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介護職の手記  作者: 初任者
4/4

無限定☆雑章3

次項は施設での実際の業務について。時系列的に前後する故に余の記憶が鮮明な有料老人ホーム清掃について書くがその前にいくつか。

義務内容の定義が事実上ない

のは一般企業の営業や総務なども同じかも知れない。

だが決定的な違いもある。

一般企業の業務は抽象化ないし定型化されていて、それらが任務結了、利潤実現へと体系付けられる。

これに対し介護では。

雑多な業務。たとえば身体介助(食事、排泄、入浴、移乗…)、生活支援(炊事、洗濯、清掃…)、それと並行して記録、会議、施設管理(掲示物その他の飾り付け、レクリエーションや季節行事の準備、草むしりなど)…

これらが抽象的な理念…

利用者の尊厳保持…生活の質(QOL)と日常生活動作(ADL)の維持…に関連付けられる。

特定の状況…たとえば全体会議で本社や支店からの要求が伝えられるときなど…以外では売上や利潤が直接には目的とならない。

もうひとつの違いは。売上確定、製品ないし工事の完成などの「節目」が基本的にはないことである。これは後項でまた書く。

ただ本項の最後に書くのは。

現場では

介護職とは人の心に寄り添う職である」

などという類の文学的な擬似規定が幅を効かせていて余がここまで書いた議論は顧みられない。

ことに密室然としたグループホームではそうなのであるが。

まずは有料老人ホームから書く。


この項 了

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