は、いつもより会話文が多めです。


 やっとハーレム要素が出せました。いつかガールズサイドの話を書いてみたいです。

 戦い終わった俺達は、さっきまで戦っていた空島部屋から出て最初にいた真っ白い部屋に戻った。


「そうだ!能力確認をしてみたらどうだ?自分より強い相手と戦うことによって、より多くの経験値を獲得することが出来るんだぞ!私位強い相手と戦って生き残ったのだから、相当な量の経験値を獲得しているはずだ!」

「ふーん、成る程な。それじゃ、確認してみるか。能力確認」



《特異技能》

 【剣創造LV7】UP!【範囲拡張LV6】UP!【異世界言語LVMAX】【飛剣術LV3】NEW!


《通常能力》

 【刀術・斬LV4】NEW!【体術・流LV2】NEW!【身体能力昇華LV1】NEW!【空間把握LV9】UP!【直感LV7】UP!【思考速度上昇LV7】UP!【思考分裂LV4】NEW!【脳内詠唱LV4】NEW!


《称号》

 【神童】【超能力者】【念動力者】【武術の達人】【極めし者】【元世界最強】NEW!【到達者】【常駐戦場】【神々の注目を集める者】【挑戦者】NEW!【神に挑む者】NEW!【神友】NEW!【戦神ファントの寵愛を受けし者】NEW!


 …何だこれ。能力のレベルが軒並み上昇しているし、何より新しい能力や称号を獲得している。それに、元々持っていた能力が進化している。多分だが、レベルが最大になったから進化したんだな。というか特異技能って後から増えるものなのか?後、称号の欄から【常勝不敗】と【不敗神話】が無くなっている。多分これの原因は、俺がファントに敗北したからだな。


「どうだったのだ!」

「元々持っていた能力のレベルが軒並み上昇して、何個かは進化していた。新しい能力や称号も獲得していた。というか特異能力って後から増えるんだな」

「そうだな!じゃあ、良い機会だから、私が能力について説明してやろう!何でも質問して良いぞ!」

「そうか、じゃあ一つ質問だ。俺達の能力っていうのは、誰がどうやって与えているんだ?」

「成る程、良い質問だな!まずそもそも能力というのは、資格と同じ意味合いを持つ!例えば、刀術をLV7以上で保有している事は、免許皆伝の資格がある事と同じ意味合いを持っているのだ!」


「では、誰が資格を認定し能力を与えているのか、それは世界自体だ!」

「世界自体?という事は世界が、俺達が能力を持つのに相応しいか判断しているわけか?」

「そういう事になるな!」

「つまり、世界自体にあらかじめそういうシステムが埋め込まれているという事か?」

「そうだ!埋め込んだのはこの世界を創った創造神様だ!」

「?お前の上にその創造神とやらがいるわけか?」

「その通りだ!まず創造神様が世界を創り、その創る過程の中で能力付与のシステムを埋め込む訳だ!」


「その後、世界に生命を創り、その世界を監視する役目として、私達のような、創造神より下級の神が送られるのだ!」

「ふむ、成る程な」


 何と無く分かってきた。つまり、こいつは世界が破滅しそうになったときのストッパー的な役割なのか。


「地球はどうなんだ?地球にも能力付与のシステムが入っているのか?」

「おお!地球か!実は、あの世界は能力付与のシステムは埋め込まれてはいないのだ!何故ならば地球は、能力付与のシステムが無くても世界は成り立つのか?成り立ったとして、一体どういう進化を遂げるのか?という事を調べる為の実験対象だからなのだ!」

「……ほう?成る程な、ようやく納得がいった。つまり、地球という世界は実験の為の世界で、その実験中に発生したイレギュラーこそが俺、というわけか」


 そして、イレギュラーを排除するために取られた措置こそが、異世界強制送還という訳だ。…結局、異世界召喚って俺のせいかよ。


「その通りだ!でもイレギュラーだからなんだ!折角異世界に召喚されたんだから、楽しまなければな!」

「……言われなくても解ってる。ま、一応ありがとな」


「いや、礼は要らんぞ!なんせ、私達はれっきとした()()()()()なのだから!」


 …………は?何を言っているんだこいつは?


「…お前は何を言ってるんだ?」

「?お前の称号にも書いてあっただろう?私の寵愛を受けているという事が!」

「まあ、書いてあったが、あれは加護的な意味での寵愛じゃないのか?」

「??お前が何を言っているのか、私には解らないぞ?」

「いや、何でだよ…。というかその前に、夫婦に成るには二人の合意が必要だろうが」

「な?!そんな落とし穴があるとはな……!だが、問題無い!お前が私の事を好きになれば良いだけの話だろう!おいお前、私を好きになれ!」

「馬鹿か、お前は。せめて言うにしても、もっと言い方あっただろうが」


 というか、そもそも俺の何処に好きになる要因があったんだ?タメ口だし、戦いでは負けてるしで、全然格好良い所を見せられてないと思うんだが?


「何故、私を好きにならないんだ!」

「いや、その言い方だとむしろ嫌われると思うぞ」

「な?!も、もも、も、もしかして、わ、私の事、嫌いになったりしてないか?!」

「大丈夫だ。まあ、好きでもないがな」

「本当か?良かったぁ」


 っ!………今の泣き笑いは、反則だ。不覚にもちょっとドキッとしてしまった。……というか、本当ならこんなラブコメみたいな事してる暇はないんだがな。


「どうしても、私の事を好きになってくれないのか?」

「…ああ、どうやっても無理だ」

「…そうか。なら諦めよう!今はな!いつか必ずお前の方から告白させてみせるぞ!」

「はっ、上等だ。お前こそ、首長くして待ってろよ。いつか必ずぶっ飛ばすからな」

「っ!の、望む所だ!」


 …そういえば、何か忘れている気がするな。……なんだっけか?


「あっ、召喚だった」

「ん?………ああ、そんなのもあったな」

「いや、不味いだろう。もう召喚始まっているかも知れないぞ?」

「む、それはないぞ!私を誰だと思ってるんだ?!」

「ああそれは、ごめん。でも、急がないといけないんじゃないのか?」

「むむむ。貴様まさか、私と居たくないからそんなことを言っているのではないな?」

「そんなことはないぞ、お前と居たくな「お前じゃない!」い訳じゃ、…は?」

「だから!私はお前と言う名前ではない!ファントと呼べ!」


 急に何を言い出すかと思えば、そんなことか。


「…ああー。ファントはちょっと言いづらいから、ファンで良いだろ。じゃあファンも俺の事、名前で呼べよ」

「解った、……剱崎?で、良いのか?」

「……良いんじゃないか?…俺は知らないけど。じゃあ、元の話に戻すぞ」

「解った!そう、召喚の事だが剱崎がある能力を習得してくれたら認めよう!」

「……そのある能力というのは何なんだ?」

「フッフッフ、その能力というのはな、ズバリ!念話だ!」

「ああ、念話ならもう習得しているぞ」

「な?!嘘をつくな!」

「嘘じゃないって、『ほらな?』」

「?!どうやって習得したんだ?!」

「念力で俺の考えている事を相手に飛ばしてるんだ。解ったら、簡単だろ?」


 あ、そういえば、異世界に召喚されるんだから自分の能力を隠したりする能力を持っておいた方が良いな。


「あ、後、召喚される前にお願いがあるんだが。自分の持っている能力とかを偽ったり、隠したりする能力ってあるか?」

「ああ、偽装の事か?あるにはあるが、それがどうした?」

「いや、出来たらで良いんだがその能力を俺にくれないか?代わりに俺に出来る事なら一個だけ、何でもしよう」

「何だと?!何でもというのは本当に何でもなんだろうな?」


 食い付きが尋常じゃないな。ちょっと引くぞ。


「あ、ああ、そうだ。言っておくが、俺の出来る事だからな?」

「……むむむ、悩むな!…ああそうだ、ほしいのは偽装だったな!くれてやろう!」

「ああ、ありがとな」

「………むむむ、願いが決まらん!もう良い、決まったら剱崎に念話する!そうだ、後、剱崎にあげた戦闘力自動調整型自律式戦闘人形は、直るまで私が預かっておく直ったら連絡するぞ!」

「了解だ、じゃあ早速送還してくれ」

「解った!ではまた会おう!」

「ああ」

 

 俺は目も開けていられないほどの光に包まれていった。…また会おう?

 最後までご覧になって下さり、ありがとうございます。やっと、主人公が異世界召喚されました。


 次からは、能力確認の際、変化したものだけを書くようにします。

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