ここどこだよ。
なんとなく書いていけたらな。温かい目で見てやってください。
いつからこうしているんだろう。森それとも林?
「……ってかここどこだよぉ!!!」
あっ鳥が一斉に飛んで行った。……すまん。
何時間たったんだ?放置プレイすぎる……どこ見ても木だし草だし緑だし、誘拐?あーーなんか考えるのも疲れてきた。でも、こんなとこに居たくない!
「お前は誰だ!」
「やっと人に会えたーー!……え?」
私の前にはそれはそれはきれいな毛並みをした狼?狐?が言葉を発しておりました。
「うそでしょーー!!」
「うるさい!これ以上森の奴らをビビらせるな!」
いったん落ち着こう。言葉は通じる、ここがどこだかわかっている=この辺の人?動物?よし落ち着け、ここを出てから忘れてしまおう。
「すいません。テンパっちゃって。ここはどこですか?なんで動物が話すんですか?」
やばっ。テンパりすぎて変なことまで聞いちゃった。こりゃおわた……
「てんぱ?まぁいい。ここはウエスト地区とノース地区の間の森で俺はセンター地区から森の見回りで来ている騎士のジスだ。ちなみに狼な。お前は誰だ。素性のわからない奴をここに置いていくわけにはいかない、一緒に来てもらおう」
よくわからないけど。やばい人な気がする。逃げるか……でも、狼から逃げられる自信はない。しかも地区が方角とかウケる。笑うな私。命の危機だ。
「私は23歳の雨宮アリスです。私を見逃してはもらえませんか?」
「アメミヤアリス。苗字があるということは、王国の人間か?23……せめて15か16歳ってところだろう。そんなに見栄を張るな。そのうち大人になる。見逃すのは却下だ」
ん?15歳?そう言われればいろいろ小さい?
「うそだーー!!」
鳥よ……すまん。もう私は落ち着いてはいられない。サイズは小さくなるし、王国とか。苗字なしも日本じゃないことも理解した。ただ小さくなったってことは今まで生きてきた努力は無かったことになるのかしら。
「こんなんヒドっんんんーー?!」
「だからそんなに意味もなくでかい声だすな!お前強制連行な」
落ち込む私を痛い目で見ないで、ってか人型?にもなれるのね。イケメンすぎ!耳だけ狼とか……かわいいでしょ!そんなこと考えてる場合じゃなかった。ここがどこだか知らんが馴染むしかないようです。23歳雨宮アリスは15歳のただのアリスになります。
お母さん、お父さん、愉快な仲間たちよ……私アリスは君たちと会えないことよりも小さくいなったことにすごくショックです。戻れたら戻れるように頑張ります。