四話
修正入ってます
犬飼side
猿渡「そうか、、分かったもういい、、、そろそろ良い時間だ風呂に入ってこい。俺は先に夕飯をとっておく」
犬飼「は〜い」
うわぁ今の会話夫婦みたいだったなぁ、、、
、、、先輩やっぱかわいいよなぁ。怒ったり、呆れたり、、、そうういう顔しか見れてないけど、、、
今夜は先輩と同じベッドで、、、そういう雰囲気になってしまうかもしれない、、、まずいな、妄想が変態じみてきたな
早くシャワーを浴びよう、、、頭冷やさないとなぁ
猿渡side
アイツ遅いな?もう夕飯もとり終えてしまった、、、
特にすることもないし、、、暇だ
辰のところにでも行くか。
本当なら俺も泊まっていたはずの一つ上の、二年生が泊まっている階へ上がる。
たしか辰の部屋は階段を上がって突き当りだと言っていたな。
それらしい部屋は、、、あった。
俺は迷わずその扉を叩く。
蛇沢「は〜い、って若か」
猿渡「何だ俺じゃ不満か?」
俺がそう言うと辰は肩をすくめて首を振る。
猿渡「というか学校で若と呼ぶなといっているだろうが」
蛇沢「いやぁ、まあ今は同室も外してますし、いいじゃないすか」
そう言って辰はのらりくらりと笑う。
コイツはうちの組に代々仕えている蛇沢家の人間で、俺とはもう15年の付き合いになる。
サラサラな髪に細い目、明らかに怪しい男だ。15年たった今でもコイツの思っていることはよくわからん。
蛇沢「若、今日はどうしたんで?」
猿渡「いや、なに同室があの犬っころだからな。暇で暇で仕方なかったからきただけだ」
蛇沢「さいですか。それはいいんですが、同室のやつは大丈夫なんですか?」
猿渡「あん?犬飼か?メモおいてきたから大丈夫だろ」
一方その頃
犬飼side
妄想を抑えるのに時間がかかってしまった、、、
先輩はもう夕飯食べ終わってしまっただろうな、、、
犬飼「先輩、あがりましたよ、、、っていない!?
メモ?」
猿渡【辰のところ】
は?それだけっ?来いってことなのか?
まぁ蛇沢さんに先輩取られても困るし、行きますか。って蛇沢さんの部屋どこだよ!二階なのは間違いないんだろうけど、、、
探すか、、、
蛇沢side
猿渡「なぁ、じん〜。なんかしろよぉ。俺がひまだろぉ?」
蛇沢「んな無茶な大人しくしてろよ、、、」
猿渡「んぅ゛〜〜〜」
蛇沢「やめろ、ぐりぐりするな」
今どういう状況かと言うと私の腹に若がめり込んでいる。
このヒトほんとに人の好意に鈍感だよな、、、
今までもずっと思ってきたが、このヒトが私の主人じゃあなかったら普通に手だしてるからな?
しかも、このヒト気づいていないが犬飼君も相当、若のことが好きだよな。
一緒にいるときはいつも睨まれるんだが、、、
まぁ大人しく譲ってやる気もねぇしこのままでもいいか。
猿渡side
辰が黙ってしまった。暇だ、俺を放置するとは辰め、許さん。
そう思い俺は最大限の力で辰の足裏を押す。
蛇沢「いってぇ!!若!!!!」
猿渡「お前が俺を放置するから悪いんだ!!」
そう言って辰と喧嘩の真似事をしていたのだが、
猿渡「うわっ」
俺が足をもつらせてふたりともコケてしまった。
守ろうとしてくれた辰は俺の頭を抱えて覆いかぶさっている。
蛇沢「あっぶない、大丈夫すか?」
猿渡「大丈夫だとりあえずどいてく、、、」
犬飼「先輩?なに、してるんですか?」
そこには顔面蒼白と言った様子の犬飼が立っていた。




