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同伴出勤は蜜の味

客同士で余計な揉め事が発生しやすいため、現在は彼ら5人の同伴出勤については禁止とされています。

IF、もしくは禁止前の出来事としてお読みください。



 欲望都市シルバーバレーがにわかに活気づき始める夕方過ぎ。

 デパートの外壁に設置された大時計と共に、待ち合わせの目印として有名な双頭の獅子像が夕陽のオレンジに染まっていく。

 まるでそれを合図としたように、ゆっくりと周囲に集う人間の様相が一変した頃。

 御多分に洩れず、獅子像の傍らで落ち合う一組の男女がいた。



◇タッちゃんの場合



「ごめんなさい。待たせたかしら。」


 待ち合わせ時間から待つこと五分。

 姿が見えて急いだのか、早歩きで現場に到着した女性がタッちゃんへとお約束とも言えるセリフを紡いだ。


「いや……今、来たところだ。」


 それに対し、彼は軽く手を上げながら同様にお約束のセリフで返した。

 当然、嘘である。

 彼は待ち合わせの場合、常に三十分前には目的地に到着している男だ。

 そして、それは今日とて例外ではなかった。


「行きたいところはあるか?」


 艶やかに笑みを浮かべながら己の腕へと絡み付いてくる女性を、穏やかな色を湛えた瞳で見下ろし問う。

 無いと言われればそれなりに候補はあるが、まずは相手の希望を聞くことが先決だ。

 タッちゃんのフェロモン垂れ流しな視線に頬を染めつつも、彼女はしっかりとした口調でこう答えを返した。


「バーがいいな。

 ほら、随分前に一度だけ連れて行ってくれた地下にある。」

「……あぁ。」


 頷いて、彼は並ぶ女性の歩幅に合わせてゆっくりと歩き出す。

 抜群に記憶力の良いタッちゃんは、顧客の顔と名前は勿論の事。訪れた回数や日時、話した内容などその全てを覚えていた。

 欲望都市シルバーバレーにおいて、最高と名高いホストの実力は伊達では無いのだ。


 ちなみに、大半の女性はタッちゃんと同伴出勤する際、すぐに落ち着いた場所への移動を所望する。

 そうでもしなければ、逆ナンやスカウトなど多数の人間からひっきりなしに声をかけられてしまうからだ。

 例え周囲に見せびらかしたいタイプの女性であったとしても、デート気分を邪魔され辟易しない者はいなかった。


 さて。

 薄青色の間接照明でムーディーに雰囲気づくられた、どことなく敷居の高そうなバーへと足を踏み入れた二人。

 ツヤツヤと黒光りするカウンター席の端に並んで腰かけ、慣れた様子で一杯目を注文する。


「んっと、私はカンパリ・ソーダにしよっかな。」

「……ウォッカ・マティーニ。ステアではなくシェイクで。」


 タッちゃんがそうマスターに告げると、女性は彼の方を見て面白そうに笑った。

 軽く顔を向ければ、未だクスクスと含み笑いを続ける彼女と視線が絡み合う。


「意外とミーハーなのね。」

「……たまにはな。」


 女性の言葉でその挙動の意味を知り、彼もまた小さく笑みを返した。

 有名な映画の登場人物を真似た注文だったのだ。

 タッちゃんのセリフからも分かる通り、これは普段から愛飲しているものではなく、ふと思いついたから実行してみた、言わばシャレのようなものである。

 最高の美味さを追求するような真に酒好きの人間からすれば邪道な飲み方かもしれないが、仕事中の彼にとってはコミュニケーションツールのひとつでしかない。

 そしてそれは、数ある可能性の中で最上の効果を発揮し、互いの雰囲気を一気に打ち解けたものにした。

 カウンターの先で作業中のマスターの鮮やかな手付きを眺めながら、二人は会話を進める。


「でも、少し強いんじゃない。

 仕事の前なのに大丈夫?」

「この程度なら、どうということもないさ。」

「あら。

 ここはさすがと返すべきかしら?」


 言って、女性は再び微笑む。

 彼の言葉が強がりでないことは、連日の仕事ぶりを見ていればおのずと分かるというものだ。

 それからタイミングを図ったように並べられたグラスを手に取り、軽く鳴らしたタッちゃんと女性は束の間の恋人気分をしっとりと堪能するのだった。




◇リッちゃんの場合



「おう。」


 約束の時間から15分ほど遅れて、ようやく姿を現した一体のリザードマン。

 女性の目の前に立ったリッちゃんは遅刻に対して何ら悪びれる様子も見せず、ジーパンのポケットに両手を入れたまま横柄な口調でたった一言そう告げた。

 もし、同僚のスケルンあたりにでも見られていたら、また益の無い喧嘩が始まっていたことだろう。


「リッちゃん!」


 けれど、彼女はそんな彼に気分を害することもなく、逆に至極嬉しそうに微笑みを浮かべて駆け寄った。


「とっとと行くぞ。」


 さらに不遜な態度を重ねて、リッちゃんは顎を軽くしゃくり進む先を示したのち一人歩き出す。

 女性は慌てて彼の背中を追った。

 一見冷たくされているようだが、横に並んだ瞬間から彼の速度がほんの少しばかり緩められたことに気付いて彼女は心を温かくさせる。

 ホストでありながら客に媚びることも愛想を良くすることもしない彼だが、外では女性に道路側を歩かせないなど意外かつさり気ない心配りを見せるリッちゃんに傾倒する客は少なくない。


 それから歩くこと十数分。彼が訪れたのは、ごくありふれた居酒屋だった。

 紺色の暖簾をくぐり、古めかしい引き戸を開けて店内に入る。

 夕方過ぎという微妙な時間のためか、今は客の姿もまばらのようだ。

 勝手知ったるといった風体で、店員を待たず入り口傍の座敷席へと座り込むリッちゃん。

 その向かい側におずおずと腰を下ろす彼女へと、彼は無言でメニューを放る。


「ありがとう。リッちゃんは、いつものカラアゲ定食?」


 聞くと、テーブルにかったるそうに頬杖をついたリッちゃんが、小さく眉間に皺を寄せた。


「……分かりきった事、聞くんじゃねぇよ。」

「ごめんなさい。

 たまには他のものが食べたくなったりしないのかなって思ったの。」


 その言葉に、彼は今にもため息をつきそうな呆れた視線を返してくる。


「するわけねぇだろ。

 同じカラアゲっつっても、店によって全然味が違うじゃねーか。」

「え、あ。そっか。」


 今いち彼の主張は理解し辛かったが、もはや理屈ではないのだろうと女性は自らを無理やり納得させた。

 つつがなく注文も決まり、水を運んできた店員にそれを告げる。

 ほどなくして、それぞれの前に膳が運ばれて来た。


「あ、すごい。美味しい。」

「だろ。」


 最初の一口を含んですぐ、思わずといった風に零れ落ちた彼女の呟きにリッちゃんはニシャッと牙を見せて笑う。

 女性には彼のその少年のごとき得意そうな笑顔が悶えるほど可愛く感じられたが、それを当の本人に伝えることはなかった。

 言えば、機嫌が悪くなること必死だからだ。

 それから、リッちゃんは行儀悪くも箸で人を指しつつこうのたまった。


「つか、ここ。誰にも教えんなよ。

 無駄に客が増えて待たされでもしたら、面倒くせぇからな。」

「えっ。それって…。」


 もしかして、自分は特別扱いされているのだろうか、と女性はつい期待に胸を膨らませてしまう。

 だが、意味を尋ねようとするも、リッちゃんはそれきり視線を逸らして目の前の定食を片づけ始めてしまった。

 ただ、視界の先に映る尾の先だけがやたらと振られている事に気が付いて、それが彼の気恥ずかしい時の癖であると知っている女性は、ほんのりとその頬を朱色に染め微笑んだのだった。




◇スケルンの場合



「っべー、待たせちゃった!?

 ううーわ、マジごめんねーっ。気まぐれにバスなんか乗るんじゃなかったわー、もー!

 こぉれがまた時間ズレまくりでさぁーっ。何、バスっていっつもあんななの?

 それで、よく訴えられねぇよなぁー。逆に感心するわっ。

 っあー!にしてもオレってば、女の子待たせるなんて最っ悪!」


 待ち合わせ5分程前に到着したスケルンが、すでに彼を待っていた女性を見つけて相変わらずのマシンガントークをぶちかましながら駆けてきた。

 実質、遅刻はしていないのだが……彼的には彼女より遅く到着した時点でアウトらしい。

 女性はそんなスケルンを前に、ニヤリと笑いつつ彼の肩を叩いて言う。


「オーケー、オーケー。主張は分かった。

 じゃ、今日の同伴中の支払いは全部スケルン持ちって事で~っ。」


 彼の客である彼女も、中々ノリの良いタイプの人間だったようだ。


「マぁジでぇーっ!?

 しっかりしてんな、この節約上手っ。良い嫁になるぜー、ちくしょー!」


 オーバーリアクションを取りながらも、スケルンは意外にあっさりとそれを承諾する。

 実は、このやりとり。常の流れと言っても差支えなかった。

 待ち合わせの相手が女性である場合。彼はいつもその彼女の少し後に現れて、それを理由に自らが奢るような流れに持っていく。

 普段ならスケルンから詫びと称して自腹発言をするところ、すっかり慣れきった女性は敢えて自身から話を振った、という訳だ。


「あ。でも、さすがにレジェンズでの支払いまでは持ってやれないかんな?」

「そこは分かってるって。ありがと、スケルン。」


 にっこりとお礼の言葉を返す女性に、顔に手をやり大げさに仰け反りながら叫びだすスケルン。


「どわーっ、もーっ。なぜに、そんなにも良い女なんだっていうね!

 っだー、ヤバい!仕事忘れて口説いちゃうじゃーん!

 ダメダメ!もっと魅力控えて控えてぇー!」

「あはは、意味わかんないしー。

 ところで、スケルン。今日、どこ行くか決めてる?」


 女性に問われると、彼はピタリと奇行を止めて一般的なトーンで話し始めた。

 思考の切り替えは早い男だ。


「ん?あぁ、そうそう。最近すっげコーヒーの美味い喫茶店見つけてさぁ。

 好きだったよな、コーヒー?

 こっから近いし、どうかと思ってんだけど。」


 そう高い店を選ばないのは、奢る相手に気を使わせないためでもある。

 勿論、それすらも理解している女性に否やはない。


「おっ、いいねー。行こう行こう。

 そんでぇ。もし、微妙な味だったらレジェンズ行かずに家に帰っちゃおう。」

「いやいやいやいや、お嬢さん。

 同伴っつってすでに店に連絡してんのに、ぼっちで出勤とかソレどんな罰ゲームっすかーっ。

 ひどいわー。大概ひどいわー。」


 互いに冗談を交わしひとしきり笑い合った後、彼ら軽快な足取りで移動を開始した。

 何だかんだ言いつつ、彼女の味の好みまで完全に把握しているスケルンに死角は無い。

 向かった先の喫茶店で出されたおススメのコーヒーは当然の如く最高の評価を貰い、彼らは無事、二人揃ってレジェンズへと入店を果たしたのだった。




◇ドリーの場合



「あっ、いたいたっ。お待たせーっ。」


 待ち合わせの時間ちょうど。

 今か今かと待ち望んでいた可愛らしい音色が耳に響き、女性は声の聞こえた方へと視線を動かす。

 顔を向けた先には、満面の笑みを浮かべ、テッテッと懸命に駆けて来るドリーの姿があった。


「おふっ!」


 しょっぱなから萌え死にそうになった女性は、思わず地に膝をついて口を覆う。

 自らが与り知らぬ間に彼から調教されている女性たちは、ショタコンならぬ深刻なドリコンに陥っているのである。

 直後に現場に到着したドリーが、慌てた様子で彼女へと声をかけた。


「どうしたの、お姉さんっ!?

 具合悪いの!?」


 心配そうに空いている女性の手首を軽く握り、涙目上目使いで顔を覗き込む。

 ここに山田がいれば、またいらぬ事を考えて鞭打たれていたことだろう。

 追い打ちをかけられてしまった女性は、それでも何とか首を横に振ることで彼の問いに答えた。

 が、勿論。それでドリーが引き下がるわけもない。


「本当に?…だって、お姉さんふるえてるよ?

 本当に、大丈夫?」


 ちなみに、彼のこの素振りは全て演技である。

 女性の心境を正確に把握しているドリーが、彼女を心の底から心配するはずもなかった。


「……抱…ごほんっ、大丈夫。

 さ、行きましょう。」


 気を取り直し、女性はその場からすっくと立ち上がって彼に手を伸ばす。

 ドリーは始め不安そうな顔をして眺めていたが、すぐに差し出された手を柔らかく握りニパッと笑みを見せた。


「うんっ、行こーっ。」


 その無邪気な様子に一瞬にして再び悶えかける女性。しかし、今度はそれを気力で我慢する。

 どこに行くのかは事前にやりとりしたメールで決まっていたので、この場で問答することはない。

 傍目には親子のようにも見える二人は、とりあえずとして獅子像前を後にするのだった。



「えっと……どーお?」

「いいっ、すごくいいっ!可愛い!!

 もうそれ以外考えられないってくらい似合ってる!」


 ショッピングモールの一角。

 とあるショップの中で、選んで貰ったネクタイを締めて小首を傾げ尋ねるドリーに、女性は頬を紅潮させながら力説する。


「じゃあ、これにするっ。

 えへへっ、せっかくだから今日は一日これを着けてようかな。」


 当然、ネクタイの代金は彼女持ちだ。

 はにかみながらそう言うドリーを猛る想いのまま抱きしめたいのを堪えつつ、女性はだらしない笑みを浮かべて幸せそうに頷いた。

 その時だ。


「うふふ。実は、ボクからもプレゼントがありまーすっ。」

「えっ?」


 女性が驚いている間に、素早い動作で頭の草の中に手を突っ込み何かを取り出すドリー。


「はいっ、これどーぞっ。」


 言いつつ彼女の右手を取り、その小指に何かをはめた。

 己の手を自身の顔の前に持ってきた女性は、軽く目を見開いて呟くように言葉を発する。


「ピンキーリング?…うわぁ、デザイン可愛い~。」

「いつもボクを贔屓にしてくれてるお礼っ。

 気に入ってくれたら嬉しいなっ。」

「そんなっ、気に入らない訳ない!ありがとう!!」


 今まで彼女がドリーにかけてきた金額からすれば微々たるものだが、こうして稀にほんの少しでも還元することによって更に己から離れがたくさせるのが彼の常套じょうとう手段であった。

 こうして、ドリーの罠に嵌っていっていることを知らないまま、女性は大満足で今日の同伴を終えたのである。

 きたない。さすがドリーきたない。




◇パパンの場合



「ごめんなさい、待たせてしまいました?」


 かけられた声に、読んでいた本から視線を外してパパンは緩く横に首を振った。


「そんな、謝罪の必要なんてありませんよ。

 こちらこそ。時間通りに来ていただいて、ありがとうございます。」


 優しく穏やかに笑う彼に、女性もホッと安堵の笑みを溢す。

 ちなみに彼は約一時間も前から待ち合わせの場所に到着していた。

 人を待たせるという事が苦手な彼は、常に誰よりも早く現場へと足を運ぶ。

 他人のためなら己の苦労もいとわない、まさに聖人のごときマーマンであった。


「どこか行きたいところはありますか?」

「あはは、いつも通り真っ直ぐレジェンズで構わないですよぉ。

 パパンさんと歩いていると、時間がすぐ経っちゃいますから。」


 からかう様に笑ってそんなセリフを口にする女性へ、パパンは申し訳なさそうな顔を見せる。


「いつもすみません。僕のせいで。」

「えぇ?やだ、謝らないで下さい。

 だって、それがパパンさんじゃないですか。私は良いと思いますよ。」


 彼女の言葉をフォローと取った彼は、苦笑いまじりに礼を返した。


「ありがとうございます。

 それじゃあ、そろそろ。」

「えぇ、行きましょうか。」


 さて、そうして二人が歩き始めてほんの数分後のこと。


『ありがとうございましたー!』

「いえいえ、頑張って下さいね。」


 パパンは慈愛に満ちた微笑みで青少年たちに手を振り、道の先で待たせていた女性の元へと帰った。


「すみません、お待たせして。」

「とんでもない。ちょっと待つくらい、いくらでもします。

 でも、そんなに毎回お金を出していてパパンさん本人は大丈夫なんですか?」

「あぁ、はい。大丈夫ですよ。

 ……とは言え、昔は金額を現在より一桁多く払っていて、先輩に注意されたりもしたんですけどね。」


 情けなく笑って、パパンは軽く頬を掻く。

 今しがた彼が行っていたのは、募金である。

 彼は、己の目に入る募金という募金に必ず少なくない私財を投入していた。

 当然だが、パパンはそれを自己満足であると認識しているので、女性に対して同様の行為を強要する事はない。


 それから、再び歩き出して数分。

 今度はなぜか初老の男性にペコペコと頭を下げられているパパン。


「いやぁ、ありがとう。助かりました。

 都会にも心優しい青年がおるものですなぁ。

 あぁ、そうだ。ぜひ、何かお礼を……。」

「そんな、とんでもないっ。

 僕は当たり前の事をしたまでですので。」


 置き忘れと思わしき旅行鞄を発見した彼が、それを交番に届け出た。

 そして、ちょうど持ち主である老人が交番で事情を説明していた、という流れである。


「本当に、お礼なんて結構ですから。

 それでは、僕はこれで失礼します。」


 パパンは礼金を差し出そうとする男性に強く断りを入れ、女性を連れて足早に交番から立ち去った。


「常々、パパンさんて無欲ですよね。」

「そうでしょうか。自分では、普通のつもりなんですが…。」


 その後も、パパンは体調を悪くした人間を病院に運んだり、散らばった真珠のネックレスを拾い集めて渡したり、迷子の幼児の両親を探したりと様々な親切を繰り返し、本来ならば二十分ほどの道のりを三倍以上の時間をかけて到着したのだという。


「あの……せっかく同伴していただいてるのに、いつもいつも僕の勝手で振り回して申し訳ありません。

 でも、どうしても困っている人を前に放ってはおけなくて。」

「ふふ。いいんです、パパンさん。

 貴方と歩いていると、何だか自分の心が洗われるようでとても清々しい気持ちになれるんです。」


 レジェンズの良心パパン。

 彼は今日もまた、無意識に己の信者を増やし続けている……。



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