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再びのガンテツ

ガンテツ回…いやユウ回です

「もう、限界なのか?」


「いえ、まだまだいけます!」


「よし頑張れ!」


「うおぉぉぉぉおおお」


今なにしてるかって?


ガンテツ式ブートキャンプその二だよ


「もう限界なのか?」


「いえ、まだまだいけます!」


「よし頑張れ!」


「うおぉぉぉぉおおお」


今俺は

腕立て伏せしてます

なんでも鍛えないとろくに

剣も鍛えれないからという理由らしい


ガンテツさん曰く


「生きるもの皆いつかは成長の壁にぶつかるもんだ。俺の身長がこれ以上伸びないのと同じように。だがそれでも逃げ道に行かず努力を続けることでいつかはその成長の壁を越えることができるのさ。スキルも身体能力もいつかはそういう時が来る。それだからこそ魔物を倒すという方法以外でも身体を鍛えないといけないのさ。それでも俺の身長は伸びなかったがな。ガハハハ」




要約すると



レベルが上がるとステータスもスキルレベルも上がりにくくなるけど体を動かして、リアルと同じように鍛えることで各種ステータスアップが図れるよ



ということだろう



「もう限界なのか?」


「いえ、まだまだいけます!」


「よし頑張れ!」


「うおぉぉぉぉおおおレャァァァ」



奇声をあげているが気にしないでくれ


かれこれ200セット以上やって疲労値が限界を迎えても根性で堪えている状況だから



「もう限界なのか?」


「い、いえ、まだ、まだ、や、れます」


「よし頑張れ!」


「ふんぬりゃぁぁぁあああ」



やばい。ガンテツさんはこちらが無理というまではストップをかけるつもりはないらしい

1セット腕立て伏せ50回だ

現実でやったら筋繊維ぶちぶちに切れて後遺症残るんじゃないかな

やばい。とうとうHPが減り始めてきた


やばい。街の中でデスとか話にならん


やばい。やばいとしか言えなくなってる俺の思考能力がやばい


よしもうやめよう


「もう限界なのか?」


「は、い。も、う限界、です」


「じゃああと10セットやったら終わりにしよう」


「ドルゥワァァァァアアアアア」




地獄であった


ポーションをがぶ飲みしステータスを見る


「おぉ、筋力が10上がってる」


普通筋トレしてから日が経って回復することによって筋力がつくものなのだが


これがゲームクオリティ


そしてこの体を鍛えるイベントでしか

ステータスを上げることはできないということがわかっている。



なんせこの前見つからないように筋トレしたからな



「それにしても20セットで1上がるってのはなかなかハードだな」


「ユウ、よく頑張ったな。お前みたいに根性あるやつは好きだぜ。まぁ流石俺の弟子といったところか。ほらこれ飲め、疲れが抜けるぞ」


*スキル 根性 を取得しました


ガンテツさんはそういって茶色いビンを投げて渡してきた


「ありがとうございます。師匠!」


味はリ○Dだった



そして疲労値が回復したのにはビックリした


「気に入ったか?特製の栄養ドリンクだ。欲しかったら俺の名前を使ってザックっていう錬金ギルドのやつに欲しいって言えばもらえるだろう。あくまで特製だからな他のやつに教えるんじゃねぇぞ」


本当師匠はいい人だな。

色々無茶させるけどアフターフォローはしっかりしてるから安心できる。スキルも手に入ったし


「わかりました。師匠」


「よし。じゃあ槍10剣10だ」


「了解です」



カンッカンッ



「もうちょっとまっすぐ振り下ろさんか」



カンッカンッ



「もうちょっと弱めに叩け。少し雑だぞ?」



カンッカンッ


「そろそろ水の中に突っ込め。

この色が大事だ。」




ーーーーーーーーーーーーーーーー



「すまんな手伝ってもらって。ほれ」


そういって師匠は麻袋を投げてきた


「こんなにもらっていいんですか?」


「指導料はもうとらんよ。でも弟子なんだから掃除はしていけよ」


ありがとうございます。師匠


「ついでにこの鉱石とってきてくれ、あとこの薬草も。薬草はザックに渡してくれ。その金に報酬が入ってるからよろしく」



前払いってことかよ!



「了解しました。いってきます」


「おう、気をつけろよ」


そんな会話をしてから俺は

鍛冶ギルドを後にした



流石に断れないよな

だって40000yenだからな


街の人と挨拶を交わし

値切り交渉し


門番の人と挨拶を交わし

少し鍛錬に付き合ってもらってから


北の山へと向かった



ここはそれなりに東西南北の中で難易度が高く(二番目)

レベル上げに来る人はいないような場所だ

普通に取れる素材もあまりないし


スキル 採掘 を使い鉱石を集める


カンッ

カンッ

カンッ

カサカサ


「ん?」


変な音がしたので振り返ると


10匹はいるだろうか、アリ型のモンスター

ビックアントがいた


「うわぁ……キモい」


そんな感想が思わず口から出る

いや昆虫がダメなわけではない

Gが出たらしっかり倒せる度胸はある


だけどここまでデカイとね


「引くわー」


ビックアントが襲いかかってくる

こいつのドロップはアーマーなんかの素材に良かったはず。あとレアドロップの[ビックアントの酸]をシンにあげたらなんか作るかな


そんなことを考えながら俺の中でこいつらを倒すことは決まっていた

いや囲まれて逃げるに逃げれない状況だし

それにステータスも上がったしね!


「「キシャー」」


ビックアントが二体飛びかかってくる


左右から来たので前へ三歩進み

左足を軸に回転しながらアーツを放つ


「アーツ クラッシュ」


左のビックアントへハンマーを振るう

そして反転して右のほうへと振るう


「あと8匹、いや12匹はいるな」


このあたりは勘だが、俺の勘は当たるので問題ない


走り 攻撃をかわし 反撃する

転がり 反撃

アーツを使い攻撃

攻撃反撃回避回避

ハンマーを振り下ろし

振り上げる

回転しながら打ちつけその反動で逆回転

ジャンプはしない

地面を這うように歩く

そして最後の一体にとどめを刺した


「やったか?」


そして作業に戻る


ツルハシを振るう

振るう

振るう

振るう

振るう

折れる


「うわ…やっちまった。

弁償しなくても怒られないけどなんか悪いな」


とりあえず薬草をとって街へ帰ることにした


帰りました



門番の人に挨拶をし

街の奥様方と井戸端会議をして

タローを引き連れ…


タロー⁈


「お願いしたい事があるでござる」

「いつからっ?で何の用?」

「クナイと手裏剣を作って欲しいのでござる」

「おい、それでいいのか?」

「なんでござるか?」





「刀は要らないのかって聞いてるんだよ」



「ハッ…流石ユウ殿でござる。もちろんいるでござるよ。大事なところを見落としていた…

ニンジャ失格だ…」


「おーい、素がでてるぞ。あと鎖帷子もいるだろう?」


「わかってるではないか」


「金額はゴニョゴニョ」

「なんと…少し待って欲しいでござる…

そうなると毒薬の方をケチるとするでござる」

「お主も悪よなぁ」

「「はっはっはっは」」


この取引によってシンにとばっちりが行くことになるのだった







腕立て伏せのところでトンボが飛ぶ風景が見えた方


このネタわかってくれると嬉しいです

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