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だいぶ変な奴。

ジス視点になります。

「俺の幼馴染が神様が女の子を連れてくるって言ってたから、お前ら森の見回り強化しとけーちなみに極秘な。ついでにもしほかの地区の奴らに見つかったら面倒だからお前らが先に見つけろよ」


「「はぁ?」」


 今でも衝撃だったな。団長が小隊長を集めて俺たちに話した日からだいたい2週間たった今日も俺は休日返上で森の見回り。


「まさか団長が神様信じてると思わなかった」


 今日はウエスト地区とノース地区の間の森の担当をすることになってる。この森は好きで休日に来る。団長の話があった日も俺はこの森の担当だった。今日は森の生き物が騒がしい気がする、いつものようにお気に入りの川に向かった。


「女の子?」


 かわいらしい女の子がいきなり倒れてる?眠ってる?感じで現れた。


「まじかよ。まだわかんねぇから様子見だな」


 見た目は15か6できれいな顔をしてる、色が白いな。どっかの地区から来るのはおかしいが、たまに子供が目を盗んで遊んでるから今度から見回りを強化しないとだめだよな。違う今はそんなことはどうでもいい問題はこの女だ。何があって現れたかわからなかった。


「あ……起きた」


 そいつはきれいな目を大きくさせてすごく動揺してた。どこに向かってるかわからんが歩き出した、森が騒がしかった理由はこいつか。もーすぐ1時間か。


「そろそろ団長に報告しておくか、これを団長に頼む」


 連絡用に連れている鳥に団長への手紙を託した。


「……ってかここどこだよぉ!!!」

 

 うるさっ。声かけるか。


「お前は誰だ!」


「やっと人に会えたーー!……え?」


 きれいな顔なのにもったいない気がするのは俺だけか?こいつ大丈夫か?それから少し話して名前はアリスで23歳とかいうし苗字あるし獣人見慣れてないみたいだなこいつで間違いない。最初から間違いなかったけど。あいつがこちらを気にしてみてる、走り出した。笑える。


「お前バカだろ。俺狼だぜ?」


「神様仏様お母さま。私に力をくださいな!!」


 お母さまって。そうとう変な奴がきたもんだな。


「お前本当にバカだろ?……って!お前なにしたんだよ!」


 走りなれてるはずの森で俺がこけた。俺がこけた。むかつく本気出す。


「魔法が使えるなんてあり得ない。お前は本当に何者なんだ?」


 すげー疲れた。こいつちっちぇな。首根っこもって浮くってやばすぎだろ。もしこいつが魔法使いなら話は変わるかもしれないな。自分で飛んできたかほかの魔法使いに飛ばされたか。こいつなら後者だな。ペコペコしだした。こりゃ小動物だな。


「最初からそうしてくれ。無駄に疲れる。お前は魔法使いなのか?」


 うるさい。失敗したかも……うるさくなった。ダメだ。俺じゃどーにもなんねぇ。


「お前、もう余計なこと考えるなよ。話は戻ってからだ、また逃げられたらたまったもんじゃない」


 さっきも思ったけど軽いな。


「魔法が使えるやつを拘束具なしでどう運ぶんだよ。走るからな。その口塞げよ」


 残念で変な奴を見つけてしまった。

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