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正面から

最近ユウ達のステータスを書いていないことに気づいた私氏…


(新しい作品を書くことがあったらステータスなんてめんどくさいものは書かないようにしよう…{戒め&一敗})

ユウ達が勝手に開いた門を出る。


そこは地面は荒れ果てて少しばかりの草しか生えておらず、所々に苔むしていたりボロボロになったレンガや元々は立派な建築物であったであろう瓦礫が散らばっている。

そしてユウ達が出てきた門は、風化して尚、存在感を放ちつづける灰色の砦、その砦の3つある門の内の真ん中の門だった。


青龍は西陽を背にこの古戦場跡に佇んでいる。

その身は青い鱗に包まれており陽の光を反射してキラキラ光っている。


空は、西を除けばその全てが、稲光走る黒雲に包まれており、不穏な雰囲気を演出している。

稲光が走り雷鳴が轟く。

そして青龍は吠える。


「GYAaaaaaaaa!」


腹の底に響くような重低音の声。


「ヤベェ…ボスっぽい…」


そんなことを言ったのはユウだ。


「決戦って感じで俺は好きだな。こういう感じの」


シンもユウに賛同する。



「人を待たせるとはなかなかなっておらんな!

これでも色々と用事があるのだ。

すぐ終わらせるぞ!」


そう言って青龍は赤い目を光らせる。


………


「「「「「「喋れんのかい!」」」」」」


思わず全員がツッコミを入れる。

最初に吠えたら、それは普通喋らないと思うでしょう?


「うるさい!ここは青の試練!本来ならば力がどれほどのものが見るだけだが……30分も待たされた私は気分が悪い。さっさと失せろ!」


青龍がそう叫び口を大きく開け息を吸い込む。


その時ユウ達の目の前にとある表示が出てきた。


〈ユニーククエスト

“青龍の試練”が開始されました〉

〈ユニーククエストEX

“青龍の怒り”が開始されました〉


「うわっなんだこれ?というか今表示されてると見づらい!」


ユウは目の前に出てきたクエストの表示を消しハンマーを構える


「ユニーククエスト?クエストじゃなくて?」


リンはそう言いながら背中に背負っていた弓をいつでも使えるように準備する。


「戦闘始まったっぽい」


マイは杖を青龍の方に向けながら帽子を深くかぶる。


「先手必勝ってことで行ってきます!」


ハナは左方向に向かって走り出す。

その両手には刀が握られている。


「ところで…あれってブレスだよね?ハナは助かるとしても俺らはどこに逃げるの?失せろ(強制&物理)なんて聞いてないんだけど」


シンは槍を構えることもせずぼやいている。

白衣がバタバタと風に揺れる。



タローはどこかに消えていた。



青龍の口から光が漏れる。


「ユウ!どうする?」

「どうするって言ってもなぁ…俺には打つ手がないしリンにもないだろ?」

「うっ…まぁそうなんだけど。なんかないの?」


ユウ達は事前情報なしでここにきているので当然龍のブレス対策なんてものはしていない。


「私がなんとかするよー」


そう声をあげたのはマイだった。


「魔力圧縮…魔法効果上昇…範囲拡大…追加詠唱は…してる時間ないか…〈エクスプロージョン〉待機〈フレアブラスト〉待機…」


マイの目の前に魔法陣が二つ現れる。

マイはMPポーションを飲んだあと作業を続ける。


「〈レイキャノン〉待機…マジッククリエイト、魔法合成」


マイの前に展開された3つの王級魔法陣が集まり、重なり、形を変えて一つの魔法陣になっていく。


「マイ?なにをやらかすつもり?」


リンが恐る恐る聞く。いや、本当は分かっている。目の前の明らかに破壊のみを追求しそうな魔道師のことだ。なにをやるかは聞くまでもなくわかっている。わかっているのだけれど聞かずにはいられなかった。


心の準備というやつである。


「何って、もちろんブレスを真正面からぶち抜くだけに決まってるじゃん」


魔女の服を風にはためかせ杖を魔法陣に向かって掲げているマイはハツラツとした笑顔で答える。

その答えがとんでもない脳筋だと彼女は気づいているのだろうか…


それと同時に青龍がブレスを吐く。


そして青龍がブレスを吐くと同時にマイの魔法が完成した。


「帝級魔法…〈竜の咆哮(ドラゴニックロア)〉」


青龍の口から出た広範囲に渡る赤い炎の波。

それらは地面に根ざす全てを蹂躙しこちらは進んでくる。


しかし、それらはマイの放った青白い熱線によって一瞬にて真っ直ぐに切り裂かれる。


切り裂かれた炎の波はユウ達の左右に着弾しその場を赤々と燃やす。


炎を切り裂いたマイの熱線は


「なかなかやるではないかぁぁあああ」


青龍の首元に当たり、当たった部分の鱗を炭化させていた。

青龍は怒りの声を上げる。


「貫通くらいすると思ったんだけどなぁ…もうマナ切れですー。タローくーん。ヘールプミー」


マイは大の字に倒れタローの名を呼ぶ。


「では安全な場所へ連れていくでござる」

「「いつからいた⁈」」


そこにはいつのまにかタローが立っていた。


「ちょっと他の門の中を探け…いや、調査していたでござる…それで面白いものが…「GAaaaaaa!!」

あっそろそろ攻撃が来そうでござるよ。では拙者はマイ殿を避難させるでござる!」


そういうとタローはマイをお姫様抱っこして軽々と砦の上へと上がって行った


「……なんだあれ」

「ユウ!ボーっとしてない!次くるよ!」


リンはそう言いながら矢を放つ。


しかし矢は青龍の鱗に弾かれた。


「ちょっと風が強いな…」


リンは風を知るために周りを見渡す。

しかしそこへ青龍は岩を飛ばして攻撃してきた。


「リンこそボーっとしてたら危ない!アーツ〈パリングアッパー〉!」


ユウは青龍がリンとユウを狙って飛ばした岩を砕いていく。


「ご、ごめん!」

「いいから!リンは早く砦の上に!」

「わかった!」


ユウは岩をテンポよく砕いていく。


「タンクが欲しいな…」


ユウはそうぼそっと呟く。


タンクとは一般的に防御力が高く敵の攻撃から味方を守るプレイをする人たちを指す言葉だ。

別名、盾職。


ちなみにユウ達、パーティ【虹の翼】にはタンクは一人もいない。

アタッカー×3排斥×1生産職×2である。

生産職が戦えないとは言わないがステータスの都合上苦しいものがあるのも確かだった。



ユウの頬を岩が掠める。

礫が足を掠める。

血は出ていないがダメージエフェクトが付いている。


「痛いな…俺がせっかく引きつけてるんだから早く攻撃してくれないかな…」



ーーーー



戦闘開始の瞬間ハナは走り始めた。


そして青龍がブレスの予備動作をする頃には青龍の左側に回り込んだ。


そして青龍がブレスを吐くと同時に走り出す。

気づかれないように、視界に入らないように。


走り出した瞬間ブレスを閃光が切り裂き青龍の鱗を焼いた。


「負けてられないね!」


青龍が岩をユウ達に向かって飛ばしている間にハナは駆ける。


「はぁっ!」


跳躍しながら右手に持った刀で青龍を斬る


ーキンッ


金属音のような音を立てて刀は弾かれる。


がハナは弾かれることを利用して飛び上がる。


「〈魔纏術〉!はぁあっ!」


ハナをもやっとした独特のオーラエフェクトが包む。

そして振り下ろされた左手の魔力を纏った状態の剣は青龍の鱗に深い傷をつけた。


「アーツ〈エリアルザッパー〉!」


左手の剣で切り裂いた勢いをそのままに空中で体を捻りアーツを発動させる。


アーツの光を纏った右手の刀が青龍に当たった瞬間、そのアーツが始動する。


8連撃


空中で独楽のように4回転しながら一箇所を両手の武器で切りつけるアーツ、それがエリアルザッパー。


ハナに切りつけられた青龍の身体は少し抉れていた。


「GYAAAAAaaa!」


青龍が暴れ出す。

その長い体を使った薙ぎ払いや無差別な火球による攻撃。

その全てがユウ達にとっては致命傷になりうる攻撃。


だがハナには当たらない


ハナは跳躍し薙ぎ払いを避けつつ両手の刀で青龍の鱗をすれ違いざまに抉り取る。

岩が無数に飛んでくれば、それらの岩を踏み台にして空中を舞う。

火球はその人外じみた機動力の前では意味をなさず、当たることはない。


そしてハナは青龍の首元の炭化した部分へ強力な一撃を叩き込む。


「アーツ〈エリアルザッパーダンス〉」


身体を回転させつつ繰り出される8連撃、その後逆方向に回転させながらの6連撃、そして飛び上がりつつの二刀による切り上げからの重量による加速を使った振り下ろし。


計16連撃のスキルで〈エリアルザッパー〉の上位アーツだ。


ちなみに切り上げまでがアーツで最期の振り下ろしはハナがアーツのシステムアシストを使わずに行ったものだ。なので実質18連撃となっている。


アーツを使い終わったハナはスタミナとマナの回復のために一旦砦前まで撤退する。



「ぐぬぬ…やるではないか…だがそんなものは効かんぞ!」



青龍はそう言うと空に飛び上がった。



「えーとこれはー?」


突然のことにユウ達は口を開けてポカーンとしている。


「耐久ターン?」

「「「砦の中に閉じこもるってのは?」」」


マイ、シン、ハナ、リアル引きこも勢による迫真の意見


「砦…天井ないよ…」


リンの非情な言葉に敗れる。


「嘘だろおい…」


空を見上げると何十という数の火の玉がこちらに飛んでくるのが見えた。


「リアル弾幕ゲーとか笑えない冗談…おい、誰か!ボムもってこい!ボム!抱え落ちは許されない!」

「隊長!これはスペルプラクティスなのでボムは実装されていません!」

「なんだと…あのピエロ弾幕じみたトラウマ的な配置の火の玉をどうやって避ければいいんだ…」


シン怒涛の現実逃避も虚しく


「よし!あれ撃ち落とすよ!」


リンの号令が響くのだった。


「閃光弾とか効かないかな?」

「モン○ンかよ」

「人間打ち上げタル爆弾なんてどう?」

「じゃあお前が弾な」

「やっぱなんでもないです」






モン○ンは3edから初めて、4でやめました。

3edの時はよく数少ない友達と裏世界でガンランスバトルしたものです…

ぶしどー?えりある?なにそれおいしいの?


私はハンターが超人になりすぎてるのは反対ですよ!

操虫棍でぴょんぴょんしてるくらいが丁度いいのですよ!


ちなみに、そんな私は大剣使い。

ほんとは片手剣を使ってサポート役がやりたかった…


でもパーティ組む友達なんていなかったんですよ…グスン…

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― 新着の感想 ―
[一言] 野良パーティーで身勝手に遊撃できると楽ですね
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