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ああ、むじょ~……

むかし、むかし、ある貧しい国から……

豊かな国へ。

沢山の人々が出稼ぎに行った。


しかし、大半は格下の劣った人種として見下され、奴隷が如く閉じ込められて、こき使われ、健康 被害を分かっていながら劣悪な環境で働かされて体を壊した者たちもいた。


その豊かな国は、同胞にすら惨い仕打ちを平然とするのが当たり前な国だった。


誰も責任を取らないし、心ある人たちもケンカをしてまで追求はしない。

だって、我が身が可愛いから。


格下 扱いされ、憧れていた先進国に幻滅、未来は ない。

だが、ようやく築き上げた脆い生活基盤を捨てられない。


いまさら貧しい故郷に帰っても、居場所もなければ食うアテもない。


そんな中、希望の光が差した。


あの貧しかった故郷が今、豊かになり始め、景気がよくなる中、労働力が必要となり、今ならば厚待遇で迎え入れてもらえると言うのだ。


しかし、それはワナだった。


真面目に頑張る出稼ぎ労働者の中からは成功者も出始めており、それを妬んだ有権者からの要望があったのだ。


政治家は有権者に弱く、官僚は政治家に弱い。


政府は貧しい国と手を組み、ウソの情報を流した。


マスコミ各社も協力し、全力で偽装 工作を手伝った。


実は、出稼ぎ労働者たちの故郷は貧しいまま。

いや、さらに貧しくなっていた。


故郷に到着すると、そこには、先進国で酷い目に遭わされた同胞が帰国すると聞いて、暖かく迎え入れようと待っていた人々がいた。


しかし、人々は同胞が持ち帰った生活用品を見て驚いた。


なんだ、コイツら!

俺たちよりも、良いモノ持ってやがる!


あわれ、希望を抱いて故郷に帰った人々は、財産として持ち帰った大切な生活 用品を全てむしり取られ、被 差別 階級として塗炭の苦しみを味わう羽目になったと云ふ。


───


件の先進国は その後、貧しくなり──


( `□´) 税金、取るなら金持ちから取れ!

( `Д´)/ アイツら、俺たちより良い生活してやがる!

( :゜皿゜) 許せねぇ!


……どこも似たり寄ったりであr

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