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今日からここで。

 これからどうなっちゃうのかと思ったけど、何とかなりそうでよかった。明日からこれまでと違う生活になるんだよね。もう戻れないのかな?


「ジス!帰ったらアリスの歓迎会するから、俺とルイは買い出しに行ってくる!先に帰ってて!!」


「歓迎会?わかった。ルイこれ買い物の足しにしとけ」


「わかりました。ありがとうございます。アリスさん、今日は特別にお酒を飲んでいいですからね」


「皆さんありがとうございます。お酒!!楽しみにしてます!」


 楽しみ!!お酒が飲めるなんて……幸せです!ここのお酒はおいしいかな?


「こっちだ」


「はーい!」


 今頃みんなどうしてるのかな?なんか、今までいろいろあって考えてなかったけど心配してるよね……いつも呑んでた友達はさみしくしてないかな?会社の仕事はいつも前倒しにやってたからそんなに急いで人を増やさなくてもいいと思うけど、困らせてるよね……


「おい。どうした?」


「すいません。ちょっと考えてたら落ち込んでしまいました」


 やばい、あからさまに落ち込んでしまった。ジスさんにまで心配をかけてしまった。


「あー。もうすぐ着くから無理すんなよ」


「はい……」


「ここだ」


 うん。でかい。そうだよね……宿舎だし結構人住んでそう。


「ジスさんお帰りなさい!あれ?後ろの方は?」


「ただいま。こいつを保護したから当分第3小隊であずかることになった」


「アリスです!よろしくお願いします!!」


「「あっ……よろしくお願いします!!」」


 リビング?広間?結構な広さがあることろに通された。3人が談笑してた。邪魔しちゃったかな?


「1階はこの広間とキッチン、あと風呂と洗面所、トイレがある。2階に個人の部屋がある場所は後で説明する」


 もうちょっと観察させてくれてもいいのに。後でゆっくり見て回ろ。ちょっジスさん早い……


「置いていくぞ。お前の部屋は俺の隣な、なんかあったら声かけろよ」


「ありがとうございます。ちなみに何人くらいここに住んでるんですか?」


「隊員は13人、料理人が2人住んでる。たまに掃除のばあさんがくる。ここだ、お前の部屋」


「結構少ないんですね。お部屋ありがとうございます!」


「あぁ。少し休んでろ、また呼びに来る」


「はい!」


 階段上がってすぐがジスさんの部屋でその隣が私ね……覚えた!でも、今度扉になんか付けよ。みんな一緒で間違えちゃいそうだし。さて……お部屋チェック!!


「え……ふつうすぎ」


 ベットに勉強机?にクローゼット。いたって普通。思ったより広いくらいかな?


「疲れた……」


 さっきも考えてたけど夢じゃない。ここの人たちも景色も全部私がいたところと違う。何もかもが違う。生活を考えるのに必死になってたけどあり得ないことを体験して、これから生きてくことを考えると不安でしかない。


 私頑張るから……

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